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公開番号
2025113631
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024007891
出願日
2024-01-23
発明の名称
無段変速機
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
F16H
9/24 20060101AFI20250728BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】チェーン切れを防いで最低限の走行性能を確保する。
【解決手段】無段変速機は、プライマリプーリとセカンダリプーリとに巻き掛けられ、複数のエレメントからなるチェーンを有する。前記複数のエレメントは、第1係合部を備える第1エレメントと、第2係合部を備える第2エレメントと、を含んでいる。前記複数のエレメントの何れも破断していない前記チェーンの正常状態において、前記第1係合部と前記第2係合部とは互いに離れる。前記複数のエレメントの何れかが破断している前記チェーンの異常状態において、前記第1係合部と前記第2係合部とは互いに接する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
入力軸に設けられるプライマリプーリと、
出力軸に設けられるセカンダリプーリと、
前記プライマリプーリと前記セカンダリプーリとに巻き掛けられ、複数のエレメントからなるチェーンと、
を有し、
前記複数のエレメントは、第1係合部を備える第1エレメントと、第2係合部を備える第2エレメントと、を含んでおり、
前記複数のエレメントの何れも破断していない前記チェーンの正常状態において、前記第1係合部と前記第2係合部とは互いに離れ、
前記複数のエレメントの何れかが破断している前記チェーンの異常状態において、前記第1係合部と前記第2係合部とは互いに接する、
無段変速機。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の無段変速機において、
前記複数のエレメントは、複数のリンクプレートと、前記複数のリンクプレートを互いに連結する複数のジョイントと、からなり、
前記複数のリンクプレートは、前記第1エレメントである第1リンクプレートと、前記第1リンクプレートに前記ジョイントを介して連結されて且つ前記第2エレメントである第2リンクプレートと、を含んでおり、
前記第1係合部は、前記第1リンクプレートの厚み方向に突出する第1凸部であり、
前記第2係合部は、前記第2リンクプレートの厚み方向に突出する第2凸部である、
無段変速機。
【請求項3】
請求項1に記載の無段変速機において、
前記複数のエレメントは、複数のリンクプレートと、前記複数のリンクプレートを互いに連結する複数のジョイントと、からなり、
前記複数のリンクプレートは、前記ジョイントを収容する第1開口部を備えたメインプレートと、前記第1開口部よりも大きく形成されていて且つ前記ジョイントを収容する第2開口部を備えたサブプレートと、を含んでおり、
前記第1係合部は、前記第1エレメントである前記サブプレートに形成されている前記第2開口部の内周面であり、
前記第2係合部は、前記第2エレメントである前記ジョイントに形成されていて且つ前記内周面に対向する外周面である、
無段変速機。
【請求項4】
請求項1~3の何れか1項に記載の無段変速機において、
互いに通信可能に接続されるプロセッサおよびメモリを備える制御システムを有し、
前記制御システムは、目標変速比と実変速比との差分が閾値を上回る場合に異常信号を出力する、
無段変速機。
【請求項5】
請求項1~3の何れか1項に記載の無段変速機において、
互いに通信可能に接続されるプロセッサおよびメモリを備える制御システムを有し、
前記制御システムは、実変速比が最小変速比を下回る場合、または実変速比が最大変速比を上回る場合に、異常信号を出力する、
無段変速機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、無段変速機に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
無段変速機は、入力軸に設けられるプライマリプーリと、出力軸に設けられるセカンダリプーリと、を有している。また、無段変速機は、プライマリプーリとセカンダリプーリとに巻き掛けられるチェーンやベルトを有している(特許文献1-3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-188692号公報
国際公開第2018/142525号
特開2006-250236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、無段変速機のチェーンは十分な強度を備えているが、万が一、チェーン切れが発生した場合には車両走行が不可能となる。このため、チェーンを構成する複数のエレメントの何れかが破断した場合であっても、チェーン切れを防いで最低限の走行性能を確保することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示によれば、無段変速機は、入力軸に設けられるプライマリプーリと、出力軸に設けられるセカンダリプーリと、を有する。前記無段変速機は、前記プライマリプーリと前記セカンダリプーリとに巻き掛けられ、複数のエレメントからなるチェーンを有する。前記複数のエレメントは、第1係合部を備える第1エレメントと、第2係合部を備える第2エレメントと、を含んでいる。前記複数のエレメントの何れも破断していない前記チェーンの正常状態において、前記第1係合部と前記第2係合部とは互いに離れる。前記複数のエレメントの何れかが破断している前記チェーンの異常状態において、前記第1係合部と前記第2係合部とは互いに接する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、複数のエレメントの何れかが破断しているチェーンの異常状態において、第1エレメントの第1係合部と第2エレメントの第2係合部とは互いに接する。これにより、チェーン切れを防止することができ、最低限の走行性能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の一実施形態である無段変速機を備えた車両の一例を示す図である。
図2は、パワーユニットおよび制御システムの一例を示す図である。
図3は、無段変速機を示す図である。
図4は、電子制御ユニットの基本構造の一例を示す図である。
図5は、チェーンの一部区間を側面側から示す図である。
図6は、図5のVI-VIに沿ってチェーンの一部区間を示す断面図である。
図7は、チェーンの正常状態と異常状態とを比較して示す図である。
図8は、チェーンの正常状態と異常状態とを比較して示す図である。
図9は、異常検出制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。
図10は、本開示の他実施形態である無段変速機が備えるチェーンの一部区間を側面側から示す図である。
図11は、図10のXI-XIに沿ってチェーンの一部区間を示す断面図である。
図12は、チェーンの正常状態と異常状態とを比較して示す図である。
図13は、チェーンの正常状態と異常状態とを比較して示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一または実質的に同一の構成や要素については、同一の符号を付して繰り返しの説明を省略する。
【0009】
<実施形態1>
<パワーユニット>
図1は本開示の一実施形態である無段変速機10を備えた車両11の一例を示す図である。図1に示すように、車両11は、エンジン12、トルクコンバータ13、前後進切替機構14および無段変速機10からなるパワーユニット15を有している。パワーユニット15の後輪出力軸16は、プロペラ軸17およびデファレンシャル機構18を介して車輪19に連結されている。なお、図示するパワーユニット15は、後輪駆動用のパワーユニットであるが、これに限られることはなく、全輪駆動用または前輪駆動用のパワーユニットであっても良い。
【0010】
図2はパワーユニット15および制御システム20の一例を示す図である。図2に示すように、エンジン12は、スロットルバルブ21およびインジェクタ22等を有している。スロットルバルブ21およびインジェクタ22を制御するため、スロットルバルブ21およびインジェクタ22には、エンジン制御ユニット23が接続されている。また、無段変速機10や前後進切替機構14等を制御するため、パワーユニット15は電磁バルブ等からなるバルブボディ24を有している。バルブボディ24にはオイルポンプ25が接続されており、オイルポンプ25から圧送された作動油はバルブボディ24を経て無段変速機10等に供給される。また、バルブボディ24を介して無段変速機10等を制御するため、バルブボディ24にはミッション制御ユニット26が接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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