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公開番号2025074803
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185860
出願日2023-10-30
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人弁理士法人創光国際特許事務所
主分類G16H 20/00 20180101AFI20250507BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】ユーザが考えている依存による日常生活への影響度が、実際の影響度とどの程度乖離しているのかを特定できるようにする。
【解決手段】情報処理装置1は、ユーザの携帯端末2の使用実績を示す使用実績情報と、ユーザの所定行動の行動状況、ユーザの感情又はユーザの健康状態に関する情報であるユーザ情報と、ユーザが申告した、ユーザの携帯端末2の使用によるユーザの日常生活に対する影響度である自己申告影響度を示す自己申告情報とを取得する取得部131と、取得した使用実績情報が示す使用実績と、取得したユーザ情報とに基づいて、ユーザによる携帯端末2の使用によるユーザの日常生活への影響度を特定する特定部132と、取得した自己申告情報が示す自己申告影響度と、特定した影響度との比較結果を出力する出力部134と、を有する。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの携帯端末の使用実績を示す使用実績情報と、前記ユーザの所定行動の行動状況、前記ユーザの感情又は前記ユーザの健康状態に関する情報であるユーザ情報と、前記ユーザが申告した、前記ユーザの前記携帯端末の使用による前記ユーザの日常生活に対する影響度である自己申告影響度を示す自己申告情報とを取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記使用実績情報が示す使用実績と、前記取得部が取得した前記ユーザ情報とに基づいて、前記ユーザによる前記携帯端末の使用による前記ユーザの日常生活への影響度を特定する特定部と、
前記取得部が取得した前記自己申告情報が示す前記自己申告影響度と、前記特定部が特定した影響度との比較結果を出力する出力部と、
を有する情報処理装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記特定部は、前記自己申告影響度と、特定した前記影響度との比較結果に基づいて、前記ユーザによる携帯端末の使用に対する依存度を特定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記ユーザの携帯端末の使用に対する依存状態を改善するための複数の改善方法のうち、前記特定部が特定した前記依存度に対応する改善方法を選択する選択部をさらに有し、
前記出力部は、前記ユーザの携帯端末に、前記選択部が選択した改善方法を示す情報を出力する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記取得部は、前記ユーザの携帯端末の使用に対する依存状態に対する理解度を示す理解度情報又はその改善に対する意欲度を示す意欲情報をさらに取得し、
前記選択部は、前記特定部が特定した前記依存度と、前記取得部が取得した前記理解度情報が示す前記理解度又は前記意欲情報が示す前記意欲度とに基づいて前記ユーザの携帯端末の使用に対する依存状態を改善するための改善方法を選択する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記特定部は、前記自己申告影響度と、前記特定部が特定した前記影響度との差が所定量以上であることを充足すると、前記依存度を高める要因として特定する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記取得部は、複数の日時それぞれに対応する前記使用実績情報、前記ユーザ情報、及び前記自己申告情報を取得し、
前記特定部は、前記複数の日時それぞれに対応する前記使用実績情報が示す使用実績と前記ユーザ情報とに基づいて、前記複数の日時それぞれに対応する前記影響度を特定し、
前記出力部は、前記複数の日時それぞれに対応する前記自己申告影響度と、前記特定部が特定した前記影響度との比較結果を含む比較履歴情報を記憶部に記憶させ、前記記憶部に記憶された複数の比較結果に基づいて、時間の経過に対して、前記自己申告影響度と前記特定部が特定した前記影響度との差が小さくなっているかを判定し、当該判定の結果に対応する前記ユーザの携帯端末の使用に対する依存状態を改善するための改善方法を選択する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記取得部は、前記ユーザの携帯端末において実行される所定のゲームの使用実績を示す前記使用実績情報と、前記ユーザが申告した、前記ユーザの前記所定のゲームの使用の前記日常生活に対する影響度である自己申告影響度を示す前記自己申告情報とを取得し、
前記特定部は、前記使用実績情報が示す前記所定のゲームの使用実績と、前記取得部が取得した前記ユーザ情報が示す前記ユーザの前記所定行動の行動状況、前記感情及び前記健康状態の少なくともいずれかと、に基づいて、前記ユーザによる前記所定のゲームの使用による前記ユーザの日常生活への影響度を特定し、
前記出力部は、前記取得部が取得した、前記自己申告情報が示す前記ユーザの前記所定のゲームの使用の前記日常生活に対する影響度である前記自己申告影響度と、前記特定部が特定した、前記所定のゲームの使用による前記ユーザの日常生活への影響度との比較結果を出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータが実行する、
ユーザの携帯端末の使用実績を示す使用実績情報と、前記ユーザの所定行動の行動状況、前記ユーザの感情又は前記ユーザの健康状態に関する情報であるユーザ情報と、前記ユーザが申告した、前記ユーザの前記携帯端末の使用による前記ユーザの日常生活に対する影響度である自己申告影響度を示す自己申告情報とを取得するステップと、
取得した前記使用実績情報が示す使用実績と、取得した前記ユーザ情報とに基づいて、前記ユーザによる前記携帯端末の使用による前記ユーザの日常生活への影響度を特定するステップと、
取得した前記自己申告情報が示す前記自己申告影響度と、特定した影響度との比較結果を出力するステップと、
を有する情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータを、
ユーザの携帯端末の使用実績を示す使用実績情報と、前記ユーザの所定行動の行動状況、前記ユーザの感情又は前記ユーザの健康状態に関する情報であるユーザ情報と、前記ユーザが申告した、前記ユーザの前記携帯端末の使用による前記ユーザの日常生活に対する影響度である自己申告影響度を示す自己申告情報とを取得する取得部、
前記取得部が取得した前記使用実績情報が示す使用実績と、前記取得部が取得した前記ユーザ情報とに基づいて、前記ユーザによる前記携帯端末の使用による前記ユーザの日常生活への影響度を特定する特定部、及び、
前記取得部が取得した前記自己申告情報が示す前記自己申告影響度と、前記特定部が特定した影響度との比較結果を出力する出力部、
として機能させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、特に中学生や高校生がインターネットゲームに費やす時間が長くなり、日常生活に支障を来す、いわゆるゲーム依存が社会問題化しており、こうした状態は「ゲーム行動症(依存症)」と定義されるに至っている。また、「ゲーム行動症」は2022年1月にWHO(世界保健機関)が発行した「ICD-11(国際疾病分類の第11回改訂版)」に正式採用されている。
【0003】
携帯端末上のゲームに依存しているユーザについては、携帯端末の使用に依存する状態にもなっており、携帯端末の使用をコントールできないという問題も出ている。このような問題に対し、例えば特許文献1には、ユーザが使用するコンピュータにおいて実行される、監視対象とするネットアプリケーションが最前面で処理されている時間に基づいて、当該ネットワークアプリケーションの使用を制限するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-042873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、携帯端末の使用に依存しているユーザの中には、自身が考えている携帯端末の使用の日常生活への影響度が、実際の影響度と乖離しているユーザが存在しており、このようなユーザに対しては、認知行動療法に基づく治療を行うことが好ましい。しかしながら、従来のシステムは、監視対象とするネットワークアプリケーションが最前面で処理されている時間に基づいて当該アプリケーションの利用を制限するにとどまり、ユーザが考えている携帯端末の使用の日常生活への影響度が、実際の影響度とがどの程度乖離しているのかを特定できないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ユーザが考えている依存による日常生活への影響度が、実際の影響度とどの程度乖離しているのかを特定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様に係る情報処理装置は、ユーザの携帯端末の使用実績を示す使用実績情報と、前記ユーザの所定行動の行動状況、前記ユーザの感情又は前記ユーザの健康状態に関する情報であるユーザ情報と、前記ユーザが申告した、前記ユーザの前記携帯端末の使用による前記ユーザの日常生活に対する影響度である自己申告影響度を示す自己申告情報とを取得する取得部と、前記取得部が取得した前記使用実績情報が示す使用実績と、前記取得部が取得した前記ユーザ情報とに基づいて、前記ユーザによる前記携帯端末の使用による前記ユーザの日常生活への影響度を特定する特定部と、前記取得部が取得した前記自己申告情報が示す前記自己申告影響度と、前記特定部が特定した影響度との比較結果を出力する出力部と、を有する。
【0008】
前記特定部は、前記自己申告影響度と、特定した前記影響度との比較結果に基づいて、前記ユーザによる携帯端末の使用に対する依存度を特定してもよい。
【0009】
前記情報処理装置は、前記ユーザの携帯端末の使用に対する依存状態を改善するための複数の改善方法のうち、前記特定部が特定した前記依存度に対応する改善方法を選択する選択部をさらに有し、前記出力部は、前記ユーザの携帯端末に、前記選択部が選択した改善方法を示す情報を出力してもよい。
【0010】
前記取得部は、前記ユーザの携帯端末の使用に対する依存状態に対する理解度を示す理解度情報又はその改善に対する意欲度を示す意欲情報をさらに取得し、前記選択部は、前記特定部が特定した前記依存度と、前記取得部が取得した前記理解度情報が示す前記理解度又は前記意欲情報が示す前記意欲度とに基づいて前記ユーザの携帯端末の使用に対する依存状態を改善するための改善方法を選択してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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