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公開番号
2025074648
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185607
出願日
2023-10-30
発明の名称
通信デバイス
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20250507BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】クラウドサーバからの指示に従った処理を実行可能な通信デバイスであって、再起動を伴う処理が改善される技術を提供すること。
【解決手段】MFP1は、第1管理サーバ3からの指示を受信したことに応じて、その指示に従った処理を実行可能である。第1管理サーバ3から受信した指示に従った処理が、自身の再起動を伴う処理であった場合、MFP1は、再起動する前に、第1管理サーバ3から受信した指示に対する最終的な通知である更新有り通知や再起動あり通知を、第1管理サーバ3に応答し、再起動した後に、再起動の前に第1管理サーバ3から受信した指示に対する通知を、第1管理サーバ3に応答しない。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
クラウドサーバからの指示を受信したことに応じて、前記指示に従った処理を実行可能な通信デバイスであって、
前記クラウドサーバから受信した前記指示に従った前記処理が、前記通信デバイスの再起動を伴う処理であった場合、
前記通信デバイスを再起動する前に、前記クラウドサーバから受信した前記指示に対する最終的な通知である最終通知を、前記クラウドサーバに応答し、
前記通信デバイスを再起動した後に、再起動の前に前記クラウドサーバから受信した前記指示に対する通知を、前記クラウドサーバに応答しない、
ように構成される通信デバイス。
続きを表示(約 4,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載する通信デバイスにおいて、
前記クラウドサーバとMQTTプロトコルで通信可能であり、
前記クラウドサーバからの前記指示を、MQTTプロトコルで受信し、
前記クラウドサーバから受信した前記指示に従った前記処理が、前記通信デバイスの再起動を伴う処理であった場合、
前記通信デバイスを再起動する前に、前記クラウドサーバから受信した前記指示に対する前記最終通知を、MQTTプロトコルで前記クラウドサーバに応答し、
前記通信デバイスを再起動した後に、再起動の前に前記クラウドサーバから受信した前記指示に対する通知を、前記クラウドサーバに応答しない、
ように構成される通信デバイス。
【請求項3】
請求項1に記載する通信デバイスにおいて、
ファームウェアをアップデートするファームアップデート処理を実行可能に構成されており、
ファームウェアをアップデートした場合に、前記通信デバイスを再起動するように構成されており、
前記クラウドサーバから受信可能な前記指示には、ファームウェアのアップデートを示すファームアップデート指示が含まれ、
前記クラウドサーバから受信した前記指示が前記ファームアップデート指示であった場合、
前記ファームアップデート指示に従った処理として、前記ファームアップデート処理を実行し、
前記ファームアップデート処理に基づいて前記通信デバイスを再起動する前に、前記ファームアップデート指示に対する前記最終通知を、前記クラウドサーバに応答し、
前記ファームアップデート処理に基づいて前記通信デバイスを再起動した後に、再起動の前に前記クラウドサーバから受信した前記ファームアップデート指示に対する通知を、前記クラウドサーバに応答しない、
ように構成される通信デバイス。
【請求項4】
請求項3に記載する通信デバイスにおいて、
前記クラウドサーバから受信した前記指示が前記ファームアップデート指示であった場合、
最新のファームウェアがインストールされているか否かを判断し、
最新のファームウェアがインストールされていなければ、
前記ファームアップデート指示に従った前記処理として、最新のファームウェアにアップデートする前記ファームアップデート処理を実行し、
前記ファームアップデート処理に基づいて前記通信デバイスを再起動する前に、前記ファームアップデート指示に対する前記最終通知であって、再起動することを示す前記最終通知を、前記クラウドサーバに応答し、
前記ファームアップデート処理に基づいて前記通信デバイスを再起動した後に、再起動の前に受信した前記ファームアップデート指示に対する通知を、前記クラウドサーバに応答せず、
最新のファームウェアがインストールされていれば、
前記ファームアップデート処理を実行せず、前記通信デバイスを再起動せず、前記ファームアップデート指示に対する前記最終通知として、再起動しないことを示す前記最終通知を、前記クラウドサーバに応答する、
ように構成される通信デバイス。
【請求項5】
請求項1に記載する通信デバイスにおいて、
起動時に、前記クラウドサーバに対して、前記通信デバイスのスペックを示すスペック情報を通知するように構成されており、
前記通信デバイスの再起動を伴う前記処理には、前記通信デバイスのスペックを更新する更新処理が含まれ、
前記クラウドサーバから受信した前記指示に従った前記処理が、前記更新処理であった場合、
前記通信デバイスを再起動する前に、前記クラウドサーバから受信した前記指示に対する前記最終通知を、前記クラウドサーバに応答し、
前記通信デバイスを再起動した後に、再起動の前に前記クラウドサーバから受信した前記指示に対する通知を、前記クラウドサーバに応答せず、前記更新処理の実行によって更新されたスペックを示す前記スペック情報を、前記クラウドサーバに通知する、
ように構成される通信デバイス。
【請求項6】
請求項5に記載する通信デバイスにおいて、
ファームウェアをアップデートするファームアップデート処理を実行可能に構成されており、
ファームウェアをアップデートした場合に、前記通信デバイスを再起動するように構成されており、
起動時に、前記クラウドサーバに対して、ファームウェアのバージョンを含む前記スペック情報を通知するように構成されており、
前記クラウドサーバから受信可能な前記指示には、ファームウェアのアップデートを示すファームアップデート指示が含まれ、
前記クラウドサーバから受信した前記指示が前記ファームアップデート指示であった場合、
前記ファームアップデート指示に従った前記処理として、前記ファームアップデート処理を実行し、
前記通信デバイスを再起動する前に、前記ファームアップデート指示に対する前記最終通知を、前記クラウドサーバに応答し、
前記通信デバイスを再起動した後に、再起動の前に前記クラウドサーバから受信した前記ファームアップデート指示に対する通知を、前記クラウドサーバに応答せず、前記ファームアップデート処理の実行によって更新されたファームウェアのバージョンを含む前記スペック情報を、前記クラウドサーバに通知する、
ように構成される通信デバイス。
【請求項7】
請求項1に記載する通信デバイスにおいて、
入力データを取得したことに応じて、取得した前記入力データに従った処理を実行可能に構成されており、
取得した前記入力データに、再起動を示すコマンドあるいは再起動が必要な設定が含まれている場合に、前記通信デバイスを再起動するように構成されており、
前記クラウドサーバから受信可能な前記指示には、前記入力データに従った処理の実行を示す特定指示が含まれ、
前記クラウドサーバから受信した前記指示が前記特定指示であった場合、
前記入力データを取得し、取得した前記入力データに従った処理を実行し、
取得した前記入力データに、再起動を示すコマンドあるいは再起動が必要な設定が含まれる場合、
前記通信デバイスを再起動する前に、前記特定指示に対する前記最終通知を、前記クラウドサーバに応答し、
前記通信デバイスを再起動した後に、再起動の前に前記クラウドサーバから受信した前記特定指示に対する通知を、前記クラウドサーバに応答しない、
ように構成される通信デバイス。
【請求項8】
請求項7に記載する通信デバイスにおいて、
前記通信デバイスは、印刷機能を有するプリンタであって、PJL(Printer Job Languageの略)コマンドに従った処理を実行可能に構成されており、
前記入力データは、複数のPJLコマンドを含むことが可能なPJLデータであり、
取得した前記PJLデータに再起動を示すPJLコマンドである再起動コマンドが含まれている場合に、前記通信デバイスを再起動するように構成されており、
前記クラウドサーバから受信可能な前記特定指示には、前記PJLデータに基づく処理の実行を示すコマンド実行指示が含まれ、
前記クラウドサーバから受信した前記指示が前記コマンド実行指示であった場合、
前記PJLデータを取得し、取得した前記PJLデータに含まれる前記PJLコマンドに従った処理を実行し、
取得した前記PJLデータに、前記再起動コマンドが含まれる場合、
前記通信デバイスを再起動する前に、前記コマンド実行指示に対する前記最終通知を、前記クラウドサーバに応答し、
前記通信デバイスを再起動した後に、再起動の前に前記クラウドサーバから受信した前記コマンド実行指示に対する通知を、前記クラウドサーバに応答しない、
ように構成される通信デバイス。
【請求項9】
請求項7に記載する通信デバイスにおいて、
前記クラウドサーバから受信した前記指示が前記特定指示であった場合、
前記入力データを取得し、取得した前記入力データに従った処理を実行し、
取得した前記入力データに、再起動を示すコマンドあるいは再起動が必要な設定が含まれる場合、
前記通信デバイスを再起動する前に、前記特定指示に対する前記最終通知であって、再起動することを示す前記最終通知を、前記クラウドサーバに応答し、
前記通信デバイスを再起動した後に、再起動の前に前記クラウドサーバから受信した前記特定指示に対する通知を、前記クラウドサーバに応答せず、
取得した前記入力データに、再起動を示すコマンドと再起動が必要な設定とのいずれも含まれない場合、
前記通信デバイスを再起動せず、前記特定指示に対する前記最終通知として、再起動しないことを示す前記最終通知を、前記クラウドサーバに応答する、
ように構成される通信デバイス。
【請求項10】
請求項7に記載する通信デバイスにおいて、
取得した前記入力データに複数のコマンドが含まれている場合、各コマンドに従った処理を順次に実行するように構成されており、
処理の順番となったコマンドが再起動を示すコマンドであった場合、
未処理のコマンドが残っていない場合には、前記特定指示に対する前記最終通知を、前記クラウドサーバに応答し、前記通信デバイスを再起動し、
未処理のコマンドが残っている場合には、全てのコマンドに対する処理の完了を待ち、全てのコマンドに対する処理が完了したら、前記特定指示に対する前記最終通知を、前記クラウドサーバに応答し、前記通信デバイスを再起動し、
前記通信デバイスを再起動した後、再起動の前に前記クラウドサーバから受信した前記特定指示に対する通知を、前記クラウドサーバに応答しない、
ように構成される通信デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、クラウドサーバからの指示に従った処理を実行可能な通信デバイスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
クラウドサーバからの指示に従った処理を実行可能な通信デバイスを、遠隔から管理するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、サーバとなる監視装置がネットワークを介して画像形成装置の情報を収集し、収集した情報を監視装置に接続されたクライアントPCの画面で表示する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-48567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
クラウドサーバからの指示に従った処理には、通信デバイスの再起動を伴う場合がある。管理対象となる通信デバイスは、このような指示であっても、指示に対する通知をサーバに応答することが望まれる。特許文献1には、管理対象のデバイスが再起動を行う場合については開示されておらず、改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題の解決を目的としてなされた通信デバイスは、クラウドサーバからの指示を受信したことに応じて、前記指示に従った処理を実行可能な通信デバイスであって、前記クラウドサーバから受信した前記指示に従った前記処理が、前記通信デバイスの再起動を伴う処理であった場合、前記通信デバイスを再起動する前に、前記クラウドサーバから受信した前記指示に対する最終的な通知である最終通知を、前記クラウドサーバに応答し、前記通信デバイスを再起動した後に、再起動の前に前記クラウドサーバから受信した前記指示に対する通知を、前記クラウドサーバに応答しない、ように構成される。
【0006】
本明細書に開示される通信デバイスは、クラウドサーバからの指示に従った処理が通信デバイスの再起動を伴う処理であった場合、自身を再起動する前に、その指示に対する最終通知をクラウドサーバに応答する。従って、クラウドサーバは、その指示を送った後に通信デバイスの状態を監視し続けることなく、通信デバイスの再起動を把握できる。また、再起動後は、その指示に対する最終通知を終えていることから、通信デバイスは、その指示に対するさらなる通知を応答する必要がなく、クラウドサーバは、再起動前の最終通知を受信した後、さらなる応答を待つ必要がない。
【0007】
上記通信デバイスにて実行されるプログラム、当該プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体、上記通信デバイスを含む管理システム、当該管理システムによる管理方法も、新規で有用である。
【発明の効果】
【0008】
本明細書に開示される技術によれば、クラウドサーバからの指示に従った処理を実行可能な通信デバイスであって、再起動を伴う処理が改善される技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
管理システムの概要を示す説明図である。
第1の形態の管理システムの概要構成を示す説明図である。
第1管理方式での第1管理手順の例を示すシーケンス図である。
ファームアップデート手順の例を示すシーケンス図である。
コマンド実行手順の例を示すシーケンス図である。
コマンド処理の手順を示すフローチャートである。
第2の形態の管理システムの概要構成を示す説明図である。
第2管理方式での第2管理手順の例を示すシーケンス図である。
第2管理方式での更新実行手順の例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、通信デバイスを含む管理システムを具体化した第1の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本明細書では、印刷機能を有する複合機(以下、「MFP」とする)を管理するための管理システムを開示する。
(【0011】以降は省略されています)
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