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公開番号
2025073709
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184718
出願日
2023-10-27
発明の名称
医療用切削器械、及び、カートリッジ
出願人
株式会社ナカニシ
代理人
主分類
A61C
1/05 20060101AFI20250502BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ステンレス鋼のような慣性モーメントが大きい材料を用いたタービンロータと、スピンドルとを固定する固定部の固定力を高め、タービンロータとスピンドルとの脱落を防止することができる、医療用切削器械、及び、医療用切削器械に着脱可能に取り付けられるカートリッジを提供する。
【解決手段】タービンロータ42と、スピンドル41と、を備える医療用切削器械1であって、前記タービンロータは、密度4.0[g/cm3]以上、ヤング率[GPa]/密度[g/cm3]の値が20以上の金属で形成されており、前記スピンドルは、中空の略円筒形状を有し、中空内部に切削工具30が挿入可能であり、前記タービンロータと前記スピンドルは同一の金属で形成されており、前記タービンロータと前記スピンドルとを溶接により固定する溶接部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
タービンロータと、スピンドルと、を備える医療用切削器械であって、
前記タービンロータは、密度4.0[g/cm3]以上、ヤング率[GPa]/密度[g/cm3]の値が20以上の金属で形成されており、
前記スピンドルは、中空の略円筒形状を有し、中空内部に切削工具が挿入可能であり、
前記タービンロータと前記スピンドルは同一の金属で形成されており、
前記タービンロータと前記スピンドルとを溶接により固定する溶接部を備える、医療用切削器械。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の医療用切削器械であって、
前記タービンロータは、略円筒形状の回転シャフト部と、前記回転シャフト部の軸方向に対して径方向外側に延出して翼形状を有する複数のタービンブレード部と、を有し、
少なくとも前記タービンロータの回転シャフト部と、前記スピンドルと、が密度4.0[g/cm3]以上、ヤング率[GPa]/密度[g/cm3]の値が20以上の同一の金属で形成されている、医療用切削器械。
【請求項3】
請求項2に記載の医療用切削器械であって、
前記タービンロータの回転シャフト部と、前記スピンドルと、をスポット溶接により固定する溶接部を備える、医療用切削器械。
【請求項4】
請求項3に記載の医療用切削器械であって、
前記タービンロータの回転シャフト部は、軸受と当接する部分に凸部が形成されている、医療用切削器械。
【請求項5】
請求項4に記載の医療用切削器械であって、
前記凸部は、軸受の保持器まで径方向外側に延出されている、医療用切削器械。
【請求項6】
請求項5に記載の医療用切削器械であって、
少なくとも前記タービンロータの回転シャフト部と、前記スピンドルと、はステンレス鋼で形成されている、医療用切削器械。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の医療用切削器械であって、
前記医療用切削器械は、
前記スピンドルの外周面を取り囲み、前記タービンロータが回転していないときに前記スピンドルの外周面に当接し、前記タービンロータが所定速度以上で回転すると前記スピンドルの外周面から離隔する、シール部材からなるクイックストップ機構を備える、医療用切削器械。
【請求項8】
請求項1から6のいずれか一項に記載の医療用切削器械に着脱可能に取り付けられるカートリッジであって、
前記タービンロータと、前記スピンドルと、を備えるカートリッジ。
【請求項9】
請求項8に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジは、
前記スピンドルの外周面を取り囲み、前記タービンロータが回転していないときに前記スピンドルの外周面に当接し、前記タービンロータが所定速度以上で回転すると前記スピンドルの外周面から離隔する、シール部材からなるクイックストップ機構を備える、カートリッジ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯科や外科診療に用いる医療用切削器械、及び、医療用切削器械に着脱可能に取り付けられるカートリッジに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、エアタービンハンドピース等の医療用切削器械が知られている。例えば、歯科の診療においては、ヘッドにダイヤモンドポイントバーやカーバイドバー、ファイル、リーマ等の切削工具を取り付けたエアタービンハンドピースやマイクロモータハンドピース等の各種の医療用切削器械が使用されている。例えば、特許文献1には、医療用切削器械であるエアタービンハンドピースが記載されている。
【0003】
特許文献1に記載のエアタービンハンドピースは、ヘッド部にタービンロータとスピンドルが収容されている。スピンドルは、中空の略円筒形状を有し、軸受を介してヘッド部に軸支されている。そして、タービンロータはスピンドルの外周面に固定され、スピンドルの中空内部には切削工具が挿入される。
【0004】
この種のエアタービンハンドピースでは、成型時における加工の容易さの観点から、タービンロータは、従来からアルミニウムで形成されることが一般的であった。
【0005】
一方で、特許文献2に記載の歯科用エアータービンでは、タービンロータが密度4.0[g/cm3]以上の金属(ステンレス鋼)で構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-174901号公報
特許第7267495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、このようなステンレス鋼で形成されたタービンロータは、慣性モーメントが大きいため、切削負荷が入力された場合にタービンロータとスピンドルとを固定する固定部に大きな負荷がかかるという課題があった。これにより、発熱や切削工具の着脱不良などによる不具合が生じる恐れがあった。
【0008】
また、慣性モーメントが大きい材料を用いたタービンロータは、高圧エアの供給を停止した際に回転が停止するまでの惰性回転が長いという欠点があった。
【0009】
本発明は、ステンレス鋼のような慣性モーメントが大きい材料を用いたタービンロータと、スピンドルとを固定する固定部の固定力を高め、タービンロータとスピンドルとの脱落を防止することができる、医療用切削器械、及び、医療用切削器械に着脱可能に取り付けられるカートリッジを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1態様は、
タービンロータと、スピンドルと、を備える医療用切削器械であって、
前記タービンロータは、密度4.0[g/cm3]以上、ヤング率[GPa]/密度[g/cm3]の値が20以上の金属で形成されており、
前記スピンドルは、中空の略円筒形状を有し、中空内部に切削工具が挿入可能であり、
前記タービンロータと前記スピンドルは同一の金属で形成されており、
前記タービンロータと前記スピンドルとを溶接により固定する溶接部を備える、医療用切削器械である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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