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公開番号
2025073557
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184467
出願日
2023-10-27
発明の名称
ドア誤操作防止システム
出願人
JR九州エンジニアリング株式会社
,
九州旅客鉄道株式会社
,
八幡電気産業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B61D
19/00 20060101AFI20250502BHJP(鉄道)
要約
【課題】規定の停車場に停止する移動車両における人為的なドア開閉操作システムにおいてホームと反対側のドアを開けること及び車両がホームから外れた状態でドアを開けることを確実に防止する。
【解決手段】列車等の走行車両において、停車位置認識装置1が走行位置を検出し、所定の停車駅に停車する際、予め停車位置認識装置1が走行車両に対するホーム位置情報を取得しており、ホームとは反対側のドア開閉操作スイッチ9を被覆するドア開閉操作スイッチカバー10において、該ドア開閉操作スイッチカバー10の施錠部8に配設された電磁マグネットに電流が流れ施錠されることにより、ドア開閉操作スイッチ9の操作自体を防げる。また停車位置を誤った場合はドア開閉操作スイッチカバー10、11両方の施錠部8が施錠される。以上により確実に運転士の誤操作によってドアを開けることを防ぐ。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
規定の停車場に停止する移動車両における、
人為的なドア開閉操作システムにおいて、
ドア開閉操作を行う装置に操作施錠機能を有する操作装置カバーを設置すると共に、
操作装置カバーは、移動車両の停車位置認識装置に設けた送信装置から発信する周波数信号に基づき、操作施錠ロック可能とすると共に、
該移動車両の規定停車位置における停車時に、
該移動車両の乗降ホームとは逆側ドアの開閉操作装置を施錠してロックすることによりドアの誤操作防止を可能とした走行車両のドア誤操作防止システム。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
周波数が異なる周波数信号により、
停車位置における左右側ドアの開閉作動を左右側のいずれかに変換可能な構成としたことを特徴とした、
請求項1に記載のドア誤操作防止システム
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のドア誤操作防止システムであって、
規定の停止位置で停止するべく構成した移動車両について、
ドア開閉操作を人為的に可能としたドアの開閉システムに関して、
ドア開閉操作を行う操作装置に、
更に操作施錠機能として操作装置カバーを設置すると共に、
規定の停止位置から離隔して停止した際には、
該操作装置カバーは、停車位置の認識装置に設けた送信装置の周波数信号に基づき、カバーの施錠ロックをすべく構成としたことを特徴とするドア誤操作防止システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は走行車両において、停車駅停車時または停止位置が誤った際における、ドア開閉の誤った人為的指令を未然に確実に防ぐことが出来るドア誤操作防止システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄道車両が停止しドア開放を行う際、開放対象でないドアの開放は非常に危険である。例えば走行車両が停止した際、ホームとは反対側のドアを開放すると、乗客が転落する恐れがある。そのため運転士は、停車駅のホーム位置が走行車両の右側か左側かを、適切に認識しなければならない。
【0003】
また、鉄道車両の走行上規定の停止位置で適切に停止することは極めて重要である。規定の停止位置は、乗客の乗降口は勿論、駅におけるエレベーターや階段の位置等も加味し設定されている。また、停止位置がずれていると、ホームが短い駅等では車両がホームから飛び出して停車してしまう恐れもある。更には、同一駅内においても、走行車両数や走行車体種により停止位置が異なる場合がある。
【0004】
かかる事項の対策として従来、ホーム位置や適切な停車位置を走行車両に知らせる仕組みが存在する。具体的には、GPS測定装置を用いた仕組みや、ホームと車両に各々検知装置を取り付け、それぞれの信号を比較しホーム内の適切な停車位置に走行車両が停止していることを知らせる仕組み等である(特開2007-15574号公報)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-15574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、誤動作なくホーム側ドアのみを開放出来るかは保証出来ない。理想としては、かかる誤動作をより確実に防止出来る仕組みがあれば望ましい。また、走行車両が規定の停止位置に確実に停止することは定かではない。仮に停止位置を誤りホームがない場所に停車した際、運転士がそのことに気付かずにドアを開放してしまうと、乗客が転落する恐れもある。かかる問題は、従来技術により、誤った位置に停車した際、誤った停止位置に停車していると認知させる警報等を発出していても、引き起こされる可能性がある。
【0007】
また近年、車両運行に伴い、運行途中駅での電車の分割・併合による連結車両の変更が頻繁に行われている。このような現状は、運転士の走行車両数の把握をより困難にし、停止位置の誤り等を増大させる恐れがある。
【0008】
また、過疎地域等におけるワンマン運転の路線も多々あり、ワンオペレーションとなる運転士への負担は増大している。このような現状は、運転士の過失を引き起こす要因となる。
【0009】
更には、特許文献1に記載の装置は、線路と車体それぞれに装置を配設する必要があり、また装置自体も非常に高価である。加えて、メンテナンス費用や装置の交換費用等も高額であり、経済面からも改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、かかる以下の課題の解決を目的としている。すなわち、本発明は、規定の停車場に停止する移動車両における、人為的なドア開閉操作システムにおいて、ドア開閉操作を行う装置に操作施錠機能を有する操作装置カバーを設置すると共に、操作装置カバーは、移動車両の停車位置認識装置に設けた送信装置から発信する周波数信号に基づき、操作施錠ロック可能とすると共に、該移動車両の規定停車位置における停車時に、該移動車両の乗降ホームとは逆側ドアの開閉操作装置を施錠してロックすることによりドアの誤操作防止を可能とした走行車両の誤動作ドア開閉防止システムを提供せんとするものである。
(【0011】以降は省略されています)
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