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公開番号
2025073144
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023183657
出願日
2023-10-26
発明の名称
医療用固定器具
出願人
トゥルーシード株式会社
代理人
個人
主分類
A61B
90/50 20160101AFI20250502BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】簡便に位置決め固定することができ、確実に固定を維持できる医療用固定器具を提供する。
【解決手段】繊維をループ状に複数巻回してなる繊維束2と、互いに嵌合するとともに、繊維束2が挿通した状態で繋がって直列に配置される複数の嵌合部材3と、繊維束2の少なくとも一端部から繊維束2を引張して、嵌合部材3が互いに嵌合した状態で固定する固定部4とを備えることを特徴とする医療用固定器具1。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
繊維をループ状に複数巻回してなる繊維束と、
互いに嵌合するとともに、前記繊維束が挿通した状態で繋がって直列に配置される複数の嵌合部材と、
前記繊維束の少なくとも一端部から前記繊維束を引張して、前記嵌合部材が互いに嵌合した状態で固定する固定部とを備えることを特徴とする医療用固定器具。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
複数の前記嵌合部材が互いに嵌合した状態で、蛇腹形状をなすことを特徴とする請求項1記載の医療用固定器具。
【請求項3】
前記嵌合部材は、一方端側に近接して配置される他の前記嵌合部材と嵌合する第1嵌合面と、他方端側に近接して配置される他の前記嵌合部材と嵌合する第2嵌合面とを備え、
前記第1嵌合面には第1歯車が設けられ、
前記第2嵌合面には第2歯車が設けられて、
前記固定部は、前記嵌合部材の第1嵌合面の前記第1歯車と他の前記嵌合部材の第2嵌合面の前記第2歯車とを嵌合させた状態で固定することを特徴とする請求項1記載の医療用固定器具。
【請求項4】
前記嵌合部材は、他の前記嵌合部材と嵌合した状態で、前記第1歯車及び前記第2歯車の回転方向にのみ移動可能であることを特徴とする請求項3記載の医療用固定器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば手術中に患者の体位を固定したり、手術用機械器具を固定したりするための医療用固定器具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
医療現場で外科処置を行う場合、術式においては患者の体位を固定した状態で手術を行うものや、術野を広く保つために、医療用鉗子で器官や組織を持ち上げて固定することがある。
【0003】
この場合、人力で固定することもできるが、外科処置が何時間にも及ぶと、誤って固定位置がずれたり固定を解いたりして、重大な医療事故につながるおそれがあることから、例えば特許文献1のように、リンク機構を用いて患者を固定する装置や、特許文献2のように、フレキシブルアームを用いて鉗子(脳ベラ)を固定する装置等を用いて固定を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-261941号公報
特開2016-159110号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、リンク機構は関節毎に位置決めを行う必要が生じるために手間と時間がかかるという課題が生じる。また、フレキシブルアームを用いて鉗子を固定する機構では、ワイヤーとフレキシブルアームとは別部材からなるため、例えばワイヤーを結んだり、ワイヤーの一端を輪っか状に結んで引っかけたりして、ワイヤーとフレキシブルアームとを連結している。そのため、鉗子(脳ベラ)のように重量が軽いものであれば問題ないが、ある程度重量があるものを固定すると、ワイヤーの結び目が緩んで固定位置が変わってしまうおそれがある。上述したように、手術中に固定位置がずれることは重大な医療事故につながるおそれがあり、確実に避ける必要がある。
【0006】
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであって、固定するものの重量に関わらず、簡便に位置決めして確実に固定することができる医療用固定器具を提供することをその主たる目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の医療用固定器具は、繊維をループ状に複数巻回してなる繊維束と、互いに嵌合するとともに、前記繊維束が挿通した状態で直列に配置される複数の嵌合部材と、前記繊維束の少なくとも一端部から前記繊維束を引張して、前記嵌合部材が互いに嵌合した状態で固定する固定部とを備えることを特徴とする。
【0008】
上述の構成により、繊維束がループ状になっているので、ループの一端に固定部等の他部材を引っかけることができる。このとき、繊維束に重量がかかると、繊維束を構成する複数巻回してなる繊維が摩擦力によってループ長さを変えることなくループ状態を維持する。また、結び目がないので、繊維束が緩んだりすることがない。これにより、重量に関わらず、嵌合部材を所望の位置からずらすことなく固定を維持することができる。併せて、繊維束を構成するそれぞれの繊維の摩擦力によって、嵌合部材を保持するため、嵌合部材が繊維束に対して位置ずれが生じることを防止できる。加えて、固定部で繊維束を引張するだけで所望の位置で嵌合部材を固定することができるので、使用者は簡便に本発明の医療用固定器具を使用することができる。
【0009】
本発明の医療用固定器具の具体的な一態様としては、複数の前記嵌合部材が互いに嵌合した状態で、蛇腹形状をなすものを挙げることができる。
【0010】
本発明の医療用固定器具の具体的な一態様としては、前記嵌合部材は、一方端側に近接して配置される他の前記嵌合部材と嵌合する第1嵌合面と、他方端側に近接して配置される他の前記嵌合部材と嵌合する第2嵌合面とを備え、前記第1嵌合面には第1歯車が設けられ、前記第2嵌合面には第2歯車が設けられて、前記固定部は、前記嵌合部材の第1嵌合面の前記第1歯車と他の前記嵌合部材の第2嵌合面の前記第2歯車とを嵌合させた状態で固定するものを挙げることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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