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公開番号
2025072516
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2025017514,2023192970
出願日
2025-02-05,2015-08-17
発明の名称
組織修復のための複合材料
出願人
ザ・ジョンズ・ホプキンス・ユニバーシティー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61L
27/18 20060101AFI20250430BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】失われた軟組織容積を回復させるとともに軟組織再生を促進させる複合材料および方法を提供する。
【解決手段】複合材料は、ゲルと、該ゲル中に配置された少なくとも1つのナノ構造体とを含むものであり得る。軟組織欠損を治癒させるための方法は、複合材料を軟組織欠損に適用することを含むものであり得、該複合材料が、ゲルと、該ゲル中に配置されたナノ構造体とを含むものである。軟組織欠損の治癒における使用のための複合材料の製造方法は、ゲルを準備すること、およびナノ繊維を該ゲル中に配置することを含むものであり得る。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
ヒドロゲル材料に共有結合された約100nm~約8000nmの平均直径を有する高分子繊維を含むものである構造骨格複合体であって、該ヒドロゲル材料に対する該繊維の比が成分の質量ベースで約1:10~約10:1、または濃度ベースで約1~50mg/mLである構造骨格複合体。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
高分子繊維が生体適合性生分解性ポリエステルを含むものである、請求項1に記載の構造骨格複合体。
【請求項3】
高分子繊維がポリカプロラクトンを含むものである、請求項1に記載の構造骨格複合体。
【請求項4】
ヒドロゲル材料が機能性網目の前記複合体中に存在している、請求項1に記載の構造骨格複合体。
【請求項5】
無水ヒドロゲル材料に対する繊維の比が約1:10~約10:1である、請求項1に記載の構造骨格複合体。
【請求項6】
高分子繊維が不織高分子繊維を含むものである、請求項1に記載の構造骨格複合体。
【請求項7】
高分子繊維がポリカプロラクトンエレクトロスピニング繊維を含むものである、請求項1に記載の構造骨格複合体。
【請求項8】
高分子繊維が、ポリ(乳酸グリコール酸共重合体)、ポリ乳酸および/またはポリカプロラクトン、またはその組合せを含む合成高分子材料を含むものである、請求項1に記載の構造骨格複合体。
【請求項9】
実質的に生体適合性となるように配合された、請求項1に記載の構造骨格複合体。
【請求項10】
高分子繊維が、シルク、コラーゲンおよびキトサン、またはその組合せからなる群より選択される生物学的高分子材料を含むものである、請求項1に記載の構造骨格複合体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2014年8月15日に出願された発明の名称が「組織修復のための複合材料」である米国特許仮出願第62/038,030号に対する35U.S.C.§119(e)に基づく優先権の恩典を主張する国際特許出願である。この仮出願は引用によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,800 文字)
【0002】
技術分野
本開示は、失われた軟組織容積を回復させるとともに軟組織再生を促進させる複合材料および方法に関する。
【背景技術】
【0003】
外傷、腫瘍学的切除または先天性奇形に起因する軟組織欠損は、慣用的な手段によって処置することが困難である。現行の治療法、例えば組織再編成または組織移植はドナー部位の欠損を引き起こす。他の治療法、例えば補綴物の埋入は線維形成および被包化をもたらす。また、組織の内殖を促進させるための既存のストラテジーは軟組織欠損の処置には不充分である。現在使用されている無細胞マトリックスは、理想的な再構築に必要とされる軟質の3次元の組織ではなく、線維質の平坦なシート状の組織をもたらす。最後に、脂肪移植は軟組織欠損を回復させ得るが、その広範な利用は、移植片のばらばらな生着率および限定的な回復容積によって妨げられている。軟組織の再構築に対する理想的なアプローチにより、インビボでの脂肪組織などの軟組織の再生、その後の再生を促進させるための該組織の埋入が促され得よう。しかしながら、脂肪組織の再生には、細胞が新しい組織に付着する、遊走する、増殖する、分化、および組織化するための適切なマトリックスが必要とされる。修復部位では天然の細胞外マトリックス(ECM)の大部分がない。したがって、失われた組織容積をすぐに回復させるだけでなく、微小環境を修正し、宿主細胞浸潤を支持し、軟組織の再生も促す合成マトリックスの再創製は、脂肪組織ベースの再構築を用いて軟組織欠損を修復する場合の必須の課題となる。
【0004】
ヒドロゲルは、軟組織の再構築のためのフィラー材として、いくつかの利点をもたらす。しかしながら、充分な機械的特性を得るためには、通常、高架橋密度が必要とされる。
しかしながら、このような条件下では、宿主組織の細胞(例えば、脂肪細胞の前駆細胞および内皮前駆細胞)は、構造骨格内に浸透して成長することができない。分解性ヒドロゲルの場合、瘢痕形成性で線維性の組織の形成が典型的である。それは、宿主組織の内殖が起こるのが遅すぎるため、または少なくとも、該線維物質の吸収より遅いペースで起こるためである。
【0005】
最近、種々の細胞の活動を支持するためのECM模倣物としての機能を果たす官能基化ナノ繊維が開発されている。FDAに従う合成の生分解性ポリ-α-エステル、例えば、ポリカプロラクトン(PCL)またはポリ(ラクチド-コ-グリコリド)(PLGA)は、エレクトロスピニングとして知られる方法によってナノ繊維を作製するために使用され得る。このようなポリマーから調製された生分解性の縫合糸および埋入物は、生体適合性に関するその優れた追跡記録のため臨床的に広く使用されている。幹細胞工学用途のためのさまざまな直径およびトポグラフィーの種々のナノ繊維が開発されている。しかしながら、このようなナノ繊維は巨視的構造をもたらすものではなく、3D構造骨格として使用することが困難になっている。
【0006】
かかる慣用的な方法および系に伴う種々の問題を考慮すると、当該技術分野において、軟組織欠損の治癒に対する改善された解決策の必要性が依然として存在している。本開示により、当該技術分野において認識されている種々の問題が解決されるこの必要性に対する解決策を提供する。
【発明の概要】
【0007】
本発明は、少なくとも一部において、改善された特性(例えば、以下にさらに詳述するような、軟組織の再構築のための改善された品質)を有する高分子繊維成分を有する構造骨格複合体の同定に基づいている。
【0008】
一態様において、本発明により、ヒドロゲル材料に共有結合された約100nm~約8000nmの平均直径を有する高分子繊維を含むものである構造骨格複合体であって、該ヒドロゲル材料に対する該繊維の比が成分の質量ベースで約1:10~約10:1、または濃度ベースで約1~50mg/mLである構造骨格複合体を提供する。
【0009】
一実施形態では、高分子繊維が生体適合性生分解性ポリエステルを含むものである。任意選択で、高分子繊維はポリカプロラクトンを含むものである。
【0010】
別の実施形態では、該ヒドロゲル材料が機能性網目の該複合体中に存在している。
(【0011】以降は省略されています)
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