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公開番号2025072221
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182825
出願日2023-10-24
発明の名称第1の通信装置、第1の通信装置を備える通信システム、第1の通信装置のためのコンピュータプログラム、及び、第1の通信装置によって実行される方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H04L 12/22 20060101AFI20250430BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信装置とサーバとの間の通信負荷を軽減させることが可能な技術を提供する
【解決手段】第1の通信装置は、外部からの第1の攻撃を検知する第1の検知部と、前記第1の攻撃が検知される場合に、第2の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能であるのか否かを判断する第1の判断部と、前記第2の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能であると判断される場合に、前記第1の攻撃を検知したことを示す第1の検知情報をサーバに送信せず、前記第2の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能でないと判断される場合に、前記第1の検知情報を前記サーバに送信する第1の送信部と、を備えてもよい。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
第1の通信装置であって、
外部からの第1の攻撃を検知する第1の検知部と、
前記第1の攻撃が検知される場合に、第2の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能であるのか否かを判断する第1の判断部と、
前記第2の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能であると判断される場合に、前記第1の攻撃を検知したことを示す第1の検知情報をサーバに送信せず、前記第2の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能でないと判断される場合に、前記第1の検知情報を前記サーバに送信する第1の送信部と、
を備える、第1の通信装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記第1の検知情報が前記第1の通信装置から前記サーバに送信される場合に、前記第1の攻撃に対する対処方法を示す対処情報が前記サーバから前記第2の通信装置に送信される、請求項1に記載の第1の通信装置。
【請求項3】
前記対処情報によって示される前記対処方法は、前記第1の攻撃のパケットに含まれる宛先ポート番号へのアクセスを制限することを含む、請求項2に記載の第1の通信装置。
【請求項4】
前記第1の検知情報は、前記第1の通信装置の属性に関連する第1の属性関連情報を含み、
前記第2の通信装置は、前記第1の属性関連情報によって特定される前記第1の通信装置の前記属性に一致する属性を有する、請求項2に記載の第1の通信装置。
【請求項5】
前記第1の攻撃が検知され、かつ、前記第1の通信装置が、前記第1の検知情報を前記サーバに送信すべき装置である第1種の装置である場合に、
前記第1の判断部は、前記第2の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能であるのか否かを判断し、
前記第1の送信部は、前記第2の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能でないと判断される場合に、前記第1の検知情報を前記サーバに送信し、
前記第1の通信装置は、さらに、
前記第1の攻撃が検知され、かつ、前記第1の通信装置が、前記第1の検知情報を前記サーバに送信すべき装置でない第2種の装置である場合に、前記第1の検知情報を前記第1種の装置に送信する第2の送信部を備える、請求項1に記載の第1の通信装置。
【請求項6】
前記第1種のデバイスは、前記第2種のデバイスよりも高いスペックを有する、請求項5に記載の第1の通信装置。
【請求項7】
前記第1の判断部は、前記第1の攻撃が検知される場合に、前記第2の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能であるのか否かを判断すると共に、第3の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能であるのか否かを判断し、
前記第1の送信部は、
前記第2の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能であると判断され、かつ、前記第3の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能であると判断される場合に、前記第1の検知情報を前記サーバに送信せず、
前記第2の通信装置と前記第3の通信装置とのうちの少なくとも一方が前記第1の攻撃に対して対処可能でないと判断される場合に、前記第1の検知情報を前記サーバに送信する、請求項1に記載の第1の通信装置。
【請求項8】
前記第1の通信装置は、さらに、
メモリと、
前記第2の通信装置から、前記第2の通信装置が現時点で対処可能な攻撃に関係する第1の関係情報を受信する受信部と、
前記第1の関係情報を前記メモリに記憶する記憶制御部と、を備え、
前記第1の判断部は、前記第1の攻撃が検知される場合に、前記メモリ内の前記第1の関係情報を利用して、前記第2の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能であるのか否かを判断する、請求項1に記載の第1の通信装置。
【請求項9】
前記受信部は、前記第2の通信装置から前記第1の関係情報を受信してから所定時間が経過する場合に、前記第2の通信装置から、前記第2の通信装置が現時点で対処可能な攻撃に関係する第2の関係情報を受信し、
前記記憶制御部は、前記第2の関係情報が前記第1の関係情報とは異なる場合に、前記第1の関係情報に代えて前記第2の関係情報を前記メモリに記憶する、請求項8に記載の第1の通信装置。
【請求項10】
通信システムであって、
請求項1に記載の前記第1の通信装置と、
前記第2の通信装置と、を備え、
前記第2の通信装置は、
外部からの第2の攻撃を検知する第2の検知部と、
前記第2の攻撃が検知される場合に、前記第1の通信装置が前記第2の攻撃に対して対処可能であるのか否かを判断する第2の判断部と、
前記第1の通信装置が前記第2の攻撃に対して対処可能であると判断される場合に、前記第2の攻撃を検知したことを示す第2の検知情報を前記サーバに送信せず、前記第1の通信装置が前記第2の攻撃に対して対処可能でないと判断される場合に、前記第2の検知情報を前記サーバに送信する第2の送信部と、
を備える、通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書では、外部装置から通信端末への攻撃に対処する技術を開示する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、サーバ、管理装置、及び、複数のIPルータを備える通信システムが開示されている。管理装置は、攻撃を検知したIPルータから攻撃検知情報を受信し、ネットワーク全体における攻撃の検知数に応じて攻撃の種類を判断する。管理装置は、当該攻撃の種類に関するビットパターン(IPパケットの宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、送信元ポート番号、宛先ポート番号、プロトコル等)を特定し、当該ビットパターンに一致するフローに対して防御を行うよう他のIPルータに通知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-67078号公報
特開2008-235876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書では、通信装置とサーバとの間の通信負荷を軽減させることが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、第1の通信装置を開示する。第1の通信装置は、外部からの第1の攻撃を検知する第1の検知部と、前記第1の攻撃が検知される場合に、第2の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能であるのか否かを判断する第1の判断部と、前記第2の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能であると判断される場合に、前記第1の攻撃を検知したことを示す第1の検知情報をサーバに送信せず、前記第2の通信装置が前記第1の攻撃に対して対処可能でないと判断される場合に、前記第1の検知情報を前記サーバに送信する第1の送信部と、を備えてもよい。
【0006】
上記の構成によると、第1の通信装置は、第2の通信装置が第1の攻撃に対して対処可能である場合に、第1の検知情報をサーバに送信しない。従って、第1の通信装置とサーバとの間の通信負荷を低減させることができる。
【0007】
上記の第1の通信装置を実現するためのコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体、及び、第1の通信装置によって実行される方法も新規で有用である。上記の第1の通信装置と他の装置(例えば第2の通信装置)とを備える通信ステムも、新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
通信システムの構成を示す。
各テーブルの内容を示す。
第1実施例のシーケンス図を示す。
図3の続きのシーケンス図を示す。
図4の続きのシーケンス図を示す。
ケースBのシーケンス図を示す。
第2実施例のシーケンス図を示す。
図7の続きのシーケンス図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、複数個のプリンタ10,200,300と、端末50と、管理サーバ100と、外部端末60と、を備える。各プリンタ10,200,300及び端末50は、アクセスポイント6との無線接続、即ち、Wi-Fi規格に従った無線接続(以下では「Wi-Fi接続」と記載する)を確立している。以下では、アクセスポイントのことを、「AP(Access Pointの略)」と記載する。管理サーバ100及び外部端末60は、インターネット4に接続されている。各プリンタ10,200,300は、AP6を介して、管理サーバ100と通信可能である。
【0010】
(プリンタ10,200,300の構成)
各プリンタ10,200,300は、印刷機能を実行可能な周辺装置(例えば、端末50の周辺装置)である。プリンタ10は、デバイスID「DV1」とIPアドレス「IP1」とを有する。プリンタ10は、操作部12と、表示部14と、通信インターフェース16と、印刷実行部18と、制御部30と、を備える。以下では、インターフェースを「I/F」と記載する。
(【0011】以降は省略されています)

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