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公開番号2025072101
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182627
出願日2023-10-24
発明の名称パネル収納容器
出願人信越ポリマー株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 85/86 20060101AFI20250430BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】封止部材をより強固に保持可能なパネル収納容器を提供すること。
【解決手段】パネル収納容器は、開口を有し、複数のパネルを収納するための容器本体と、開口を閉塞するための蓋体と、を備える。蓋体は、蓋体が開口を閉塞している状態で、容器本体に収納される複数のパネルと第1方向において向かい合う第1面及び第1面と反対側の第2面を有する蓋本体と、第1面に設けられ、蓋本体と容器本体との間を封止する封止部材と、を備える。第1面には、第1方向に窪み、封止部材を保持する溝部が設けられている。溝部は、第1方向と交差する第2方向において互いに向かい合う第1側壁及び第2側壁と、第1側壁と第2側壁とを連結する底壁と、によって画定されている。第1側壁には、溝部に連なる第1空間が設けられている。封止部材は、第1空間に設けられた第1突起部を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
開口を有し、複数のパネルを収納するための容器本体と、
前記開口を閉塞するための蓋体と、
を備え、
前記蓋体は、
前記蓋体が前記開口を閉塞している状態で、前記容器本体に収納される前記複数のパネルと第１方向において向かい合う第１面及び前記第１面と反対側の第２面を有する蓋本体と、
前記第１面に設けられ、前記蓋本体と前記容器本体との間を封止する封止部材と、
を備え、
前記第１面には、前記第１方向に窪み、前記封止部材を保持する溝部が設けられ、
前記溝部は、前記第１方向と交差する第２方向において互いに向かい合う第１側壁及び第２側壁と、前記第１側壁と前記第２側壁とを連結する底壁と、によって画定され、
前記第１側壁には、前記溝部に連なる第１空間が設けられ、
前記封止部材は、前記第１空間に設けられた第１突起部を含む、パネル収納容器。
続きを表示（約 370 文字）【請求項２】
前記第１空間は貫通孔である、請求項１に記載のパネル収納容器。
【請求項３】
前記第１空間は凹部である、請求項１に記載のパネル収納容器。
【請求項４】
前記第２側壁には、前記溝部に連なる第２空間が設けられ、
前記封止部材は、前記第２空間に設けられた第２突起部を含む、請求項１～請求項３のいずれか一項に記載のパネル収納容器。
【請求項５】
前記第２空間は貫通孔である、請求項４に記載のパネル収納容器。
【請求項６】
前記第２空間は凹部である、請求項４に記載のパネル収納容器。
【請求項７】
前記底壁には、前記第１方向において前記蓋本体を貫通する外し孔が設けられている、請求項１～請求項３のいずれか一項に記載のパネル収納容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、パネル収納容器に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
複数のパネルを収納するパネル収納容器が知られている。例えば、特許文献１には、複数のウェハを収納する容器本体と、容器本体の開口を閉塞する蓋体と、を備える収納容器が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－３７９４５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載の収納容器においては、シール部材（封止部材）によって蓋体と容器本体とが密封されている。蓋体と容器本体とを密封する封止部材を蓋体に設けられた溝に嵌め込むことによって、封止部材が蓋体に取り付けられることがある。このような構成においては、封止部材が溝から抜けにくい構造が望まれる。
【０００５】
本開示は、封止部材をより強固に保持可能なパネル収納容器を説明する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一側面に係るパネル収納容器は、開口を有し、複数のパネルを収納するための容器本体と、開口を閉塞するための蓋体と、を備える。蓋体は、蓋体が開口を閉塞している状態で、容器本体に収納される複数のパネルと第１方向において向かい合う第１面及び第１面と反対側の第２面を有する蓋本体と、第１面に設けられ、蓋本体と容器本体との間を封止する封止部材と、を備える。第１面には、第１方向に窪み、封止部材を保持する溝部が設けられている。溝部は、第１方向と交差する第２方向において互いに向かい合う第１側壁及び第２側壁と、第１側壁と第２側壁とを連結する底壁と、によって画定されている。第１側壁には、溝部に連なる第１空間が設けられている。封止部材は、第１空間に設けられた第１突起部を含む。
【０００７】
このパネル収納容器においては、封止部材が溝部に保持されている。溝部を画定する第１側壁には、溝部に連なる第１空間が設けられており、封止部材の第１突起部が第１空間に設けられている。これにより、封止部材が溝部から外れる方向に封止部材に力が加わったとしても、第１空間に設けられた第１突起部が第１側壁と干渉するので、封止部材が溝部から外れ難くなる。その結果、封止部材をより強固に保持することが可能となる。
【０００８】
第１空間は貫通孔であってもよい。この場合、封止部材が溝部から外れる方向に封止部材に力が加わったとしても、貫通孔に設けられた第１突起部が第１側壁と干渉するので、封止部材が溝部から外れ難くなる。
【０００９】
第１空間は凹部であってもよい。この場合、封止部材が溝部から外れる方向に封止部材に力が加わったとしても、凹部に設けられた第１突起部が第１側壁と干渉するので、封止部材が溝部から外れ難くなる。
【００１０】
第２側壁には、溝部に連なる第２空間が設けられていてもよい。封止部材は、第２空間に設けられた第２突起部を含んでもよい。この構成によれば、封止部材が溝部から外れる方向に封止部材に力が加わった場合に、第１空間に設けられた第１突起部が第１側壁と干渉するだけでなく、第２空間に設けられた第２突起部が第２側壁と干渉するので、封止部材が溝部から一層外れ難くなる。その結果、封止部材を一層強固に保持することが可能となる。
（【００１１】以降は省略されています）

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