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公開番号2025071659
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023182010
出願日2023-10-23
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 23/60 20230101AFI20250428BHJP(電気通信技術)
要約【課題】圧縮された画像が伸長された後に画像処理が行われる場合の画像の画質向上を可能にする。
【解決手段】情報処理装置は、画像を取得する画像取得手段と、前記画像に対して第一の画像処理を行う画像処理手段と、受信側の情報処理装置へ送信する画像に関連したメタデータを取得するメタデータ取得手段と、第一の画像処理後の画像を圧縮する圧縮手段と、メタデータと圧縮された画像とを受信側の情報処理装置へ送信する通信手段と、を有する。ここで、画像処理手段は、受信側の情報処理装置においてメタデータの解析結果に応じて行われる第二の画像処理の内容に基づいて、第一の画像処理の内容を決定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
画像を取得する画像取得手段と、
前記画像に対して第一の画像処理を行う画像処理手段と、
受信側の情報処理装置へ送信する画像に関連したメタデータを取得するメタデータ取得手段と、
前記第一の画像処理後の画像を圧縮する圧縮手段と、
前記メタデータと前記圧縮された画像とを前記受信側の情報処理装置へ送信する通信手段と、
を有し、
前記画像処理手段は、前記受信側の情報処理装置において前記メタデータの解析結果に応じて行われる第二の画像処理の内容に基づいて、前記第一の画像処理の内容を決定することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記受信側の情報処理装置で行われる前記第二の画像処理は画像の劣化復元処理であり、
前記画像処理手段は、前記受信側の情報処理装置で行われる前記劣化復元処理に基づいて、前記第一の画像処理の内容を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記劣化復元処理は、ノイズ低減、ボケ除去、収差補正、欠損補完、エッジ強調、圧縮による失われた情報の復元、超解像、コントラスト補正の、1つ以上を含む処理であることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第一の画像処理は、画像のデータサイズを低減する処理であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第一の画像処理は、ローパスフィルター、色空間変換、縮小、減色、劣化復元のうち、一つ以上の処理を含むことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第一の画像処理は、前記画像のフレーム間の画素値の差異を減らす処理であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第一の画像処理と前記第二の画像処理とは、学習済みの機械学習モデルを用いる処理であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第一の画像処理で用いられる前記機械学習モデルは、前記第二の画像処理に用いられる機械学習モデルよりも処理負荷の低い機械学習モデルであることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第一の画像処理は、空間方向のノイズ低減を行う学習済みの機械学習モデルを用いる処理であり、
前記第二の画像処理は、複数枚の画像間の時間方向のノイズ低減を行う学習済みの機械学習モデルを用いる処理であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記画像に所定の解析処理を行う画像解析手段を有し、
前記画像処理手段は、前記画像解析手段による解析結果に基づいて前記第一の画像処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像情報を扱う情報処理技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
監視カメラ等の撮像装置が撮像した画像をネットワーク経由で監視ルームのサーバ等の受信装置へ送信し、そのサーバが画像処理や画像の保存を行うようなシステムが知られている。サーバで行われる画像処理としては、例えば、画像のノイズを低減する処理などが挙げられる。また、特許文献1には、監視カメラを備えた小型ロボットとサーバとにおいて、それぞれで行う画像解析処理を決定する方法が開示されている。さらに、特許文献2には、画像データの送信先に応じて、送信元での画像処理機能を切り換える方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/038100号
特開2007-88924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述したシステムにおいて、撮像装置は、画像データサイズがネットワーク帯域に収まるように、画像を圧縮してから送信する。そして、ネットワーク経由で画像を受け取ったサーバは、圧縮された画像を伸長した後、画像処理や画像の保存を行う。ここで例えば、画像データサイズが大きい場合、撮像装置は画像を高い圧縮率で圧縮することになる。しかしながら、画像を高圧縮率で圧縮すると、撮像された元の画像が有していた多くの情報が失われることになる。このため、圧縮された画像を受信して伸長した画像は、撮像された元の画像からの乖離が大きな画像になってしまう。この場合、サーバ側において、圧縮された画像を受信して伸長した画像に対して画像処理を行っても、画質を向上させることができない可能性がある。
【0005】
そこで、本発明は、圧縮された画像が伸長された後に画像処理が行われる場合の画像の画質向上を可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の情報処理装置は、画像を取得する画像取得手段と、前記画像に対して第一の画像処理を行う画像処理手段と、受信側の情報処理装置へ送信する画像に関連したメタデータを取得するメタデータ取得手段と、前記第一の画像処理後の画像を圧縮する圧縮手段と、前記メタデータと前記圧縮された画像とを前記受信側の情報処理装置へ送信する通信手段と、を有し、前記画像処理手段は、前記受信側の情報処理装置において前記メタデータの解析結果に応じて行われる第二の画像処理の内容に基づいて、前記第一の画像処理の内容を決定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、圧縮された画像が伸長された後に画像処理が行われる場合の画像の画質向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
情報処理装置が適用されるシステム構成の一例を示す図である。
情報処理装置の機能構成を示す図である。
第一の実施形態の学習済みモデルのネットワーク構造例を示す図である。
第一の実施形態に係る情報処理のフローチャートである。
第二の実施形態の学習済みモデルのネットワーク構造例を示す図である。
第二の実施形態に係る情報処理のフローチャートである。
設定画面の一例を示す図である。
設定画面の他の例を示す図である。
第三の実施形態に係る情報処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。以降に挙げる各実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。実施形態の構成は、本発明が適用される装置の仕様や各種条件(使用条件、使用環境等)によって適宜修正又は変更され得る。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。以下の各実施形態において、同一もしくは同様の構成や処理工程には同じ参照符号を付して重複する説明は省略する。
【0010】
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る情報処理装置が適用される情報処理システムの一構成例を示した図である。図1に示す情報処理システムは、画像を撮像して送信する送信側の第一の情報処理装置の一例であるエッジデバイス100と、エッジデバイス100から送信された画像を受信する受信側の第二の情報処理装置の一例であるサーバ150とを含むシステムである。エッジデバイス100とサーバ150は、インターネット等のネットワークを介して接続されているとする。本実施形態では、エッジデバイス100は例えば監視カメラを想定し、サーバ150は監視カメラ(エッジデバイス100)から送信された画像を受信する監視ルームのサーバを想定して説明するが、これらに限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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