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公開番号
2025071321
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2025028758,2023175242
出願日
2025-02-26,2010-07-15
発明の名称
O2濃度を低下させる消火方法
出願人
エア・ウォーター防災株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
A62C
31/02 20060101AFI20250424BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】消火ガスの急激な減圧膨張に起因する騒音を抑制する。
【解決手段】ノズル部(12)を有する噴射ヘッド(13)と、ノズル部から放出される消火ガスが流入する多孔質金属からなる吸音材(125)と、吸音材に接触して吸音材を固定するリング部材(122)と、噴射ヘッドとリング部材とを接続する接続部材(129)とを備えたガス噴射装置であって、ノズル部にはノズル孔(16)が設けられており、吸音材は消火ガスを放出する一方端面(125b)と、ノズル孔の開口と対面する他方端面(125a)を有し、ノズル孔から放出される消火ガスを多孔質金属内へ他方端面から直接流入させることができ、接続部材は、噴射ヘッドに螺合することが可能な螺合部(123)を含み、一方端面は、リング部材に接する部分を除いて大気開放されている。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)高圧の消火ガスを導く導管14と、
(b)導管14に高圧の消火ガスを供給する消火ガス供給源15と、
(c)噴射ヘッド13であって、
高圧の消火ガスを建物内の消火対象区画内の空間に向けて噴射するノズル孔16が形成されるノズル部12と、
導管14の端部に接続される噴射ヘッド端部とを有する噴射ヘッド13と、
(d)ノズル部12からの消火ガスの放出による音響を減衰させて消火対象区画内の空間へ噴射する消音装置17,17b、17c、17f、17g、17hであって、
噴射ヘッド13に着脱可能である取付け部43を有する消音装置17,17b、17c、17f、17g、17hとを備えることを特徴とするガス消火設備。
続きを表示(約 4,700 文字)
【請求項2】
噴射ヘッド13のノズル部12は、噴射ヘッド13における消火ガスの噴射方向下流側(図2,4,5,13,14,15の左方)に設けられ、
前記噴射ヘッド端部は、噴射ヘッド13における消火ガスの噴射方向上流側(図2,4
,5,13,14,15の右方)に設けられ、
ノズル孔16と、前記噴射ヘッド端部とは、導管14の前記端部の軸線に沿って延びることを特徴とする請求項1記載のガス消火設備。
【請求項3】
噴射ヘッド端部は、第1ねじによって導管14の端部に接続され、
消音装置17,17b、17c、17f、17g、17hは、第2ねじによって噴射ヘッド13のノズル部12に、着脱可能であり、
消音装置17,17b、17c、17f、17g、17hは、導管14の前記端部の軸線に沿って延びる軸線を有することを特徴とする請求項2記載のガス消火設備。
【請求項4】
消音装置17は、筒状の周壁25と、周壁25の軸線方向一端部に、該周壁25の軸線に垂直に形成される端壁26と、周壁25の軸線方向他端部に、噴射ヘッド13に着脱可能に形成される取付け部27とを含み、
端壁26には、周壁25の軸線上にガス放出孔34が該端壁の厚み方向に貫通して形成され、
周壁25、端壁26および取付け部27によって規定される内部空間には、周壁25の内周面に沿って装着された筒状の吸音材33が収容されることを特徴とする請求項1~3のうちの1つに記載のガス消火設備。
【請求項5】
消音装置17bは、
(e)ノズル孔16の軸線に沿って延びる軸線を有する円筒状の周壁35であって、
ノズル孔16の出口から消火ガスの噴射方向下流に拡がった内部空間39を形成する周壁35と、
(f)周壁35の軸線方向のノズル部12から遠ざかった一端部に形成される端壁36であって、前記周壁35とともに前記内部空間39を規定し、この端壁36には、複数の通気孔38が該端壁36の厚み方向に貫通して形成される端壁36と、
(g)周壁35の軸線方向のノズル部12に近い他端部に形成され、噴射ヘッド13に着脱可能に取付けられる取付け部37と、
(h)前記内部空間39に詰めて装填されて収容される吸音材40であって、
微細な空隙を有し、
噴射ヘッド13のノズル部12から高速で噴射された消火ガスを、前記内部空間39に収容された吸音材40で拡散させて徐々に減圧膨張させてその流速を下げ、消火ガスの噴射流の振動を吸収し、前記通気孔38から前記消火対象区画内の空間へ放出する吸音材40とを含むことを特徴とする請求項1~3のうちの1つに記載のガス消火設備。
【請求項6】
消音装置17cは、
(i)導管14の前記端部の軸線に沿って延びる軸線を有する円筒状の周壁41であって、
ノズル孔16の出口から消火ガスの噴射方向下流で拡がった内部空間45を形成し、
複数の通気孔44が分布して、該周壁41の厚み方向に貫通して形成される周壁41と、(j)周壁41の軸線方向のノズル部12から遠ざかった一端部に、該周壁41の軸線に垂直に形成され、前記周壁41とともに内部空間45を規定する端壁42と、
(k)周壁41の軸線方向のノズル部12に近い他端部に形成される取付け部43であって、噴射ヘッド13のノズル部12に、前記第2ねじによって、着脱可能である取付け部43と、
(l)前記内部空間45に隙間なく詰めて装填されて収容される吸音材46であって、微細な空隙を有し、噴射ヘッド13のノズル部12から高速で噴射された消火ガスを、前記内部空間45内で拡散させて徐々に減圧膨張させてその流速を下げ、消火ガスの噴射流の振動を吸収し、前記通気孔44から前記消火対象区画内の空間へ放出する吸音材46とを含むことを特徴とする請求項1~3のうちの1つに記載のガス消火設備。
【請求項7】
ノズル孔16は、導管14の端部の導管軸線に沿って延びるノズル孔軸線L12を有し、ノズル孔16のノズル孔軸線L12に垂直な断面は、ノズル孔軸線L12に沿って一様であり、
噴射ヘッド13のノズル部12におけるノズル孔16が開口するノズル孔16の出口端部まわりの端面12aは、ノズル孔軸線L12に垂直な仮想平面上に形成され、
消音装置17fは、
(m)ノズル孔軸線L12に沿って延びる周壁軸線L121を有する円筒状の周壁121であって、
ノズル孔16の出口から消火ガスの噴射方向下流に拡がった内部空間124を形成する周壁121と、
(n)周壁121における周壁軸線L121方向のノズル部12から遠ざかった一端部に連なって形成され、前記周壁121とともに前記内部空間124を規定し、透孔122bが周壁軸線L121方向に貫通して形成される端壁122と、
(o)周壁121における周壁軸線L121方向のノズル部12に近い他端部に形成され、噴射ヘッド13に取付けられる取付け部123と、
(p)前記内部空間124に隙間なく詰めて装填されて収容される吸音材125であって、
多孔質材料から成り、
周壁軸線L121に一致する吸音材軸線L125を有する柱状であり、
吸音材125の前記ノズル部12から遠ざかった一端面125bと、前記ノズル部12に近い他端面125cとを有し、
吸音材125の前記ノズル部12に近い前記他端面125cは、吸音材軸線L125に垂直な仮想平面上に形成され、
取付け部123が噴射ヘッド13に取付けられることによって、前記一端面125b側が前記端壁122に支持されるとともに、前記他端面125cと前記ノズル部12の前記端面12aとが面接触し、
微細な空隙を有し、
噴射ヘッド13のノズル部12から高速で噴射された消火ガスを、前記内部空間124に収容された吸音材125で拡散させて徐々に減圧膨張させてその流速を下げ、消火ガスの噴射流の振動を吸収し、前記透孔122bから前記消火対象区画内の空間へ放出する吸音材125とを含むことを特徴とする請求項1~3のうちの1つに記載のガス消火設備。
【請求項8】
噴射ヘッド13のノズル部12におけるノズル孔16が開口するノズル孔16の出口端
部まわりの端面は、ノズル孔16の軸線に垂直な仮想平面上に形成され、
消音装置17gは、
(q)ノズル孔16の軸線に沿って延びる軸線を有する円筒状の周壁131であって、
ノズル孔16の出口から消火ガスの噴射方向下流に拡がった内部空間140を形成する周壁131と、
(r)周壁131の軸線方向のノズル部12から遠ざかった一端部に形成され、前記周壁131とともに前記内部空間140を規定し、透孔が周壁131の軸線方向に貫通して形成される端壁143と、
(s)周壁131の軸線方向のノズル部12に近い他端部に形成され、噴射ヘッド13に取付けられる取付け部133と、
(t)前記内部空間140に収容される第1、第2および第3吸音材134,135,
136であって、
多孔質金属から成り、
周壁131の軸線方向に、前記ノズル部12から端壁143に、第1吸音材134と、
第3吸音材136と、第2吸音材135とが、この順序で設けられ、
第1吸音材134と第2吸音材135とは、周壁131の軸線に一致する軸線を有する
柱状であり、
第3吸音材136は、周壁131の軸線に一致する軸線を有する筒状であり、
第1吸音材134の前記ノズル部12に近い端面は、第1吸音材134の前記軸線に垂直な仮想平面上に形成され、
第2吸音材135は、前記ノズル部12から遠ざかった端面を有し、
取付け部133が噴射ヘッド13に取付けられることによって、第2吸音材135の前記ノズル部12から遠ざかった前記端面と前記端壁143とが接触するとともに、第1吸音材134の前記ノズル部12に近い前記端面と前記ノズル部12の前記端面とが面接触し、
これらの第1、第2および第3吸音材134,135,136は、
微細な空隙を有し、
噴射ヘッド13のノズル部12から高速で噴射された消火ガスを、前記内部空間140に収容された第1~第3吸音材134,135,136で拡散させて徐々に減圧膨張させてその流速を下げ、消火ガスの噴射流の振動を吸収し、前記透孔122bから前記消火対象区画内の空間へ放出する第1、第2および第3吸音材134,135,136とを含むことを特徴とする請求項1~3のうちの1つに記載のガス消火設備。
【請求項9】
噴射ヘッド13は、
導管14の端部に接続され、この端部の軸線に追って延び、複数のノズル孔16が厚み方向に貫通して形成される筒部167と、
導管14の端部から遠ざかった筒部167の軸線方向一端部を塞ぐ端壁部165とを有し、
消音装置17hは、
(u)第1吸音材152であって、
筒状に形成され、
噴射ヘッド13の筒部167が挿通され、
噴射ヘッド13の筒部167の外周面であるノズル孔16の出口端部まわりの円弧状端面に、面接触する内周面を有する第1吸音材152と、
(v)ケーシング150であって、
(v1)噴射ヘッド13の筒部167の軸線に沿って延び、第1吸音材152の放射方向に間隔をあけて外囲する筒部157と、
(v2)導管14の端部の近くで筒部157を塞ぎ、噴射ヘッド13に接続されるケーシング端壁部159とを有するケーシング150と、
(w)筒状に形成され、筒部157の内周面に沿って配置され、第1吸音材152の外
周面との間に環状の空間170を形成する第2吸音材153と、
(x)ケーシング150の筒部157における導管14の端部から遠ざかった端部に配置され、環状の空間からの消火ガスを消火対象区画内の空間へ放出する第3吸音材156とを含み、
(y) これらの第1、第2および第3吸音材152,153,156は、
微細な空隙を有し、
噴射ヘッド13のノズル部12から高速で噴射された消火ガスを、拡散させて徐々に減圧膨張させてその流速を下げ、消火ガスの噴射流の振動を吸収することを特徴とする請求項1~3のうちの1つに記載のガス消火設備。
【請求項10】
消音装置17b;17c;17f;17g;17hは、
噴射ヘッド13のノズル部12におけるノズル孔16が開口するノズル孔16の出口端部まわりの端面12aに、吸音材40;46;125;134;152の端面125cが面接触し、
吸音材40;46;125;134;152は、
微細な空隙を有し、
噴射ヘッド13に形成されたノズル部12のノズル孔16から高速で噴射された消火ガスを、吸音材40;46;125;134;152で拡散させて徐々に減圧膨張させてその流速を下げることを特徴とする請求項1~3のうちの1つに記載のガス消火設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災発生時に建物の消火対象区画内にN
2
ガスまたはハロゲン化物ガスなどの消火ガスを消火剤として放出することによって、消火対象区画内のO
2
濃度を低下させて消火するガス消火設備に関し、さらに詳しくは消火対象区画内に設けられる噴射ヘッドから消火ガスを噴射した際に発生する大音響を低減するために好適に実施することができるガス消火設備に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、消火剤としてCO
2
ガスおよびN
2
ガスおよびハロゲン化物などの消火ガスを消火対象区画内に放出して、その消火対象区画内のO
2
濃度を低下させることによって消火を行うガス消火設備が各種の建物に装備されている。
【0003】
図16は、従来技術のガス消火設備で用いられる消火ガス噴射部1を示す斜視図である。消火ガス噴射部1は、消火ガス供給源2から火災発生時に供給される高圧の消火ガスを噴射する噴射ヘッド3と、噴射ヘッド3が接続される導管4とを備える。
【0004】
導管4は、消火ガス供給源2に接続される主管5と、主管5に介在される分岐管6と、分岐管6によって主管5からの消火ガスが導かれ、前記噴射ヘッド3が接続される枝管7とを有する。主管5は、建物の躯体またはその躯体に固定された基台8およびブラケット9にUボルトなどの締結具10によって締結され、噴射ヘッド3の振動および変位が抑制された状態で設置されている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-173565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記従来の技術では、消火ガス供給源2から導管4を経て供給される高圧の消火ガスを噴射ヘッド3から大量に噴射するため、噴射ヘッド3のノズル部112に形成されるノズル孔116から高速で噴射される消火ガス流によって、いわば空気を切り裂くような大音響を発生してしまうという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、噴射ヘッドからの消火ガスの噴射流に起因する音響を減衰させることができるガス消火設備を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
(a)高圧の消火ガスを導く導管14と、
(b)導管14に高圧の消火ガスを供給する消火ガス供給源15と、
(c)噴射ヘッド13であって、
高圧の消火ガスを建物内の消火対象区画内の空間に向けて噴射するノズル孔16が形成されるノズル部12と、
導管14の端部に接続される噴射ヘッド端部とを有する噴射ヘッド13と、
(d)ノズル部12からの消火ガスの放出による音響を減衰させて消火対象区画内の空間へ噴射する消音装置17,17b、17c、17f、17g、17hであって、
噴射ヘッド13に着脱可能である取付け部43を有する消音装置17,17b、17c、
17f、17g、17hとを備えることを特徴とするガス消火設備である。
本発明は、また、
噴射ヘッド13のノズル部12は、噴射ヘッド13における消火ガスの噴射方向下流側(
図2,4,5,13,14,15の左方)に設けられ、
前記噴射ヘッド端部は、噴射ヘッド13における消火ガスの噴射方向上流側(図2,4,
5,13,14,15の右方)に設けられ、
ノズル孔16と、前記噴射ヘッド端部とは、導管14の前記端部の軸線に沿って延びることを特徴とする。
本発明は、また、
噴射ヘッド端部は、第1ねじによって導管14の端部に接続され、
消音装置17,17b、17c、17f、17g、17hは、第2ねじによって噴射ヘッド13のノズル部12に、着脱可能であり、
消音装置17,17b、17c、17f、17g、17hは、導管14の前記端部の軸線に沿って延びる軸線を有することを特徴とする。
本発明は、図2のように、
消音装置17は、筒状の周壁25と、周壁25の軸線方向一端部に、該周壁25の軸線に垂直に形成される端壁26と、周壁25の軸線方向他端部に、噴射ヘッド13に着脱可能に形成される取付け部27とを含み、
端壁26には、周壁25の軸線上にガス放出孔34が該端壁の厚み方向に貫通して形成され、
周壁25、端壁26および取付け部27によって規定される内部空間には、周壁25の内周面に沿って装着された筒状の吸音材33が収容されることを特徴とする。
本発明は、図4のように、
消音装置17bは、
(e)ノズル孔16の軸線に沿って延びる軸線を有する円筒状の周壁35であって、
ノズル孔16の出口から消火ガスの噴射方向下流に拡がった内部空間39を形成する周壁35と、
(f)周壁35の軸線方向のノズル部12から遠ざかった一端部に形成される端壁36であって、前記周壁35とともに前記内部空間39を規定し、この端壁36には、複数の通気孔38が該端壁36の厚み方向に貫通して形成される端壁36と、
(g)周壁35の軸線方向のノズル部12に近い他端部に形成され、噴射ヘッド13に着脱可能に取付けられる取付け部37と、
(h)前記内部空間39に詰めて装填されて収容される吸音材40であって、
微細な空隙を有し、
噴射ヘッド13のノズル部12から高速で噴射された消火ガスを、前記内部空間39に収容された吸音材40で拡散させて徐々に減圧膨張させてその流速を下げ、消火ガスの噴射流の振動を吸収し、前記通気孔38から前記消火対象区画内の空間へ放出する吸音材40とを含むことを特徴とする。
本発明は、図5のように、
消音装置17cは、
(i)導管14の前記端部の軸線に沿って延びる軸線を有する円筒状の周壁41であって、
ノズル孔16の出口から消火ガスの噴射方向下流で拡がった内部空間45を形成し、
複数の通気孔44が分布して、該周壁41の厚み方向に貫通して形成される周壁41と、(j)周壁41の軸線方向のノズル部12から遠ざかった一端部に、該周壁41の軸線に垂直に形成され、前記周壁41とともに内部空間45を規定する端壁42と、
(k)周壁41の軸線方向のノズル部12に近い他端部に形成される取付け部43であって、噴射ヘッド13のノズル部12に、前記第2ねじによって、着脱可能である取付け部43と、
(l)前記内部空間45に隙間なく詰めて装填されて収容される吸音材46であって、微
細な空隙を有し、噴射ヘッド13のノズル部12から高速で噴射された消火ガスを、前記内部空間45内で拡散させて徐々に減圧膨張させてその流速を下げ、消火ガスの噴射流の振動を吸収し、前記通気孔44から前記消火対象区画内の空間へ放出する吸音材46とを含むことを特徴とする。
本発明は、図13のように、
ノズル孔16は、導管14の端部の導管軸線に沿って延びるノズル孔軸線L12を有し、ノズル孔16のノズル孔軸線L12に垂直な断面は、ノズル孔軸線L12に沿って一様であり、
噴射ヘッド13のノズル部12におけるノズル孔16が開口するノズル孔16の出口端部まわりの端面12aは、ノズル孔軸線L12に垂直な仮想平面上に形成され、
消音装置17fは、
(m)ノズル孔軸線L12に沿って延びる周壁軸線L121を有する円筒状の周壁121であって、
ノズル孔16の出口から消火ガスの噴射方向下流に拡がった内部空間124を形成する周壁121と、
(n)周壁121における周壁軸線L121方向のノズル部12から遠ざかった一端部に連なって形成され、前記周壁121とともに前記内部空間124を規定し、透孔122bが周壁軸線L121方向に貫通して形成される端壁122と、
(o)周壁121における周壁軸線L121方向のノズル部12に近い他端部に形成され、噴射ヘッド13に取付けられる取付け部123と、
(p)前記内部空間124に隙間なく詰めて装填されて収容される吸音材125であって、
多孔質材料から成り、
【0009】
本発明に従えば、消火ガス供給源から導管に供給された高圧の消火ガスは、噴射ヘッドを介して建物内の空間に向けて噴射される。このような噴射ヘッドには消音装置が設けられ、噴射ヘッドのノズル部から高速で噴射される消火ガスの噴射流に起因する大きな噴射音の発生を防止することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、噴射ヘッドに消音装置が設けられるので、火災発生時に噴射ヘッドのノズル部から消火ガスが噴射されても大きな噴射音が発生することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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