TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025070944
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2024092975
出願日
2024-06-07
発明の名称
暗号操作の動的最適化のためのシステム、方法及びコンピュータプログラム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04L
9/14 20060101AFI20250424BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】暗号操作を最適化するためのシステム、方法および装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、システムは、コンピュータ実行可能な命令を記憶するメモリストレージと、メモリストレージに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、を含むことができ、少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数種類の暗号操作を、システムのソフトウェア、システムのハードウェア、およびソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実行するための時間量を決定し、1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれについて、決定された時間量に基づいて、1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つがソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせのいずれで実行されるべきかを決定するための命令を実行するように構成され得る。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータ実行可能な命令を記憶するメモリストレージと、
前記メモリストレージに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備えるシステムであって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記システムのソフトウェア、1つまたは複数種類の暗号操作を、前記システムのハードウェア、および前記ソフトウェアと前記ハードウェアとの組み合わせで実行するための時間量を決定し、
前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれについて、前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つを実行するための前記決定された時間量に基づいて、前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つが前記ソフトウェア、前記ハードウェア、または前記ソフトウェアと前記ハードウェアとの組み合わせのいずれで実行されるべきかを決定するための前記命令を実行するように構成される、
システム。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記1つまたは複数種類の暗号操作は、暗号化アルゴリズムを実行する暗号操作と、復号化アルゴリズムを実行する暗号操作と、ハッシュアルゴリズムを実行する暗号操作と、導出鍵アルゴリズムを実行する暗号操作と、生成アルゴリズムを実行する暗号操作と、を備える、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記時間量は、複数のサイズの入力データに対して、前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれについて決定される、
請求項1又は請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数のサイズの入力データのそれぞれに対して、前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれについて、前記システムの前記ソフトウェアで前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つを実行するための第1の時間量と、前記ハードウェアで前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つを実行するための第2の時間量と、前記ソフトウェアおよび前記ハードウェアの組み合わせで前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つを実行するための第3の時間量とを比較し、
前記複数のサイズの入力データのそれぞれに対して、前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれについて、前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つが前記ソフトウェア、前記ハードウェア、または前記ソフトウェアと前記ハードウェアとの組合せのいずれで実行されるべきかを、前記第1の時間量、前記第2の時間量、および前記第3の時間量のうちのどれが最低値を有するかに基づいて決定することによって、
前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つが前記ソフトウェア、前記ハードウェア、または前記ソフトウェアと前記ハードウェアとの組み合わせのいずれで実行されるべきかを決定するための前記命令を実行するように構成される、
請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つが前記ソフトウェア、前記ハードウェア、または前記ソフトウェアと前記ハードウェアとの組合せのいずれで実行されるべきかどうかの決定の結果を記憶するための前記命令を実行するようにさらに構成される、
請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも前記暗号操作の種類、入力データのサイズ、および前記記憶された結果に基づいて、前記ソフトウェア、前記ハードウェア、または前記ソフトウェアと前記ハードウェアとの前記組合せのいずれで暗号操作を実行するかどうかを決定するための前記命令を実行するようにさらに構成される、
請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
高信頼実行環境(TEE)の下で、前記ソフトウェア、前記ハードウェア、または前記ソフトウェアと前記ハードウェアとの組合せで暗号操作を実行するための前記命令を実行するようにさらに構成される、
請求項1又は請求項2に記載のシステム。
【請求項8】
システムのソフトウェア、前記システムのハードウェア、および前記ソフトウェアと前記ハードウェアとの組み合わせで1つまたは複数種類の暗号操作を実行するための時間量を決定することと、
前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つを実行するための前記決定された時間量に基づいて、前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つが前記ソフトウェア、前記ハードウェア、または前記ソフトウェアと前記ハードウェアとの組み合わせのいずれで実行されるべきかを、前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれについて決定することと、
含む方法。
【請求項9】
前記1つまたは複数種類の暗号操作は、暗号化アルゴリズムを実行する暗号操作と、復号化アルゴリズムを実行する暗号操作と、ハッシュアルゴリズムを実行する暗号操作と、導出鍵アルゴリズムを実行する暗号操作と、生成アルゴリズムを実行する暗号操作と、を含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記時間量は、複数のサイズの入力データに対して、前記1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれについて決定される、
請求項8又は請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の例としての実施形態と整合するシステム、方法及びコンピュータプログラムは、暗号操作の動的最適化のためのシステム、方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
暗号操作は、暗号アルゴリズムを使用して、データ暗号化、認証、およびデジタル署名のために実行される操作を指し得る。従来技術では、暗号操作は、専らソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せで実行されるように事前構成され得る。
【0003】
しかしながら、従来技術における暗号操作を実行するための上記のアプローチは、少なくとも以下の欠点を有し得る。
【0004】
いくつかのシステムでは、いくつかの暗号操作は、ソフトウェアよりもハードウェアにおいてより速く実行される場合も、その逆となる場合もあり得る。例えば、いくつかの統合されたハードウェアアクセラレータ、ハードウェア特徴(hardware features)、およびサポート機能(support capabilities)を提供するシステムオンチップ(SoC:System On Chip)では、SoCの各ハードウェア特徴は、関連するハードウェアの異なる条件および機能に基づいて、異なるクロック速度で操作を実行することができる。したがって、そのようなSoCにおける大量のデータの暗号化などの計算集約的暗号操作(computationally intensive cryptographic operations)は、ソフトウェアで実行されるときよりもハードウェアで実行されるときの方が遅くなり得る。
【0005】
したがって、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれで暗号操作を実行するかどうかを動的に決定することによって、暗号操作を動的に最適化する必要がある。
【発明の概要】
【0006】
本開示の例示的な実施形態は、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれで暗号操作を実行するかどうかを動的に決定することによって、暗号操作を動的に最適化する。したがって、本開示の例示的な実施形態は、暗号操作の効率、速度、およびセキュリティを改善する。
【0007】
実施形態によれば、システムが提供される。システムは、コンピュータ実行可能な命令を記憶するメモリストレージと、メモリストレージに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み得、少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数種類の暗号操作を、システムのソフトウェア、システムのハードウェア、およびソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実行するための時間量を決定し、1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれについて、1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つを実行するための決定された時間量に基づいて、1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つがソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせのいずれで実行されるべきかを決定するための命令を実行するように構成され得る。
【0008】
実施形態によれば、1つまたは複数種類の暗号操作は、暗号化アルゴリズムを実行する暗号操作と、復号化アルゴリズムを実行する暗号操作と、ハッシュアルゴリズムを実行する暗号操作と、導出鍵アルゴリズムを実行する暗号操作と、生成アルゴリズムを実行する暗号操作と、を含み得る。
【0009】
実施形態によれば、時間量は、複数のサイズの入力データに対して、1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれについて決定され得る。
【0010】
実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサは、複数のサイズの入力データのそれぞれに対して、1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれについて、システムのソフトウェアで1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つを実行するための第1の時間量と、ハードウェアで1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つを実行するための第2の時間量と、ソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせで1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つを実行するための第3の時間量とを比較し、複数のサイズの入力データのそれぞれに対して、1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれについて、1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つがソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれで実行されるべきかを、第1の時間量、第2の時間量、および第3の時間量のうちのどれが最低値を有するかに基づいて決定することによって、1つまたは複数種類の暗号操作のそれぞれ1つが、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせのいずれで実行されるべきかを決定するための命令を実行するように構成され得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
トヨタ自動車株式会社
車両
9日前
トヨタ自動車株式会社
方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両
16日前
トヨタ自動車株式会社
方法
5日前
トヨタ自動車株式会社
車両
17日前
トヨタ自動車株式会社
車両
9日前
トヨタ自動車株式会社
車両
9日前
トヨタ自動車株式会社
車両
2日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
1日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
2日前
トヨタ自動車株式会社
組電池
5日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
16日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
16日前
トヨタ自動車株式会社
自動車
9日前
トヨタ自動車株式会社
充電器
10日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
16日前
トヨタ自動車株式会社
製造方法
10日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
16日前
トヨタ自動車株式会社
触媒装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
配車装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
3日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
16日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
16日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
17日前
トヨタ自動車株式会社
ステータ
1日前
トヨタ自動車株式会社
判定装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
検査装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
9日前
続きを見る
他の特許を見る