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公開番号
2025070709
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181217
出願日
2023-10-20
発明の名称
医療用樹脂容器
出願人
株式会社トップ
代理人
個人
主分類
A61J
1/10 20060101AFI20250424BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】液状物を充填する際に、跳ね返りが生じる虞の少ない医療用樹脂容器を提供する。
【解決手段】第1シート2aと第2シート2bとを有する容器本体2を含んだ医療用樹脂容器1であって、前記容器本体2は、前記第1シートと前記第2シートとにより形成された袋状のチャンバー20を有し、前記チャンバー20の一方の下隅部に排出部5が形成され、前記チャンバー20の前記排出部5に対する対角位置にある上隅部に前記チャンバー20の一部が上方に延在した延出部6が形成され、該延出部6は前記チャンバー20の一方の側端縁外方に形成されているシール部21より左右方向中央側に形成され、かつ開口用かつ吊下げ用の貫通孔7が形成されている構成の医療用樹脂容器とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1シートと第2シートとを有する容器本体を含んだ医療用樹脂容器であって、
前記容器本体は、前記第1シートと前記第2シートとにより形成された袋状のチャンバーを有し、
前記チャンバーの一方の下隅部に排出部が形成され、
前記チャンバーの前記排出部に対する対角位置にある上隅部に前記チャンバーの一部が上方に延在した延出部が形成され、
該延出部は前記チャンバーの一方の側端縁外方に形成されているシール部より左右方向中央側に形成され、かつ開口用かつ吊下げ用の貫通孔が形成されていることを特徴とする医療用樹脂容器。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記貫通孔は、前記排出部の排出孔と前記貫通孔の中心とを結ぶ第1仮想線に沿った一対の直線部と、該一対の直線部の上端を繋ぐ半円部と、前記一対の直線部の下端を繋いで前記第1仮想線に直交する底辺部とを有することを特徴とする請求項1に記載の医療用樹脂容器。
【請求項3】
前記チャンバーは、前記排出部が形成された下隅部に、他方の側端縁の下端および下端縁より外側に膨らむ凹み部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の医療用樹脂容器。
【請求項4】
前記凹み部と前記他方の側端縁との境界、及び前記凹み部と前記下端縁との境界と、を結んだ第2仮想線は、前記底辺部に沿って延びていることを特徴とする請求項3に記載の医療用樹脂容器。
【請求項5】
前記排出部には前記排出孔を形成する管状体が固定され、該管状体の上部は前記チャンバーの内部空間内に露出した状態で配置されていることを特徴とする請求項4に記載の医療用樹脂容器。
【請求項6】
前記管状体の上端は、前記第2仮想線上、または、それより前記凹み部側に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の医療用樹脂容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、栄養供給システムの栄養剤などの供給源として用いられる医療用樹脂容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
怪我や認知症などで経口による食事の摂取が困難な患者に、消化器に対して直接栄養や薬剤を投与する方法として経腸栄養療法が知られている。経腸栄養療法では、患者の鼻腔から胃あるいは十二指腸に挿入された経鼻カテーテルあるいは腹部に形成された胃瘻を介して挿入されたPEG(Percutaneous Endoscopic Gastrostomy)カテーテルが用いられる。
【0003】
これらのカテーテルにより、経腸栄養剤、白湯などの液体、又は薬剤などの液状物が投与されるが、その際、患者に投与する液状物を空の医療用樹脂容器に予め注入する作業が必要である。
【0004】
従来の医療用樹脂容器として、例えば特許文献1に記載されたパウチ容器が知られている。この文献に記載されたパウチ容器は、少なくとも表面部を構成する表面シート(11)及び裏面部を構成する裏面シート(12)を備え、該シートに囲まれた内容物の充填空間(14)に繋がる開口部(15)が容器上部の表面シート(11)と裏面シート(12)との間に形成され、開口部を閉じるチャック(16)が設けられたパウチ容器において、表面シート(11)と裏面シート(12)がチャック(16)よりも上方に延出して、互いに離間可能に形成された一対の延出片(20A,20B)を有し、各延出片(20A,20B)には、指の挿入を可能とする挿入部(21A,21B)が形成されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-31199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記従来のパウチ容器では、充填部内に端縁のシール部を突出させてこれに吊り下げ孔が設けられている。このため、充填部に液状物を充填する際に、充填部に流し込んだ液状物がこの吊り下げ孔周囲の突出部に当たり、跳ね返りが生じて、作業者の手や周囲を汚染する恐れがあった。
【0007】
本発明は、液状物を充填する際に、跳ね返りが生じる虞の少ない医療用樹脂容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、上記課題は以下の本発明の構成により解決される。
(1)本発明の医療用樹脂容器は、第1シートと第2シートとを有する容器本体を含んだ医療用樹脂容器であって、前記容器本体は、前記第1シートと前記第2シートとにより形成された袋状のチャンバーを有し、前記チャンバーの一方の下隅部に排出部が形成され、前記チャンバーの前記排出部に対する対角位置にある上隅部に前記第1シートと前記第2シートにより形成された前記チャンバーの一部が上方に延在した延出部が形成され、該延出部は前記チャンバーの一方の側端縁外方に形成されているシール部より左右方向中央側に形成され、かつ開口用かつ吊下げ用の貫通孔が形成されていることを特徴とする(以下、「第1の本発明の医療用樹脂容器」という。)。
【0009】
第1の本発明の医療用樹脂容器によれば、貫通孔が延出部に形成されている為、チャンバー内に吊り下げ穴形成用の突出部を形成する必要がなく、注入した液状物が突出部に当たって跳ね返りが生じる虞が少ない。
【0010】
(2)また、本発明の医療用樹脂容器は、前記貫通孔は、前記排出部の排出孔と前記貫通孔の中心とを結ぶ第1仮想線に沿った一対の直線部と、該一対の直線部の上端を繋ぐ半円部と、前記一対の直線部の下端を繋いで前記第1仮想線に直交する底辺部とを有することを特徴とする(以下、「第2の本発明の医療用樹脂容器」という。)。
(【0011】以降は省略されています)
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