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公開番号2025070550
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180965
出願日2023-10-20
発明の名称タブレット状皮膚洗浄料
出願人株式会社ファンケル
代理人弁理士法人お茶の水内外特許事務所
主分類A61K 8/02 20060101AFI20250424BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】成形性、崩壊性及び使用性に優れたタブレット状皮膚洗浄料を提供すること。
【解決手段】N-アシルメチルタウリン塩を含むタブレット状皮膚洗浄料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
N-アシルメチルタウリン塩を含むことを特徴とするタブレット状皮膚洗浄料。
続きを表示(約 77 文字)【請求項2】
全体に対してアニオン性界面活性剤を10質量%以上40質量%以下含むことを特徴とする請求項1に記載のタブレット状皮膚洗浄料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タブレット状(錠剤状)の皮膚洗浄料に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
粉末を圧縮して成形したタブレット状皮膚洗浄料(以下、タブレット状洗浄料ともいう)が知られている。タブレット状洗浄料は、水に接触した際に素早く崩壊し、かつ速泡性や泡量などの使用性が良いことが求められている。タブレット状洗浄料の崩壊性を向上させるために、例えば、特許文献1、2には発泡成分である炭酸塩と酸を配合することが、特許文献3にはマクロ空隙率15%以上と空隙を多くすることが、特許文献4には崩壊剤であるクロスカルメロースナトリウムを配合することが提案されている。
しかし、特許文献1~4に記載のタブレット状洗浄料は、いずれも崩壊に1分程度を要し、さらなる崩壊性の向上が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭62-030197号公報
特開平5-247495号公報
特開平10-183198号公報
特開2007-126574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、成形性、崩壊性及び使用性に優れたタブレット状皮膚洗浄料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の課題を解決するための手段は、以下の通りである。
1.N-アシルメチルタウリン塩を含むことを特徴とするタブレット状皮膚洗浄料。
2.全体に対してアニオン性界面活性剤を10質量%以上40質量%以下含むことを特徴とする1.に記載のタブレット状皮膚洗浄料。
【発明の効果】
【0006】
本発明のタブレット状皮膚洗浄料は、成形性、崩壊性に優れているとともに、泡立ちの早さ、泡量、泡質、泡持続性などの使用性にも優れている。本発明の皮膚洗浄料はタブレット状で水を含まないため、防腐剤フリーとすることができる。本発明の皮膚洗浄料はタブレット状であるため、持ち運び、保管が容易である。本発明の皮膚洗浄料は、製造工程における水使用量が少なく、水資源保護の観点からも有望である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明のタブレット状皮膚洗浄料は、N-アシルメチルタウリン塩を含む。
・N-アシルメチルタウリン塩
N-アシルメチルタウリン塩は、アニオン性界面活性剤である。
N-アシルメチルタウリン塩におけるアシル基としては、オクタノイル基、デカノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オレオイル基、リノレオイル基などが挙げられる。アシル基は、混合脂肪酸に由来するものでもよく、具体例としては、ヤシ油脂肪酸アシル基(ココイル基)、パーム油脂肪酸アシル基、パーム核油脂肪酸アシル基、牛脂脂肪酸アシル基等が挙げられる。塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン塩、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。
N-アシルメチルタウリン塩としては、例えば、ココイルメチルタウリンNa、カプロイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルタウリンNa、ミリストイルメチルタウリンNa、オレオイルメチルタウリンNa、ステアロイルメチルタウリンNa等が挙げられ、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルタウリンNaを含むことが好ましい。N-アシルメチルタウリン塩は、1種または2種以上を混合して使用することができる。
【0008】
・他の界面活性剤
本発明のタブレット状皮膚洗浄料は、上記したN-アシルメチルタウリン塩以外のアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤の1種または2種以上を配合することができる。他の界面活性剤は任意成分であるが、配合する場合はアニオン性界面活性剤を含むことが好ましい。アニオン性界面活性剤としては、高級脂肪酸塩、N-アシルグリシン塩、N-アシルグルタミン酸塩、N-アシルアラニン塩、N-アシルイセチオン酸塩、モノアルキルリン酸塩、エーテルカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、スルホコハク酸塩等が挙げられる。両性界面活性剤としては、カルボベタイン型界面活性剤、スルホベタイン型界面活性剤、アミドベタイン型界面活性剤、イミダゾリン型界面活性剤等が挙げられる。
【0009】
本発明のタブレット状皮膚洗浄料は、全体に対してアニオン性界面活性剤を10質量%以上含むことが好ましく、15質量%以上含むことがより好ましく、また40質量%以下含むことが好ましく、35質量%以下含むことがより好ましく、30質量%以下含むことがさらに好ましい。アニオン性界面活性剤の量が10質量%未満では、使用性が低下する場合があり、40質量%を超えると崩壊性が低下する場合がある。
本発明のタブレット状皮膚洗浄料が他の界面活性剤を含む場合は、全界面活性剤に対して、N-アシルメチルタウリン塩を1質量%以上含むことが好ましく、2質量%以上含むことがより好ましく、5質量%以上含むことがさらに好ましく、10質量%以上含むことがよりさらに好ましい。全アニオン性界面活性剤に対するN-アシルメチルタウリン塩の量が1質量%未満では、使用性が低下する場合がある。
【0010】
・その他配合成分
本発明のタブレット状皮膚洗浄料には、本発明の効果を損なわない範囲で、多価アルコール、糖類、糖アルコール類、防腐剤、金属イオン封鎖剤、薬効成分、無機粉体、増量剤(賦形剤)、崩壊剤、滑沢剤、香料等を含有させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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