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公開番号2025070529
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180915
出願日2023-10-20
発明の名称物品搬送装置
出願人株式会社京都製作所,花王株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類B65G 54/02 20060101AFI20250424BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】工程の順番が入れ替わっても、処理に用いられる装置を入れ替えることなく、物品に対する処理を実行可能とする。
【解決手段】物品搬送装置は、平面状の上面を有する搬送部と、物品を保持して前記搬送部の上面に沿って移動可能な搬送シャトルと、磁力を利用して前記搬送シャトルを前記搬送部の前記上面より浮上させるとともに前記搬送部の前記上面に沿って移動させる搬送機構と、処理部と、後処理を実行可能な1の後処理部とが前記搬送部に沿って配置される作業領域と、を有する。少なくとも前記作業領域は、前記搬送シャトルが互いに反対方向に同時に移動可能な構成を有する。前記搬送機構は、少なくとも前記作業領域において、複数の前記処理部における処理が実行される毎に、処理後の物品を搭載した前記搬送シャトルを前記後処理部に移動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
平面状の上面を有し第1方向に沿って延びる搬送部と、
物品を保持可能であるとともに前記搬送部の上面に沿って移動可能な搬送シャトルと、
磁力を利用して前記搬送シャトルを前記搬送部の前記上面より浮上させるとともに前記搬送部の前記上面に沿って移動させる搬送機構と、
前記搬送シャトルに保持された前記物品に対して異なる処理を実行可能な複数の処理部と、複数の異なる前記処理に対する後処理を実行可能な1の後処理部とが前記搬送部に沿って配置される作業領域と、を有し、
少なくとも前記作業領域は、前記搬送シャトルが互いに反対方向に同時に移動可能な構成を有し、
前記搬送機構は、少なくとも前記作業領域において、複数の前記処理部における処理が実行される毎に、処理後の前記物品を搭載した前記搬送シャトルを前記後処理部に移動させる物品搬送装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
複数の前記処理部は、第1の処理を実行可能な第1処理部と、第1の処理部とは異なる第2の処理を実行可能な第2処理部とで構成され、
前記作業領域において、前記第1方向に沿って前記第1処理部、前記後処理部及び前記第2処理部の順に配置されており、
前記搬送機構は、前記第1処理部から前記後処理部に向かって前記第1方向に移動する前記搬送シャトルがあるときに別の前記搬送シャトルを前記後処理部から前記第1処理部に向かって前記第1方向と反対向きの第2方向に移動可能な構成であるとともに、前記後処理部から前記第2処理部に前記第1方向に移動する前記搬送シャトルがあるときに、別の前記搬送シャトルを前記第2処理部から前記後処理部に向かって前記第2方向に移動可能な構成である請求項1に記載の物品搬送装置。
【請求項3】
前記搬送機構は、
前記第1処理部において前記第1処理が施された前記物品を保持する前記搬送シャトルを前記第1方向に移動させて前記後処理部で前記第1の処理に対する後処理を終了した後、当該搬送シャトルを前記第2処理部よりも前記第1方向における下流側に移動させる第1操作と、
前記第1処理部において前記第1処理が施された前記物品を保持する前記搬送シャトルを前記第1方向に移動させて前記後処理部で前記第1の処理に対する後処理を実行させ、当該搬送シャトルを前記第1方向に移動させて前記第2処理部で当該物品に前記第2処理を実行させ、当該搬送シャトルを前記第2方向に移動させて前記後処理部で前記第2の処理に対する後処理を終了した後、当該搬送シャトルを前記第2処理部よりも前記第1方向における下流側に移動させる第2操作と、
前記搬送シャトルを前記第1処理部及び前記後処理部を通過させて前記第2処理部で前記搬送シャトルが保持する前記物品に前記第2の処理を実行させ、当該搬送シャトルを前記第2方向に移動させて前記後処理部で前記第2の処理に対する後処理を実行させ、当該搬送シャトルを前記第2方向に移動させて前記第1処理部で当該物品に対して前記第1の処理を実行させ、前記当該搬送シャトルを前記第1方向に移動させて前記後処理部で前記第1の処理に対する後処理を実行させた後、当該搬送シャトルを前記第2処理部よりも前記第1方向における下流側に移動させる第3操作と、
前記搬送シャトルを前記第1処理部及び前記後処理部を通過させて前記第2処理部で前記搬送シャトルが保持する前記物品に前記第2の処理を実行させ、当該搬送シャトルを前記第2方向に移動させて前記後処理部で前記第2の処理に対する後処理を実行させた後、当該搬送シャトルを前記第2処理部よりも前記第1方向における下流側に移動させる第4操作と、を前記物品に応じて選択して実行可能である請求項2に記載の物品搬送装置。
【請求項4】
前記第1処理部に配置された処理装置及び前記第2処理部に配置された処理装置の少なくとも一方は、前記物品に対して取付部材を取り付ける動作を実行し、
前記処理装置は、前記取付部材を交換することで、異なる物品に対応可能な構成を有する請求項2に記載の物品搬送装置。
【請求項5】
少なくとも作業領域において前記搬送部は、
前記搬送シャトルが互いに反対方向に同時に移動可能となるよう、第1ルートと第2ルートとを有する請求項1から請求項4のいずれかに記載の物品搬送装置。
【請求項6】
前記後処理部は、前記第1ルートと前記第2ルートとをまたぐ位置で前記搬送シャトルに保持されている前記物品の後処理を実行する請求項5に記載の物品搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を搬送する物品搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、物品を搬送するとともに搬送された物品の検査等の処理が実行される装置として、ベルトコンベヤを用いた構成が広く知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017―119565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ベルトコンベヤを用いる構成の場合、物品は常に一方向に移動する構成であるため、例えば、搬送する物品が変更されて、部品の取り付け処理が変更前と同じ動作であっても、工程の順番が入れ替わると、処理に用いられる装置を入れ替える必要があり、装置の入れ替え及び調整のための時間がかかる。
【0005】
そこで、工程の順番が入れ替わっても、処理に用いられる装置を入れ替えることなく、物品に対する処理を実行可能な物品搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明の物品搬送装置は、平面状の上面を有し第1方向に沿って延びる搬送部と、物品を保持可能であるとともに前記搬送部の上面に沿って移動可能な搬送シャトルと、磁力を利用して前記搬送シャトルを前記搬送部の前記上面より浮上させるとともに前記搬送部の前記上面に沿って移動させる搬送機構と、前記搬送シャトルに保持された前記物品に対して異なる処理を実行可能な複数の処理部と、複数の異なる前記処理に対する後処理を実行可能な1の後処理部とが前記搬送部に沿って配置される作業領域と、を有する。少なくとも前記作業領域は、前記搬送シャトルが互いに反対方向に同時に移動可能な構成を有する。前記搬送機構は、少なくとも前記作業領域において、複数の前記処理部における処理が実行される毎に、処理後の前記物品を搭載した前記搬送シャトルを前記後処理部に移動させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、工程の順番が入れ替わっても、処理に用いられる装置を入れ替えることなく、物品に対する処理が実行可能であるため、装置の入れ替えの手間と時間を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
物品搬送装置の概略配置図である。
物品搬送装置の機能ブロック図である。
第1物品の一例の分解斜視図である。
第1物品の他の例である第1物品の分解斜視図である。
第2物品の一例の分解斜視図である。
搬送部に沿って移動している物品を保持した搬送シャトル及び搬送部の断面図である。
搬送部のセグメントの配置を示す図である。
第1中処理部における位置決めを実行するときの第1搬送シャトル及びセグメントの平面図である。
第1作業領域及び第1バイパス路を拡大した平面図である。
第1搬送シャトルが第1処理部に移動する状態を示す概略平面図である。
第1搬送シャトルが第1処理部から後処理部に移動する状態を示す概略平面図である。
第1搬送シャトルが後処理部から第2処理部に移動する状態を示す概略平面図である。
第1搬送シャトルが第2処理部から後処理部に移動する状態を示す概略平面図である。
第1搬送シャトルが後処理部から第1作業領域よりも第1方向の下流側に移動する状態を示す概略平面図である。
第1搬送シャトルが第2バイパス路を通って第1搬出部に移動する状態を示す概略平面図である。
第1搬送シャトルが第2処理部に移動する状態を示す概略平面図である。
第1搬送シャトルが第2処理部から後処理部に移動する状態を示す概略平面図である。
第1搬送シャトルが後処理部から第1処理部に移動する状態を示す概略平面図である。
第1搬送シャトルが第1処理部から後処理部に移動する状態を示す概略平面図である。
第1搬送シャトルが後処理部から第1作業領域よりも第1方向の下流側に移動する状態を示す概略平面図である。
第2搬送シャトルが第2処理部に移動する状態を示す概略平面図である。
第2搬送シャトルが第1処理部から後処理部に移動する状態を示す概略平面図である。
第2搬送シャトルが後処理部から第2処理部に移動する状態を示す概略平面図である。
第2搬送シャトルが第2処理部から後処理部に移動する状態を示す概略平面図である。
第2搬送シャトルが後処理部から第2搬出部に移動した後、第2搬送路の第1ルートを移動する状態を示す概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態において、図1に示す物品搬送装置100を基準として、方向を定義する。物品搬送装置100において、左から右に向かう方向を第1方向Tr1とし、第1方向Tr1と反対向き、つまり、右から左に向かう方向を第2方向Tr2とする。また、第1方向Tr1及び第2方向Tr2と直交する方向であって、第1搬送路11から第2搬送路12に向かう方向を第3方向Tr3、その反対方向を第4方向Tr4とする。物品Pr及び搬送シャトル2の移動方向において、現在の位置に対して未来に到達する側を下流側とする。逆に、現在の位置に対して過去に位置していた側を上流側とする。例えば、図1に示す物品搬送装置100において、右側が第1方向Tr1の下流側である。
【0010】
<物品搬送装置100>
図1は、物品搬送装置100の概略平面図である。図2は、物品搬送装置100の機能ブロック図である。物品搬送装置100は、例えば、樹脂で形成された容器であって、内部に液体の収容物が充填される筒状の物品(被搬送物ともいう)Prを搬送する。そして物品搬送装置100は、物品Prを搬送しつつ、物品Prに対して充填、蓋取り付け、検査、印字等の処理を実行する。そして、物品Prは、搬出部81(82)から搬出される。なお、搬出された物品Prは、最終検査、箱詰め等が実行される次工程に送られる。
(【0011】以降は省略されています)

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