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公開番号2025070504
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180868
出願日2023-10-20
発明の名称車両および給電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250424BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】車両側のコイルと地上側のコイルとによる非接触での電力伝送中に車両側と地上側との間の無線通信が途絶しても安全に充電を継続すること。
【解決手段】地上側の送電コイルから非接触で伝送された電力を受け取る受電コイルと、受電コイルが受け取った電力を蓄えるバッテリと、充電制御を実行する制御装置と、地上側装置との間で無線通信を行う通信装置と、を備えた車両であって、制御装置は、地上側装置との通信異常が発生する前に、他周波数帯を使用する機器数と電波強度との関係を確認するとともに、その確認結果に応じてチャンネルの順位付けを行い、充電中に地上側装置との通信が途絶した場合、順位付けされたチャンネルの順番に、通信が途絶した地上側装置との再接続を試みる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
地上側の送電コイルから非接触で伝送された電力を受け取る受電コイルと、
前記受電コイルが受け取った電力を蓄えるバッテリと、
前記送電コイルから前記受電コイルに非接触で伝送された電力を前記バッテリに供給する充電制御を実行する制御装置と、
前記送電コイルを含んで構成された地上側装置との間で無線通信を行う通信装置と、
を備えた車両であって、
前記制御装置は、
前記地上側装置と前記通信装置との間の通信異常が発生する前に、前記地上側装置との無線通信に用いる周波数帯とは異なる他周波数帯を使用する機器数と前記他周波数帯の電波強度との関係を確認するとともに、その確認結果に応じて前記他周波数帯のチャンネルの順位付けを行い、
前記送電コイルから供給される電力を充電中に前記地上側装置との通信が途絶した場合、前記順位付けされたチャンネルの順番に、通信が途絶した当該地上側装置との再接続を試みる
ことを特徴とする車両。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記機器数と前記電波強度との関係は、前記電波強度に対する前記機器数の割合により表され、
前記制御装置は、
前記他周波数帯ごとに前記電波強度に対する前記機器数の割合を算出し、その算出された割合が小さい順に上位となるように前記他周波数帯に対応するチャンネルを順位付けし、
前記通信の途絶から復帰する際、前記順位付けされた上位のチャンネルから順番に、通信が途絶した当該地上側装置との再接続を試みる
ことを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記制御装置は、前記地上側装置との通信が確立された後で前記送電コイルからの電力を受け取る前に、前記機器数と前記電波強度との関係を確認するとともに、前記チャンネルの順位づけを行う
ことを特徴とする請求項2に記載の車両。
【請求項4】
地上に設置された送電コイルと、
前記送電コイルから車両に搭載された受電コイルへと非接触で電力を伝送する電力伝送を制御する制御装置と、
前記車両との間で無線通信を行う通信装置と、
を備えた給電装置であって、
前記制御装置は、
前記車両と前記通信装置との間の通信異常が発生する前に、前記車両との無線通信に用いる周波数帯とは異なる他周波数帯を使用する機器数と前記他周波数帯の電波強度との関係を確認するとともに、その確認結果に応じて前記他周波数帯のチャンネルの順位付けを行い、
前記送電コイルから前記受電コイルへと電力を伝送中に前記車両との通信が途絶した場合、前記順位付けされたチャンネルの順番に、通信が途絶した当該車両との再接続を試みる
ことを特徴とする給電装置。
【請求項5】
前記機器数と前記電波強度との関係は、前記電波強度に対する前記機器数の割合により表され、
前記制御装置は、
前記他周波数帯ごとに前記電波強度に対する前記機器数の割合を算出し、その算出された割合が小さい順に上位となるように前記他周波数帯に対応するチャンネルを順位付けし、
前記通信の途絶から復帰する際、前記順位付けされた上位のチャンネルから順番に、通信が途絶した当該車両との再接続を試みる
ことを特徴とする請求項4に記載の給電装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記車両との通信が確立された後で前記送電コイルから電力を伝送する前に、前記機器数と前記電波強度との関係を確認するとともに、前記チャンネルの順位づけを行う
ことを特徴とする請求項5に記載の給電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両および給電装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、地上側の給電装置から車両へと非接触で電力を伝送する非接触充電システムにおいて、非接触充電中に地上側装置と車両との通信が途絶した場合、通信中に受け取っていた情報を用いて通信途絶状態のまま充電を継続することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-030049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成では、充電中に通信が途絶しても通信中に取得した情報を用いて送電を継続できるものの、時間の経過とともに情報の信ぴょう性が乏しくなるため、過充電のリスクが高まってしまう。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、車両側のコイルと地上側のコイルとによる非接触での電力伝送中に車両側と地上側との間の無線通信が途絶しても安全に充電を継続することができる車両および給電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両は、地上側の送電コイルから非接触で伝送された電力を受け取る受電コイルと、前記受電コイルが受け取った電力を蓄えるバッテリと、前記送電コイルから前記受電コイルに非接触で伝送された電力を前記バッテリに供給する充電制御を実行する制御装置と、前記送電コイルを含んで構成された地上側装置との間で無線通信を行う通信装置と、を備えた車両であって、前記制御装置は、前記地上側装置と前記通信装置との間の通信異常が発生する前に、前記地上側装置との無線通信に用いる周波数帯とは異なる他周波数帯を使用する機器数と前記他周波数帯の電波強度との関係を確認するとともに、その確認結果に応じて前記他周波数帯のチャンネルの順位付けを行い、前記送電コイルから供給される電力を充電中に前記地上側装置との通信が途絶した場合、前記順位付けされたチャンネルの順番に、通信が途絶した当該地上側装置との再接続を試みることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る給電装置は、地上に設置された送電コイルと、前記送電コイルから車両に搭載された受電コイルへと非接触で電力を伝送する電力伝送を制御する制御装置と、前記車両との間で無線通信を行う通信装置と、を備えた給電装置であって、前記制御装置は、前記車両と前記通信装置との間の通信異常が発生する前に、前記車両との無線通信に用いる周波数帯とは異なる他周波数帯を使用する機器数と前記他周波数帯の電波強度との関係を確認するとともに、その確認結果に応じて前記他周波数帯のチャンネルの順位付けを行い、前記送電コイルから前記受電コイルへと電力を伝送中に前記車両との通信が途絶した場合、前記順位付けされたチャンネルの順番に、通信が途絶した当該車両との再接続を試みることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、車両側のコイルと地上側のコイルとによる非接触での電力伝送中に車両側と地上側との間の無線通信が途絶しても安全に充電を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態における非接触充電システムを示す模式図である。
周波数帯とチャンネルとを示す説明図である。
充電制御フローを示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態における車両および給電装置について具体的に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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