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公開番号2025069718
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179613
出願日2023-10-18
発明の名称宅配ボックス
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A47G 29/124 20060101AFI20250423BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】前側扉の解錠を容易に行うことができる宅配ボックスを提供すること。
【解決手段】宅配ボックス1は、ボックス本体2と、前側開閉扉3と、前側開閉扉3に設けられる前側シリンダ部62と、一定の操作を行って前側開閉扉3が開位置から閉位置に移動した場合に前側開閉扉3を施錠し、かつ、前側シリンダ部62を操作することにより前側開閉扉3を解錠可能であって前側開閉扉3の内部側からの操作により前側開閉扉3を解錠可能である前側錠機構部64と、を有する前側錠装置6と、後側開閉扉5と、後側開閉扉5に設けられる後側シリンダ部71と、後側シリンダ部71を操作することにより後側開閉扉5を解錠可能である後側錠機構部72と、を有する後側錠装置7と、前側開閉扉3及び後側開閉扉5が施錠状態である場合に、後側シリンダ部71の後側開閉扉5を解錠する操作に連動して、前側開閉扉3を解錠する連動解錠機構8と、を備える。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項１】
ボックス本体と、
前記ボックス本体の前側に開閉可能に配置される前側開閉扉と、
前記前側開閉扉に設けられ前記前側開閉扉の外部側から操作可能な前側シリンダ部と、一定の操作を行って前記前側開閉扉が開位置から閉位置に移動した場合に前記前側開閉扉を施錠し、かつ、前記前側開閉扉が閉位置に位置すると共に前記前側開閉扉が施錠状態である場合に前記前側シリンダ部を操作することにより前記前側開閉扉を解錠可能であって前記前側開閉扉の内部側からの操作により前記前側開閉扉を解錠可能である前側錠機構部と、を有する前側錠装置と、
前記ボックス本体の後側に開閉可能に配置される後側開閉扉と、
前記後側開閉扉に設けられ前記後側開閉扉の外部側から操作可能な後側シリンダ部と、前記後側開閉扉が閉位置に位置すると共に前記後側開閉扉が施錠状態である場合に前記後側シリンダ部を操作することにより前記後側開閉扉を解錠可能である後側錠機構部と、を有する後側錠装置と、
前記前側開閉扉及び前記後側開閉扉が施錠状態である場合に、前記後側シリンダ部を操作することで前記後側開閉扉を解錠した場合に、前記後側シリンダ部の前記後側開閉扉を解錠する操作に連動して、前記前側開閉扉を解錠する連動解錠機構と、を備える宅配ボックス。
続きを表示（約 310 文字）【請求項２】
前記連動解錠機構は、前記後側錠装置側から前記前側錠装置側に延びる連動棒状部材と、前記連動棒状部材の前記前側錠装置側の端部側に設けられる解錠操作部と、を有し、前記後側シリンダ部の操作に連動して前記連動棒状部材を移動させることで前記解錠操作部を移動させて前記前側開閉扉を解錠する、請求項１に記載の宅配ボックス。
【請求項３】
前記前側開閉扉は、内側に配置される前側内側開閉扉であり、
前記ボックス本体の前側において前記前側開閉扉の外側に開閉可能に配置される前側外側開閉扉を備え、
前記前側内側開閉扉及び前記前側外側開閉扉は、二重扉を構成する、請求項１又は２に記載の宅配ボックス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、宅配ボックスに関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、前側から入れた荷物を後側から取り出すことができる宅配ボックスが知られている（例えば、特許文献１参照）。前側から入れた荷物を後側から取り出すことができる宅配ボックスにおいては、前側扉が閉められた場合に、前側扉が施錠されるように構成されている。そのため、宅配ボックスの前側から入れた荷物を後側から取りだした後に、次の荷物が届いた場合に宅配業者が前側扉を開けることができるように、前側扉の解錠しておく必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
実開昭６０－１７４７６９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、前側から入れた荷物を後側から取り出すことができる宅配ボックスにおいては、宅配ボックスの後側から荷物を取り出した後に前側扉を解錠することは、後側扉から前側扉の錠が離れた位置に配置されているため、手間が掛かっていた。そのため、宅配ボックスにおいて、前側扉の解錠を容易に行ことが求められている。
【０００５】
本開示は、前側から入れた荷物を後側から取り出すことができる宅配ボックスにおいて、前側扉の解錠を容易に行うことができる宅配ボックスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示は、ボックス本体と、前記ボックス本体の前側に開閉可能に配置される前側開閉扉と、前記前側開閉扉に設けられ前記前側開閉扉の外部側から操作可能な前側シリンダ部と、一定の操作を行って前記前側開閉扉が開位置から閉位置に移動した場合に前記前側開閉扉を施錠し、かつ、前記前側開閉扉が閉位置に位置すると共に前記前側開閉扉が施錠状態である場合に前記前側シリンダ部を操作することにより前記前側開閉扉を解錠可能であって前記前側開閉扉の内部側からの操作により前記前側開閉扉を解錠可能である前側錠機構部と、を有する前側錠装置と、前記ボックス本体の後側に開閉可能に配置される後側開閉扉と、前記後側開閉扉に設けられ前記後側開閉扉の外部側から操作可能な後側シリンダ部と、前記後側開閉扉が閉位置に位置すると共に前記後側開閉扉が施錠状態である場合に前記後側シリンダ部を操作することにより前記後側開閉扉を解錠可能である後側錠機構部と、を有する後側錠装置と、前記前側開閉扉及び前記後側開閉扉が施錠状態である場合に、前記後側シリンダ部を操作することで前記後側開閉扉を解錠した場合に、前記後側シリンダ部の前記後側開閉扉を解錠する操作に連動して、前記前側開閉扉を解錠する連動解錠機構と、を備える宅配ボックスに関する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
一実施形態に係る宅配ボックスが設置された門袖を前側の斜め上方側から見た斜視図である。
一実施形態に係る宅配ボックスが設置された門袖を後側の斜め上方側から見た斜視図である。
宅配ボックスにおいて、連動機構の配置が見える状態で、前側内扉、前側外扉及び後側扉が開いた状態を示す斜視図である。
宅配ボックスにおいて、前側内扉を内側から見える状態で、前側内扉、前側外扉及び後側扉が開いた状態を示す斜視図である。
宅配ボックスの前側内扉が閉まった状態で、前側外側扉が開いた状態を示す斜視図である。
前側内扉の内扉開口部に設けられたフラップ部を示す拡大斜視図である。
図６のＡ－Ａ線断面図である。
フラップ部のプラップ板を示す拡大斜視図である。
フラップ部の複数のフラップ板が回転しないように規制された状態を示す斜視図である。
前側内扉に設けられる前側錠装置を示す斜視図である。
施錠状態の前側錠装置からカバー部材を取り外した状態を示す斜視図である。
解錠状態の前側錠装置からカバー部材を取り外した状態を示す斜視図である。
後側扉の後側錠装置及び連動解錠機構を示す斜視図であって、後側錠装置が施錠状態である場合を示す図である。
後側扉の後側錠装置及び連動解錠機構を示す斜視図であって、後側錠装置が解錠状態である場合を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
一実施形態に係る郵便ポスト１１及び宅配ボックス１が設けられた門袖１０について説明する。なお、本実施形態において、宅配ボックス１の前面に人が対面した場合の奥行方向を「奥行方向」という。宅配ボックス１の奥行方向において、手前側を前側（図１における斜め左手前側）といい、奥側（図１における斜め右奥側）を後側という。また、郵便ポスト１１及び宅配ボックス１の前面に人が対面した場合の左右方向を「左右方向」という。
【０００９】
一実施形態に係る郵便ポスト１１及び宅配ボックス１は、図１及び図２に示すように、例えば、門袖１０に設置される。門袖１０は、玄関の前に設置される所定の厚さを有する壁部に、郵便ポスト１１及び宅配ボックス１が厚さ方向に貫通して取り付けられることで構成されている。郵便ポスト１１は、門袖１０における上部に設置され、宅配ボックス１は、郵便ポスト１１の下方に並んで配置される。
【００１０】
本実施形態の郵便ポスト１１は、郵便物や新聞等の郵便物等の配達された配達物を収納する郵便受け箱である。郵便ポスト１１は、例えば、前入れ及び後取り出しの構造である。宅配ボックス１は、宅配物等の配達された荷物を収納する荷受け箱である。宅配ボックス１は、例えば、前入れ及び後取り出しの構造である。
（【００１１】以降は省略されています）

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