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公開番号2025069681
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179561
出願日2023-10-18
発明の名称超音波診断装置
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類A61B 8/06 20060101AFI20250423BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の目的は、ドプラ波形が見易くなるように、ドプラ波形の表示状態を設定することである。
【解決手段】音波診断装置100は、送信部12、受信部20および情報処理部26を備えている。送信部12は、超音波プローブ14によって被検体18に超音波を送信する。受信部20は、被検体18で反射した超音波を超音波プローブ14によって受信する。情報処理部26は、受信部20から出力される受信信号に対する処理を実行する。情報処理部は、受信信号に基づいてドプラ波形データを生成し、ドプラ波形データに基づいて、観測部位が動脈であるか静脈であるかを判定し、ドプラ波形が示す血流速度の表示範囲を判定結果に応じて決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
超音波プローブによって被検体に超音波を送信する送信部と、
前記被検体で反射した前記超音波を前記超音波プローブによって受信する受信部と、
前記受信部から出力される受信信号に対する処理を実行する情報処理部と、を備え、
前記情報処理部は、
前記受信信号に基づいてドプラ波形データを生成し、
前記ドプラ波形データに基づいて、観測部位が動脈であるか静脈であるかを判定し、
ドプラ波形が示す血流速度の表示範囲を判定結果に応じて決定することを特徴とする超音波診断装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
超音波プローブによって被検体に超音波を送信する送信部と、
前記被検体で反射した前記超音波を前記超音波プローブによって受信する受信部と、
前記受信部から出力される受信信号に対する処理を実行する情報処理部と、を備え、
前記情報処理部は、
前記受信信号に基づいてドプラ波形データを生成し、
複数回に亘る超音波の送受信に基づいて得られる複数通りの前記受信信号のドプラ周波数のばらつき度に基づいて、観測部位が動脈であるか静脈であるかを判定し、ドプラ波形が示す血流速度の表示範囲を判定結果に応じて決定することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項3】
超音波プローブによって被検体に超音波を送信する送信部と、
前記被検体で反射した前記超音波を前記超音波プローブによって受信する受信部と、
前記受信部から出力される受信信号に対する処理を実行する情報処理部と、を備え、
前記情報処理部は、
前記受信信号に基づいてドプラ波形データおよびカラードプラデータを生成し、
前記カラードプラデータに基づいて、観測部位が動脈であるか静脈であるかを判定し、ドプラ波形が示す血流速度の表示範囲を判定結果に応じて決定することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項4】
請求項3に記載の超音波診断装置であって、
前記情報処理部は、
前記カラードプラデータに折り返し現象が生じているか否かに応じて、前記観測部位が動脈であるか静脈であるかを判定することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の超音波診断装置であって、
前記情報処理部は、
前記ドプラ波形を表示する際のスケールファクタを、前記判定結果に応じて決定することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項6】
請求項5に記載の超音波診断装置であって、
前記情報処理部は、
前記ドプラ波形データから求められたドプラ波形線の基準値を求め、
前記判定結果に加えて、前記ドプラ波形データから求められたドプラ波形線と、前記基準値が示す基準線との間の領域の面積に応じて、前記スケールファクタを決定することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項7】
請求項5に記載の超音波診断装置であって、
前記情報処理部は、
前記ドプラ波形データから求められたドプラ波形線の最大値、最小値および基準値を求め、
前記判定結果に加えて、前記最大値、前記最小値および前記基準値に基づいて、前記スケールファクタを決定することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項8】
請求項1に記載の超音波診断装置であって、
前記情報処理部は、
前記ドプラ波形データから求められたドプラ波形線の時間微分値に基づいて、前記観測部位が動脈であるか静脈であるかを判定することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項9】
請求項1に記載の超音波診断装置であって、
前記情報処理部は、
前記ドプラ波形データから求められたドプラ波形線の時間積分値に基づいて、前記観測部位が動脈であるか静脈であるかを判定することを特徴とする超音波診断装置。
【請求項10】
請求項1に記載の超音波診断装置であって、
前記情報処理部は、
前記ドプラ波形データに折り返し現象が生じているか否かに応じて、前記観測部位が動脈であるか静脈であるかを判定することを特徴とする超音波診断装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、超音波診断装置に関し、特に、ドプラ波形を表示する際の処理に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
超音波の送受信によって被検体を観測する超音波診断装置が広く用いられている。一般に、超音波診断装置は、血流速度を示すドプラ波形を表示する機能を有する。ドプラ波形の最大値、最小値、平均値等の波形特性値は観測部位によって異なる。そこで、ドプラ波形を表示する際のスケールを調整し、ユーザがドプラ波形を観測し易くする技術が考えられている。
【0003】
以下の特許文献1には、スペクトラム信号の周波数方向のトレース波形の最大流速および平均流速の少なくとも一方の分布に対する統計値に基づき、ドプラ速度レンジを調整することが記載されている。また、特許文献1には、正側最大値および負側最大値に基づいてベースライン、速度レンジの上限および下限の推定値の何倍を表示範囲に設定するかの倍数を求めることが記載されている。
【0004】
特許文献2には、超音波カラードップラー映像システムにおいて、血流速度の拍動指数PIおよび抵抗力指数RIから、診断対象の血管が、動脈であるか静脈であるかを判定することが記載されている。特許文献3には、色彩によって血流速度を表すドプラ画像データを生成する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-88943号公報
特開平11-235342号公報
特開2016-87302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ドプラ波形の波形特性値は観測部位によって異なる。そのため、一定のスケールでドプラ波形を表示すると、ドプラ波形が見難くなってしまうことがある。
【0007】
本発明の目的は、ドプラ波形が見易くなるように、ドプラ波形の表示状態を設定することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、超音波プローブによって被検体に超音波を送信する送信部と、前記被検体で反射した前記超音波を前記超音波プローブによって受信する受信部と、前記受信部から出力される受信信号に対する処理を実行する情報処理部と、を備え、前記情報処理部は、前記受信信号に基づいてドプラ波形データを生成し、前記ドプラ波形データに基づいて、観測部位が動脈であるか静脈であるかを判定し、ドプラ波形が示す血流速度の表示範囲を判定結果に応じて決定することを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、超音波プローブによって被検体に超音波を送信する送信部と、前記被検体で反射した前記超音波を前記超音波プローブによって受信する受信部と、前記受信部から出力される受信信号に対する処理を実行する情報処理部と、を備え、前記情報処理部は、前記受信信号に基づいてドプラ波形データを生成し、複数回に亘る超音波の送受信に基づいて得られる複数通りの前記受信信号のドプラ周波数のばらつき度に基づいて、観測部位が動脈であるか静脈であるかを判定し、ドプラ波形が示す血流速度の表示範囲を判定結果に応じて決定することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、超音波プローブによって被検体に超音波を送信する送信部と、前記被検体で反射した前記超音波を前記超音波プローブによって受信する受信部と、前記受信部から出力される受信信号に対する処理を実行する情報処理部と、を備え、前記情報処理部は、前記受信信号に基づいてドプラ波形データおよびカラードプラデータを生成し、前記カラードプラデータに基づいて、観測部位が動脈であるか静脈であるかを判定し、ドプラ波形が示す血流速度の表示範囲を判定結果に応じて決定することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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