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公開番号
2025069584
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179393
出願日
2023-10-18
発明の名称
産業システム、産業機械
出願人
株式会社日本製鋼所
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B29C
45/17 20060101AFI20250423BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】複数のコンバータを備える産業システムにおいて、スイッチングによって発生する高調波の増大を抑制する。
【解決手段】産業システムは、第1産業機械と、第2産業機械とを備え、第1産業機械は、第1スイッチング回路を含み、系統電源から受電した交流電力を直流電力に変換する第1コンバータと、第1スイッチング回路を制御する第1制御装置とを含み、第2産業機械は、第2スイッチング回路を含み、系統電源から受電した交流電力を直流電力に変換する第2コンバータと、第2スイッチング回路を制御する第2制御装置と、を含む。第1制御装置は、第2制御装置との通信に基づいて、第2スイッチング回路を駆動するための搬送波の位相と異なる位相の搬送波を用いて第1スイッチング回路を駆動する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
産業システムであって、
第1産業機械と、
第2産業機械とを備え、
前記第1産業機械は、
第1スイッチング回路を含み、系統電源から受電した交流電力を直流電力に変換する第1コンバータと、
前記第1スイッチング回路を制御する第1制御装置とを含み、
前記第2産業機械は、
第2スイッチング回路を含み、前記系統電源から受電した交流電力を直流電力に変換する第2コンバータと、
前記第2スイッチング回路を制御する第2制御装置とを含み、
前記第1制御装置は、前記第2制御装置との通信に基づいて、前記第2スイッチング回路を駆動するための搬送波の位相と異なる位相の搬送波を用いて前記第1スイッチング回路を駆動する、産業システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1スイッチング回路を駆動するための搬送波の周波数は、前記第2スイッチング回路を駆動するための搬送波の周波数と同じ周波数である、請求項1に記載の産業システム。
【請求項3】
前記第1スイッチング回路を駆動するための搬送波の位相は、前記第2スイッチング回路を駆動するための搬送波の位相に対して逆位相である、請求項2に記載の産業システム。
【請求項4】
前記第1制御装置は、
前記第1スイッチング回路を駆動するための搬送波の周波数および前記第2スイッチング回路を駆動するための搬送波の周波数を取得し、
前記第1スイッチング回路を駆動するための搬送波の周波数および前記第2スイッチング回路を駆動するための搬送波の周波数に基づいて、前記第1スイッチング回路および前記第2スイッチング回路の駆動を開始するタイミングを決定する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の産業システム。
【請求項5】
前記第1制御装置は、ネットワークを介して前記第2制御装置と通信し、
前記ネットワークは、EtherNETまたはEtherCATである、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の産業システム。
【請求項6】
第3産業機械をさらに備え、
前記第3産業機械は、
第3スイッチング回路を含み、前記系統電源から受電した交流電力を直流電力に変換する第3コンバータと、
前記第3スイッチング回路を制御する第3制御装置と、を含み、
前記第1制御装置は、
前記第2制御装置および前記第3制御装置との通信に基づいて、前記第2スイッチング回路を駆動するための搬送波の位相、および、前記第3スイッチング回路を駆動するための搬送波の位相と異なる位相の搬送波を用いて前記第1スイッチング回路を駆動する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の産業システム。
【請求項7】
前記第1産業機械および第2産業機械は、射出成形機である、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の産業システム。
【請求項8】
第1スイッチング回路を含み、系統電源から受電した交流電力を直流電力に変換する第1コンバータと、
前記第1スイッチング回路を制御する第1制御装置と、
第2スイッチング回路を含み、前記系統電源から受電した交流電力を直流電力に変換する第2コンバータと、
前記第2スイッチング回路を制御する第2制御装置と、を備え、
前記第1制御装置は、
前記第2制御装置との通信に基づいて、前記第2スイッチング回路を駆動するための搬送波の位相と異なる位相の搬送波を用いて前記第1スイッチング回路を駆動する、産業機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、産業システム、および産業機械に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
工場では、電力会社から供給される商用電源を用いて、射出成形機を含む種々の産業機械が稼働している。射出成形機は、プラスチック等の樹脂を基材とする成形品を製造する機械である。特許文献1(特開2022-077586号公報)には、商用電源から供給される3相交流の電力をコンバータにより直流電力に変換し、変換された直流電力をサーボアンプで交流電力に再度変換してサーボモータを駆動する射出成形機について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-077586号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
工場に配置されている複数の射出成形機では、各々の射出成形機に含まれているコンバータのスイッチング回路を制御する複数の制御装置がそれぞれ設けられる場合がある。複数のコンバータの各々に含まれているスイッチング回路が同位相でスイッチングされると、スイッチングにより生じる高調波が重畳してしまい、入力側の交流電力(基本波)の歪みが増大する。この歪みの増大は、同一の電源系統に接続されている機器に対する電源ノイズとなるため、誤作動等を引き起こす原因となり得る。
【0005】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、複数の制御装置によってそれぞれ制御される複数のコンバータにより電力変換が行われる産業機械において、スイッチングによって発生する高調波の増大を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係る産業システムは、第1産業機械と、第2産業機械とを備える。第1産業機械は、第1スイッチング回路を含み、系統電源から受電した交流電力を直流電力に変換する第1コンバータと、第1スイッチング回路を制御する第1制御装置とを含む。第2産業機械は、第2スイッチング回路を含み、系統電源から受電した交流電力を直流電力に変換する第2コンバータと、第2スイッチング回路を制御する第2制御装置とを含む。第1制御装置は、第2制御装置との通信に基づいて、第2スイッチング回路を駆動するための搬送波の位相と異なる位相の搬送波を用いて第1スイッチング回路を駆動する。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る産業機械によれば、複数の制御装置によってそれぞれ制御される複数のコンバータにより電力変換が行われる産業機械において、スイッチングによって発生する高調波の増大を抑制することである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1における産業システムとしての射出成形システムの構成の概略を示す図である。
実施の形態1における産業システムとしての射出成形システムの構成を説明するためのブロック図である。
コンバータにおけるスイッチング回路の構成を説明するための図である。
制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
スイッチング回路の位相を説明するための図である。
比較例におけるスイッチング回路の位相を説明するための図である。
実施の形態2における射出成形機の構成の概略を示す図である。
実施の形態2における射出成形機の構成を説明するためのブロック図である。
実施の形態3における射出成形機50の構成を説明するためのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0010】
[実施の形態1]
以下では、図1を用いて実施の形態1における産業システムとしての射出成形システム1000について説明する。図1は、実施の形態1における産業システムとしての射出成形システム1000の構成の概略を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)
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