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公開番号
2025069036
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2024009659
出願日
2024-01-25
発明の名称
ポリ乳酸組成物及びその調製方法
出願人
個人
代理人
園田・小林弁理士法人
主分類
C08L
67/04 20060101AFI20250422BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】良好な難燃性と靭性を兼ね備えるポリ乳酸組成物およびその調製方法を提供する。
【解決手段】高分子材料と、シクロトリホスファゼン系化合物とジアミンを反応させて得られた反応生成物とを含む組成物であって、前記高分子材料にはポリ乳酸が含まれる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
高分子材料と、式(A)に示す化合物と式(B)に示す化合物を反応させて得られた反応生成物とを含むポリ乳酸組成物であって、前記高分子材料にはポリ乳酸が含まれていることを特徴とするポリ乳酸組成物。
TIFF
2025069036000006.tif
86
170
(ここで、R
a
~R
f
は、それぞれ独立してH、C1~C10のアルキル、ハロゲンから選ばれ、
ここで、X
1
~X
3
は、それぞれ独立してH、C1~C3のアルキルから選ばれ、nは、0~10の整数から選ばれる。)
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
式(A)に示す化合物と式(B)に示す化合物とのモル比が6:(25~80)であることを特徴とする請求項1に記載のポリ乳酸組成物。
【請求項3】
nが0~7の整数から選ばれ、X
1
~X
3
がそれぞれ独立してHから選ばれることを特徴とする請求項1に記載のポリ乳酸組成物。
【請求項4】
高分子材料100重量部を基準として、反応生成物が1~30重量部であることを特徴とする請求項1に記載のポリ乳酸組成物。
【請求項5】
高分子材料における前記ポリ乳酸の含有量が40wt%以上であることを特徴とする請求項1に記載のポリ乳酸組成物。
【請求項6】
高分子材料は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル系物質、エポキシ樹脂のうちの1種又は複数種をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のポリ乳酸組成物。
【請求項7】
前記ポリ乳酸組成物にはさらに希土類酸化物が含まれており、高分子材料100重量部を基準として、希土類酸化物が0.3~2重量部であり、
前記希土類酸化物は、酸化ランタン、酸化セリウム及び酸化イットリウムから選ばれた1種又は複数種であることを特徴とする請求項1に記載のポリ乳酸組成物。
【請求項8】
高分子材料と反応生成物とを含む原料を溶融してポリ乳酸組成物を得るステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のポリ乳酸組成物の調製方法。
【請求項9】
(A)に示す化合物と(B)に示す化合物を、溶媒と酸結合剤の存在下で反応させて反応生成物を得るステップであって、
前記溶媒がクロロメタン、塩化メチレン、クロロホルム、テトラクロロホルム、塩化エチル、ジクロロエタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、クロロプロパン、ジクロロプロパン、トリクロロプロパン、テトラクロロプロパン、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド、アセトンから選ばれた1種又は複数種であり、
前記酸結合剤が3級アミン系化合物、ピリジン、テトラエチレンペンタミンから選ばれた1種又は複数種であり、
式(A)に示す化合物と酸結合剤とのモル比が6:(30~90)であり、
反応温度が-10~10℃であり、反応時間が24~80hであるステップ、
を含むことを特徴とする請求項8に記載の調製方法。
【請求項10】
溶融温度が165~195℃であり、溶融は、撹拌しながら行われ、スクリュー回転数が30~120rpmであることを特徴とする請求項8に記載の調製方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリ乳酸組成物及びその調製方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
高分子材料は、自動車、建築、家電、農業等の分野に広く応用されている。ほとんどの高分子材料は、難燃性が劣り、実用化には難燃剤を添加する必要がある。単一成分の難燃剤を組み合わせる場合、添加量が多く、難燃効果が低くなる。多成分複合難燃剤は、高分子材料との間の相容性が悪く、高分子材料の機械的特性に影響を与える。
【0003】
CN114805816Aには、ポリメチルヒドロシロキサンを溶媒に溶解し、直鎖アルケニルオキシペンタクロロシクロトリホスファゼンを添加し、かつ触媒を添加し、撹拌しながら10~40時間反応させ、溶媒を除去した後、乾燥して高分子難燃剤を得る難燃剤の調製方法が開示されている。
【0004】
CN111875648Aには、タンニン酸10~30gとトリエチルアミン5~20mLをアセトニトリル50~200mlに添加して混合物を得、混合物を30~45℃に加熱し、ヘキサクロロシクロトリホスファゼン10~40mlを混合物に添加し、そして混合物を50℃で1~3h加熱してタンニン酸クロロホスファゼンエステルを含有する混合溶液を得、混合溶液にm-フェニレンジアミン10~30gを添加し、60~80℃に加熱し、2~4h反応させ、ろ過し、かつアセトニトリルでリンスしてトリエチルアミン塩と未反応原料を除去し、乾燥した後、バイオベースの高分子難燃剤を得るバイオベースの高分子難燃剤の調製方法が開示されている。
【0005】
上記難燃剤の難燃性及び靭性をさらに改良する余地がある。
【発明の概要】
【0006】
これに鑑みて、本発明の1つの目的は、良好な難燃性と靭性を兼ね備えるポリ乳酸組成物を提供することである。本発明の別の目的は、ポリ乳酸組成物の調製方法を提供することである。
【0007】
上記目的は、下記の構成により実現される。
【0008】
一態様では、本発明は、高分子材料と、式(A)に示す化合物と式(B)に示す化合物を反応させて得られた反応生成物とを含むポリ乳酸組成物であって、前記高分子材料にはポリ乳酸が含まれているポリ乳酸組成物を提供する。
TIFF
2025069036000001.tif
86
170
(ここで、R
a
~R
f
は、それぞれ独立してH、C1~C10のアルキル、ハロゲンから選ばれ、
ここで、X
1
~X
3
は、それぞれ独立してH、C1~C3のアルキルから選ばれ、nは、0~10の整数から選ばれる。)
本発明に係るポリ乳酸組成物によれば、好ましくは、式(A)に示す化合物と式(B)に示す化合物とのモル比が6:(25~80)である。
【0009】
本発明に係るポリ乳酸組成物によれば、好ましくは、nが0~7の整数から選ばれ、X
1
~X
3
がそれぞれ独立してHから選ばれる。
【0010】
本発明に係るポリ乳酸組成物によれば、好ましくは、高分子材料100重量部を基準として、反応生成物が1~30重量部である。
(【0011】以降は省略されています)
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