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公開番号2025068992
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023179151
出願日2023-10-17
発明の名称超音波洗浄装置および洗浄方法
出願人青島海爾洗衣机有限公司,QINGDAO HAIER WASHING MACHINE CO.,LTD.,アクア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D06F 35/00 20060101AFI20250422BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】洗浄効率を向上することが可能な超音波洗浄装置を提供する。
【解決手段】超音波洗浄装置1は、バッテリ20と、超音波発生器30と、ハウジング10とを備える。超音波発生器30は、超音波振動子を有し、バッテリ20からの電力により超音波を発生し、発生した超音波を出力面32から出力する。超音波発生器30の出力面32は防水機能を有する。ハウジング10は、バッテリ20および超音波発生器30を防水可能に収容するとともに、超音波発生器30の出力面32を露出する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
バッテリと、
超音波振動子を有し、前記バッテリからの電力により超音波を発生し、発生した超音波を、防水機能を有する出力面から出力する超音波発生器と、
前記バッテリおよび超音波発生器を防水可能に収容するとともに、前記超音波発生器の前記出力面を露出するハウジングと、
を備える、超音波洗浄装置。
続きを表示（約 450 文字）【請求項２】
前記ハウジングは、前記超音波発生器の前記出力面が露出する箇所を除いて、球体または楕円体である、請求項１に記載の超音波洗浄装置。
【請求項３】
前記ハウジングの外表面には、弾性体が配置されている、請求項１または２に記載の超音波洗浄装置。
【請求項４】
前記超音波発生器の前記出力面は、前記ハウジングの内側に窪んだ箇所に配置されている、請求項１または２に記載の超音波洗浄装置。
【請求項５】
前記ハウジングの異なる箇所に前記出力面が露出された複数の前記超音波発生器を備える、請求項１または２に記載の超音波洗浄装置。
【請求項６】
前記ハウジング内に収容されており、非接触方式で受電し、受電電力を前記バッテリに供給する非接触受電器を更に備える、請求項１または２に記載の超音波洗浄装置。
【請求項７】
請求項１に記載の、１または複数の超音波洗浄装置を、浸漬方式および撹拌方式の洗浄装置に投入する、洗浄方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、浸漬方式および撹拌方式の洗浄装置に付加する超音波洗浄装置、および洗浄方法に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば衣類用洗濯機に、超音波洗浄装置を付加することが知られている（特許文献１、２）。このような洗濯機では、水槽の底面等に超音波発生装置（超音波洗浄装置）を固定して、水槽内の洗浄水に超音波を生じさせ、超音波によるキャビテーションの作用により、洗浄効率を向上する（例えば、同じ時間であれば洗浄力が向上する。或いは、同等の洗浄力であれば洗浄時間が短縮する。）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－１９６２７０号公報
特開２０１９－０００１３０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
超音波発生装置（超音波洗浄装置）が固定されている場合、超音波発生装置と衣類（洗浄物）との距離が長くなるほど、超音波の減衰が発生し、洗浄の効果が落ちる。この点に関し、例えば洗濯機では、衣類を撹拌させることから、衣類は超音波発生装置に近づいたり遠ざかったりしながら、衣類へ洗浄効果を与えることになる。
【０００５】
しかし、衣類が多くなると、必ずしも衣類が均一にランダムに撹拌されるとは限らず、超音波発生装置近傍に移動せずに遠方で撹拌される衣類が生じ、十分な洗浄効果を得られない衣類が生じる可能性がある。
【０００６】
本開示は、洗浄効率を向上することが可能な超音波洗浄装置および洗浄方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
（１）本開示に係る超音波洗浄装置は、バッテリと、超音波振動子を有し、前記バッテリからの電力により超音波を発生し、発生した超音波を、防水機能を有する出力面から出力する超音波発生器と、前記バッテリおよび超音波発生器を防水可能に収容するとともに、前記超音波発生器の前記出力面を露出するハウジングと、を備える。
【０００８】
本開示に係る超音波洗浄装置によれば、超音波発生器およびバッテリを備えるので、小型の移動式（ワイヤレス）の装置が得られる。また、本開示に係る超音波洗浄装置によれば、ハウジング、および、ハウジングから露出する超音波発生器の出力面が防水機能を有する。これにより、１または複数個の超音波洗浄装置を、例えば洗濯機（浸漬方式および撹拌方式の洗浄装置）の水槽内の洗浄水に投入することができる。
【０００９】
洗濯機では、衣類（洗浄物）が撹拌されるとともに、超音波洗浄装置も攪拌されるため、複数の衣類に対して超音波洗浄装置が近づく確率が高まる。そのため、洗浄効率を向上することができる。例えば、同じ時間であれば、洗浄力を向上することができる。或いは、同等の洗浄力であれば、洗浄時間を短縮することができる。或いは、同じ時間および同等の洗浄力であれば、洗剤を少なくすることができる。
【００１０】
（２）（１）に記載の超音波洗浄装置において、前記ハウジングは、前記超音波発生器の前記出力面が露出する箇所を除いて、球体または楕円体であってもよい。この構成によれば、超音波洗浄装置と衣類（洗浄物）との接触による衣類（洗浄物）のダメージを抑制することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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