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公開番号2025068890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023178993
出願日2023-10-17
発明の名称ボルトの緩み検出装置
出願人株式会社日立製作所
代理人ポレール弁理士法人
主分類F16B 31/00 20060101AFI20250422BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ボルトの視認方向によらずに、ボルトの締結の緩みの発生を検出することができる、ボルトの緩み検出装置を提供する。
【解決手段】本発明によるボルトの緩み検出装置は、一端部がボルト1またはナットに固定され、ボルト1またはナットの締結が緩むと回転する検出板2と、検出板2の他端部に接触してまたは接触可能に近接して設置されている固定部材4と、検出板2または固定部材4に設置されており、検出板2の回転により脱落する緩み検出用部材5とを備える。緩み検出用部材5は、ボルト1またはナットの締結が緩むと検出板2が回転することで脱落する。
【選択図】図1B
特許請求の範囲【請求項1】
一端部がボルトまたはナットに固定され、前記ボルトまたは前記ナットの締結が緩むと回転する検出板と、
前記検出板の他端部に接触してまたは接触可能に近接して設置されている固定部材と、
前記検出板または前記固定部材に設置されており、前記検出板の回転により脱落する緩み検出用部材と、
を備え、
前記緩み検出用部材は、前記ボルトまたは前記ナットの締結が緩むと前記検出板が回転することで脱落する、
ことを特徴とする、ボルトの緩み検出装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記緩み検出用部材は、前記検出板に設置されており、
前記検出板は、前記固定部材によって回転が妨げられると撓む部材であり、
前記緩み検出用部材は、前記検出板が撓むと前記検出板から脱落する、
請求項1に記載のボルトの緩み検出装置。
【請求項3】
前記緩み検出用部材は、接着、スポット溶接、ピン、及び磁力の少なくとも1つにより、前記検出板に設置されている、
請求項2に記載のボルトの緩み検出装置。
【請求項4】
前記固定部材は、座金に設置されている部材または前記座金の一部で構成されている部材、または、前記ボルトが締結している被締結体の付近に存在する構造物または建物である、
請求項2に記載のボルトの緩み検出装置。
【請求項5】
前記緩み検出用部材は、前記検出板よりも曲げ剛性が高い、
請求項2に記載のボルトの緩み検出装置。
【請求項6】
前記緩み検出用部材は、前記固定部材に設置されており、前記固定部材から突出して前記検出板が当接可能な突出部を備え、
前記緩み検出用部材は、前記検出板が回転して前記突出部に当接すると、前記固定部材から脱落する、
請求項1に記載のボルトの緩み検出装置。
【請求項7】
前記検出板は、撓んだ状態で、前記他端部が前記固定部材に保持されており、
前記検出板は、回転方向の力が加わってさらに撓むと、前記固定部材による保持から解放されて振動し、
前記緩み検出用部材は、前記検出板の振動によって前記検出板から脱落する、
請求項2に記載のボルトの緩み検出装置。
【請求項8】
前記検出板の、脱落する前の前記緩み検出用部材に隠されている部分は、文字、模様、蛍光塗料、光の反射板、及び光を透過する開口部のうち、少なくとも1つを備える、
請求項2に記載のボルトの緩み検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボルトなどの締結要素の締結の緩みを検出する装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
締結要素は、部品(被締結体)を結合する要素であり、例えばボルト、座金、ナット、及びリベット等であって、機械や建築物等の組み立てに用いられる。一般には、締結要素、例えばボルトで複数の被締結体を締め付けて固定すると、ボルトに軸力が発生し、被締結体を圧縮して結合する。締結部においてボルトの締結が緩むと、軸力が低下してまたは零となって、設計時に意図された締結部の荷重伝達力が低下または喪失する。
【0003】
ボルトの締結の緩みは、例えば、ボルトの軸力を測定することで検出することができる。ボルトの軸力を測定する方法として、ひずみゲージ、超音波軸力計、ロードセル式軸力計、及び油圧式軸力計等を用いる方法が知られている。しかし、これらの方法は、必ずしも、ボルトの締結の緩みを効率的かつ効果的に検出するものではない。
【0004】
ボルトの締結の緩みを効率的かつ効果的に検出する方法の例として、ボルト、ナット、座金、または被締結体に印(合いマーク)を付ける方法がある。この方法では、ボルトの軸力を定量的に計測できないが、特別な計測装置を用いずに、合いマークの位置の変化から、ボルトの締結の緩みの発生を目視で検出することができる。
【0005】
特許文献1には、合いマークと同様な印として、被締結体に付けられた合わせ印と角度目盛を用いて、ボルトの締付け管理を行う技術が開示されている。特許文献1に記載の技術では、ボルトの角の垂直稜線の、合わせ印や角度目盛に対する位置の変化から、ボルトの締結の緩みの発生を検出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開平3-130907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
合いマークなどの被締結体に付けられた印を用いて締結要素(例えばボルト)の締結の緩みを検出する方法では、合いマークを目視できないと、ボルトの締結の緩みの発生を検出することができない。例えば、ボルトとナットの側面方向(すなわち、ボルトの軸方向に交わる方向)からでは、被締結体に付けられた合いマークを目視するのが困難であり、ボルトの締結の緩みの発生を検出するのが難しい。また、ボルトから離れた位置では、高精度または高機能な光学機器を用いないと、合いマークを正確に目視するのが困難であり、ボルトの締結の緩みを認識する精度が低下したり認識できなくなったりすることがある。
【0008】
このように、従来の技術では、ボルト等の締結要素の視認方向によっては、ボルトの締結の緩みの発生を目視で検出するのが困難である。
【0009】
本発明の目的は、ボルトの視認方向によらずに、ボルトの締結の緩みの発生を検出することができる、ボルトの緩み検出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によるボルトの緩み検出装置は、一端部がボルトまたはナットに固定され、前記ボルトまたは前記ナットの締結が緩むと回転する検出板と、前記検出板の他端部に接触してまたは接触可能に近接して設置されている固定部材と、前記検出板または前記固定部材に設置されており、前記検出板の回転により脱落する緩み検出用部材とを備える。前記緩み検出用部材は、前記ボルトまたは前記ナットの締結が緩むと前記検出板が回転することで脱落する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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