TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025068697
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023178647
出願日2023-10-17
発明の名称フライヤー
出願人株式会社マルゼン
代理人個人
主分類A47J 37/12 20060101AFI20250422BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】様々な形態のフライ油のレベル低下や異常加熱を早期に検知することができるフライヤーを提供する。
【解決手段】フライヤー1は、油槽10の槽板13の温度を検知する槽板温度センサー45、(ハイリミットHL)と、油槽加熱手段20を制御するコントローラー63とを備える。コントローラー63が、加熱スタート後の経過時間と槽板温度センサー45の検出温度との関係を勘案して、加熱停止及び/又は警報を発出する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
フライ油を貯留する油槽(10)と、
該油槽を加熱する加熱手段(20)と、
前記油槽(10)の槽板(13)の温度を検知する槽板温度センサー(45、ハイリミット、HL)と、
前記加熱手段(20)を制御するコントローラー(63)と、を備えるフライヤー(1)であって、
前記コントローラー(63)が、加熱スタート後の経過時間と、前記槽板温度センサー(45)の検出温度(HL温度)との関係を勘案して加熱停止及び/又は警報を発出することを特徴とするフライヤー。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
加熱スタート後所定時間を経過する前にHLが所定温度T2を超えた場合に異常と判断することを特徴とする請求項1記載のフライヤー。
【請求項3】
前記コントローラー(63)が、加熱スタート時の前記HL温度が常温(T1以下)であるか否かをチェックし、常温の場合にのみ請求項2の判断を行うことを特徴とするフライヤー。
【請求項4】
フライ油を貯留する油槽(10)と、
該油槽を加熱する加熱手段(20)と、
前記油槽(10)内のフライ油の温度を検知する油温センサー(41、OS)と、
前記油槽(10)の槽板(13)の温度を検知する槽板温度センサー(45、HL)と、
前記油温センサー(41)及び前記槽板温度センサー(45)の検出温度の信号を入力されるとともに、前記加熱手段(20)を制御するコントローラー(63)と、
を備えるフライヤー(1)であって、
前記油温センサー(41)は、前記油槽内に突出して設けられているとともに、油槽の適正フライ油レベルよりも下でかつ前記槽板温度センサー(45)よりも上に位置しており、
前記コントローラー(63)が、前記油温センサー(41)の検出温度(TOS)と、前記槽板温度センサー(45)の検出温度(THL)との差を勘案して加熱停止及び/又は警報を発出することを特徴とするフライヤー。
【請求項5】
前記槽板温度センサー(45、HL)は、槽板に接してその温度を検知するものであり、前記油温センサー(41、OS)より下であって前記加熱手段(20)より低くないレベルに配置されていることを特徴とする請求項4記載のフライヤー。
【請求項6】
前記コントローラー(63)が、THL-TOS≧ΔT1の場合に異常と判断して加熱停止及び/又は警報を発出することを特徴とする請求項4又は5記載のフライヤー。
【請求項7】
フライ油を貯留する油槽(10)と、
該油槽を加熱する加熱手段(20)と、
前記油槽(10)内のフライ油の温度を検知する油温センサー(41、OS)と、
前記油槽(10)の槽板(13)の温度を検知する槽板温度センサー(45、HL)と、
前記油温センサー(41)及び前記槽板温度センサー(45)の検出温度の信号を入力されるとともに、前記加熱手段(20)を制御するコントローラー(63)と、
を備えるフライヤー(1)であって、
前記油温センサー(41)は、前記油槽内に突出して設けられているとともに、油槽の適正フライ油レベルよりも下でかつ前記槽板温度センサー(45)よりも上に位置しており、
前記コントローラー(63)が、加熱スタート後の経過時間と、前記槽板温度センサー(45)の検出温度(HL温度)との関係を勘案して加熱停止及び/又は警報を発出するとともに、
前記コントローラー(63)が、前記油温センサー(41)の検出温度と、前記槽板温度センサー(45)の検出温度との差を勘案して加熱停止及び/又は警報を発出することを特徴とするフライヤー。
【請求項8】
フライ油を貯留する油槽(10)と、
該油槽を加熱する加熱手段(20)と、
前記油槽(10)内のフライ油の温度を検知する油温センサー(41、OS)と、
前記油槽(10)の槽板(13)の温度を検知する槽板温度センサー(45、HL)と、
前記油温センサー(41、OS)の検出温度(TOS)及び前記槽板温度センサー(45、HL)の検出温度(THL)の信号を入力されるとともに、前記加熱手段(20)を制御するコントローラー(63)と、
を備えるフライヤー(1)であって、
前記油温センサー(41)は、前記油槽内に突出して設けられているとともに、油槽の適正フライ油レベルよりも下でかつ前記槽板温度センサー(45)よりも上に位置しており、
さらに、前記コントローラー(63)が、 OSが設定温度到達後、THL-TOS≧ΔT2の場合に異常と判断して加熱停止及び/又は警報を発出することを特徴とするフライヤー。
【請求項9】
フライ油面が通常レベルのOS設定温度到達後は、THLがTOSよりも10~30℃程度低いことを特徴とする請求項8記載のフライヤー。
【請求項10】
フライ油を貯留する油槽(10)と、
該油槽を加熱するIHコイル(20)と、
前記油槽(10)の槽板(13)の温度を検知する槽板温度センサー(45、ハイリミット、HL)と、を備えるフライヤー(1)であって、
前記槽板温度センサー(45、HL)は、槽板に接してその温度を検知するものであり、前記IHコイル(20)より低くないレベルであって、該コイルからの電磁波の悪影響を受けずかつ該コイルに近接した位置に配置されていることを特徴とするフライヤー。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ファストフード店やコンビニ、居酒屋や料理店などにおいて用いられる、様々な食材を油で揚げるフライヤーに関する。特には、様々な形態のフライ油のレベル低下や空焚き、異常加熱を早期に検知することができ、発煙や発火を早い段階で防止することのできる、よりユーザー主体の安全機能を強化したフライヤーに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特開2016-67661には、『油槽に調理油が存在しない状態で加熱を続行する所謂「空焚き状態」を検知する技術』として、「油槽の温度を常時監視する空焚き検出用の温度センサーを設け、その検出温度が閾値(300℃)を超えると油槽が空焚き状態となっていると判定する」ことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-67661
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の技術は、フライヤーの空焚き防止技術として意義のある技術であった。本発明は、様々な形態のフライ油のレベル低下や空焚き、異常加熱を早期に検知することができ、発煙や発火を早い段階で防止することのできる、よりユーザー主体の安全機能を強化したフライヤーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この「課題を解決するための手段」、及び、「特許請求の範囲」においては、添付図各部の参照符号を括弧書きして示すが、これは単に参考のためであって、権利範囲を添付図のものに限定する意図はない。
【0006】
本発明の第一態様のフライヤー(1)は、 フライ油を貯留する油槽(10)と、 該油槽を加熱する加熱手段(20)と、 前記油槽(10)の槽板(13)の温度を検知する槽板温度センサー(45、ハイリミットHL)と、 前記加熱手段(20)を制御するコントローラー(63)と、を備えるフライヤー(1)であって、 前記コントローラー(63)が、加熱スタート後の経過時間と前記槽板温度センサー(45)の検出温度との関係を勘案して、加熱停止及び/又は警報を発出することを特徴とする。
例えば、加熱スタート後所定時間(一例140秒、180秒)を経過する前にHL温度が所定温度T2(一例100℃)を超えた場合に異常と判断することができる。
【0007】
本発明の第一態様に基づけば、油槽の油レベルとHL温度の昇温との関係に着目し、加熱スタートから所定時間(例えば140秒や180秒)内に、HL温度が所定温度(例えば100℃)に達する(超える)場合に「油レベル異常低」と判断し、加熱停止(IHコイルのインバータOFF)や警報(音・光)といった処置を採る。なお、油槽(10)内のフライ油の温度を検知する油温センサー(41、OS)で油レベル異常を判断しにくい理由は、油面が下がってOSが空気中に出ると、OSの温度は上昇せず、かえって低下するからである。
【0008】
この第一態様によれば、油槽(10)の油レベルが異常に低いことを、早く検知し、早く加熱停止できる。前述の特許文献1の技術によれば、加熱スタート後の時間とハイリミットの温度との関係を考慮しないで、単にハイリミットの温度がある閾値温度(特許文献1の例で300℃)に到達するのを検知して加熱を停止させるが、この場合は、上記180秒よりも異常検知が遅くなる。なお、閾値温度は、下げたとしても220℃が限界である。なぜならば、魚介や青菜など水気の多い食材を揚げる調理温度は200℃(高温)であり、これに近接した温度を閾値とすると、高温調理時に警報が誤作動する怖れがあるからである。
【0009】
本発明の第一態様においては、加熱スタート時のHL温度が常温(T1、一例50℃以下)であるか否かをチェックし、常温の場合にのみ請求項2の異常判断を行うことができる。
【0010】
一度加熱したフライ油が冷える前に再加熱スタートした場合には、油レベルが通常にもかかわらず、加熱スタート後所定時間以内にHL温度が所定温度T2に達してしまう場合もある。このような場合には異常と判断する必要はなく、加熱非常停止のような措置は、調理作業の妨害となる。そこで第一態様の判断を、加熱スタート時油温が十分に下がっている場合に限定するのである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社マルゼン
フライヤー
3日前
個人
椅子
11か月前
個人
鍋蓋
8か月前
個人
自助箸
11日前
個人
焼き網
11か月前
個人
掃除機
2か月前
個人
屋外用箒
19日前
個人
掃除道具
2か月前
個人
ハンガー
16日前
個人
体洗い具
3か月前
個人
2か月前
個人
乾燥器具
7か月前
個人
耳拭き棒
4か月前
個人
片手代替具
4か月前
個人
エコ掃除機
9か月前
個人
エコ掃除機
5か月前
個人
掃除シート
2か月前
個人
組立式棚板
23日前
個人
収納型額縁
6か月前
個人
省煙消臭器
2か月前
個人
中身のない枕
24日前
個人
学童机
7か月前
個人
折り畳み椅子
6か月前
個人
洗面台
4か月前
個人
食品用トング
7か月前
個人
ゴミ袋保持枠
16日前
個人
テーブル
10か月前
個人
切り削ぎ手道具
11か月前
個人
汚水汚れ防止具
3か月前
個人
汚水漏れ防止具
3か月前
個人
傘ホルダ
10か月前
個人
食事用具
5か月前
個人
補助寝具
1か月前
個人
組立家具
3か月前
個人
調理器具
7か月前
個人
コーナーシール
3か月前
続きを見る