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公開番号2025067502
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177534
出願日2023-10-13
発明の名称建設機械のキャブ
出願人コベルコ建機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類E02F 9/16 20060101AFI20250417BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】ワイパ装置の駆動装置の配置に起因する視認性低下を抑制する。
【解決手段】建設機械のキャブ10は、前面部21に前窓22を有する箱状のキャブ本体20と、前面部21の下部に揺動軸311を有し、前窓22を払拭するワイパ31、キャブ本体20内に配置され、ワイパ31を揺動させる駆動装置32を有するワイパ装置30と、キャブ本体20内に配置された第1操作ペダル422とを備える。駆動装置32は、前後方向において前面部21と第1操作ペダル422との間に配置され、且つ前後方向に視て第1操作ペダル422と重なるように配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
前面部に前窓を有する箱状のキャブ本体と、
前記前面部の下部に揺動軸を有し、前記前窓を払拭するワイパ、前記キャブ本体内に配置され、前記ワイパを揺動させる駆動装置を有するワイパ装置と、
前記キャブ本体内に配置された操作ペダルとを備え、
前記駆動装置は、前後方向において前記前面部と前記操作ペダルとの間に配置され、且つ前後方向に視て前記操作ペダルと重なるように配置されている、建設機械のキャブ。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
請求項1に記載の建設機械のキャブにおいて、
前記キャブ本体は、前記操作ペダルが配置される操縦空間の下部を区画するフロアから前後方向前側に張り出して前記前面部の下端縁と繋がる張り出し部材を有し、
前記駆動装置は、前記張り出し部材に配置されている、建設機械のキャブ。
【請求項3】
請求項2に記載の建設機械のキャブにおいて、
前記張り出し部材には、前記駆動装置の左右方向両側の少なくとも一方の部分に窓が設けられている、建設機械のキャブ。
【請求項4】
請求項1に記載の建設機械のキャブにおいて、
前記前窓の下部には、前後方向前側に膨出し、前記駆動装置の少なくとも一部を収容する空間を形成する膨出部が設けられている、建設機械のキャブ。
【請求項5】
請求項4に記載の建設機械のキャブにおいて、
前記前窓は、上下に分割された上窓および下窓を有し、
前記下窓は、前記膨出部を有している、建設機械のキャブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、建設機械のキャブに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されているように、前面部の前窓を払拭するワイパ装置を備えた、建設機械のキャブが知られている。このワイパ装置は、揺動して前窓を払拭するワイパと、ワイパを揺動させる駆動装置を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-169649号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1では、ワイパ装置の駆動装置を収容するボックスをキャブの下部フレームに作製しているため、構成が複雑である。そこで、駆動装置をキャブ内に配置すれば、構成の単純化は図れるが、駆動装置によって操縦者の視認性が悪化する虞がある。
【0005】
本開示の技術は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイパ装置の駆動装置の配置に起因する視認性低下を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の建設機械のキャブは、前面部に前窓を有する箱状のキャブ本体と、前記前面部の下部に揺動軸を有し、前記前窓を払拭するワイパ、前記キャブ本体内に配置され、前記ワイパを揺動させる駆動装置を有するワイパ装置と、前記キャブ本体内に配置された操作ペダルとを備えている。前記駆動装置は、前後方向において前記前面部と前記操作ペダルとの間に配置され、且つ前後方向に視て前記操作ペダルと重なるように配置されている。
【0007】
この構成では、前面部の前窓がワイパ装置によって払拭される。具体的に、ワイパ装置では、前面部の下部に設けられた揺動軸から上方へ延びるワイパが、駆動装置によって揺動軸を中心に揺動する。これにより、前窓がワイパによって払拭される。前面部の下部に揺動軸を有するワイパは、例えば前面部の上部に揺動軸を有するワイパと比べて、払拭領域が広い。そのため、操縦者の視認性が確保されやすい。
【0008】
ここで、キャブ本体内に配置された駆動装置は、前後方向において前面部と操作ペダルとの間に配置され、且つ前後方向に視て操作ペダルと重なるように配置されている。そのため、操作ペダルの後方に位置する操縦者にとって、駆動装置の少なくとも一部は操作ペダルの陰に隠れる。つまり、駆動装置の少なくとも一部は、元々キャブ本体内に存在する操作ペダルによる死角領域に配置される。これにより、単に駆動装置がキャブ本体内に配置される場合に比べて、駆動装置による操縦者の視界への影響が軽減される。そのため、駆動装置の配置に起因する操縦者の視認性低下が抑制される。
【0009】
前記キャブ本体は、前記操作ペダルが配置される操縦空間の下部を区画するフロアから前後方向前側に張り出して前記前面部の下端縁と繋がる張り出し部材を有し、前記駆動装置は、前記張り出し部材に配置されていてもよい。
【0010】
この構成では、操縦者が操作ペダルを操作する操縦空間のフロアに、前後方向前側に張り出して前面部の下端縁と繋がる張り出し部材が設けられている。そのため、キャブ本体では、前面部が張り出し部材の分だけ前後方向前側にシフトされる。そうすると、前面部と操作ペダルとの間の空間が増大するので、駆動装置の配置スペースを容易に確保し得る。これにより、駆動装置の配置の自由度が高まるので、駆動装置と操作ペダルとの重なり度合いが高くなるような駆動装置の配置が容易となる。そのため、駆動装置の配置に起因する視認性低下が一層抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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