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公開番号2025067334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177250
出願日2023-10-13
発明の名称融雪機能を備えた車両用灯具、および車両用灯具に融雪機構を設ける方法
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人あお葉国際特許事務所
主分類F21S 45/60 20180101AFI20250417BHJP(照明)
要約【課題】意匠性の低下を抑制した融雪機能を備えた車両用灯具、および車両用灯具に融雪機能を設ける方法を提供する。
【解決手段】前面が開口したランプボディと、透光性部材で構成され、前記ランプボディの開口部に取付けられて灯室を形成するランプカバーと、前記ランプカバーの内表面に、所望の色の塗料で薄膜状に設けられる着色部と、給電されると発熱する導電性ペーストで構成され、前記着色部の上に薄膜状に積層されて前記ランプカバーの内側に敷設される発熱部材と、を備えることを特徴とする融雪機能を備えた車両用灯具を提供する。車両用灯具の前方から視認されるのは着色部であり、導電性ペーストで構成される、鈍色の金属色の発熱部材はこの着色部で目隠しされる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
前面が開口したランプボディと、
透光性部材で構成され、前記ランプボディの開口部に取付けられて灯室を形成するランプカバーと、
前記ランプカバーの内表面に、所望の色の塗料で薄膜状に設けられる着色部と、
給電されると発熱する導電性ペーストで構成され、前記着色部の上に薄膜状に積層されて前記ランプカバーの内側に敷設される発熱部材と、
を備えることを特徴とする融雪機能を備えた車両用灯具。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記着色部は、前記塗料を前記ランプカバーの内表面に印刷することで形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記ランプカバーは、少なくとも一部に、着色透光性部材で構成されるカラーカバー部を有し、前記着色部は前記カラーカバー部の色と同じ色の前記塗料で構成される、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記ランプカバーの内表面には、前記発熱部材に電源を供給するための端子を有するコネクタが固定され、前記コネクタの前記端子と、前記発熱部材とは、ワイヤーボンディングにより接続される、
ことを特徴とする求項1または請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記コネクタは、前記ランプカバーに設けられた前記着色部の表面に固定される、
ことを特徴とする請求項4に記載の車両用灯具。
【請求項6】
透光性部材で構成されるランプカバーを備える車両用灯具に融雪機構を設ける方法であって、
所望の色の塗料を、弾性を有するパッドに付着させて、前記ランプカバーの内表面に前記パッドを押し付けて前記ランプカバーの内表面に転写し、前記ランプカバーの内表面に着色部を設ける着色工程と、
給電されることで発熱する導電性ペーストで構成される発熱部材を、前記着色部の上に積層させる積層工程と、
を備えることを特徴とする車両用灯具に融雪機構を設ける方法。
【請求項7】
前記ランプカバーの内側に、前記発熱部材に給電する端子を有するコネクタが固定される固定工程と、
前記コネクタの前記端子と、前記発熱部材とをワイヤーボンディングで接続する接続工程と、
をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の車両用灯具に融雪機構を設ける方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
融雪機能を備えた車両用灯具、および車両用灯具に融雪機構を設ける方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両用灯具のランプカバーに付着した雪は、適切な配光形成の妨げとなるため、熱で雪を融かす融雪機構を備えた車両用灯具がある。例えば、特許文献1では、ランプカバーの内側に、給電されることで発熱する発熱部材が敷設されており、この発熱部材への給電により発熱部材が融雪温度まで上昇して、ランプカバーに付着した雪が融かされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-189241号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、銀ペーストなどの導電性の金属ペーストが発熱部材として使用されており、ランプカバーの内表面に塗布されることで、ランプカバーに敷設される。金属ペーストで構成される発熱部材のランプカバーへの敷設により融雪機構が実装されるが、発熱部材を構成する金属ペーストの金属色そのものが、車両用灯具の正面側から見えてしまうため、見た目が悪く、車両用灯具の意匠性を低下させている。
【0005】
本発明は、意匠性の低下を抑制した融雪機能を備えた車両用灯具、および車両用灯具に融雪機能を設ける方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題を解決するため、本開示のある態様においては、前面が開口したランプボディと、透光性部材で構成され、前記ランプボディの開口部に取付けられて灯室を形成するランプカバーと、前記ランプカバーの内表面に、所望の色の塗料で薄膜状に設けられる着色部と、給電されると発熱する導電性ペーストで構成され、前記着色部の上に薄膜状に積層されて前記ランプカバーの内側に敷設される発熱部材とを備える、融雪機能を備えるように、車両用灯具を構成した。
【0007】
また、ある態様においては、前記着色部は、前記塗料を前記ランプカバーの内表面に印刷することで形成されるものとして。
【0008】
また、ある態様においては、前記ランプカバーは、少なくとも一部に、着色透光性部材で構成されるカラーカバー部を有し、前記着色部は前記カラーカバー部の色と同じ色の前記塗料で構成されるものとした。
【0009】
また、ある態様においては、前記ランプカバーの内表面には、前記発熱部材に電源を供給するための端子を有するコネクタが固定され、前記コネクタの前記端子と、前記発熱部材とは、ワイヤーボンディングにより接続されるものとした。
また、ある態様においては、前記コネクタは、前記ランプカバーに設けられた前記着色部の表面に固定されるものとした。
【0010】
また、本開示ある態様の方法として、透光性部材で構成されるランプカバーを備える車両用灯具に融雪機構を設ける方法であって、所望の色の塗料を、弾性を有するパッドに付着させて、前記ランプカバーの内表面に前記パッドを押し付けて前記ランプカバーの内表面に転写し、前記ランプカバーの内表面に着色部を設ける着色工程と、給電されることで発熱する導電性ペーストで構成される発熱部材を、前記着色部の上に積層させる積層工程と、を備えるように、車両用灯具に融雪機構を設ける方法を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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