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公開番号2025063178
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2025004853,2022512143
出願日2025-01-14,2021-03-26
発明の名称車両用前照灯
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類B60Q 1/14 20060101AFI20250408BHJP(車両一般)
要約【課題】視認性の向上と他車両の乗員が眩惑することを抑制し得る車両用前照灯を提供する。
【解決手段】車両用前照灯は、出射する光の光量を個別に変更可能でマトリックス状に配置される複数の発光素子を有し複数の発光素子から出射する光の光量に応じた配光パターンを有する光を出射する灯具ユニットを備え、ハイビームの配光パターンPHの光を出射する第1状態と、ハイビームの配光パターンPHにおける所定領域310の光量が減少された配光パターン300の光が出射する第2状態とに切り替え可能であり、第2状態から第1状態に切り替わる際に、所定領域310の一部の領域311での光量が第1状態での当該一部の領域での光量に戻されるとともに、当該一部の領域311が時間の経過とともに広がる。
【選択図】図21
特許請求の範囲【請求項1】
出射する光の光量を個別に変更可能でマトリックス状に配置される複数の光出射部を有し前記複数の光出射部から出射する光の光量に応じた配光パターンを有する光を出射する灯具ユニットを備え、
所定の配光パターンの光を出射する第1状態と、前記所定の配光パターンにおける所定領域の光量が減少された配光パターンの光が出射する第2状態とに切り替え可能であり、
前記第2状態から前記第1状態に切り替わる際に、前記所定領域の一部の領域での光量が前記第1状態での当該一部の領域での光量に戻されるとともに、当該一部の領域が時間の経過とともに広がる
ことを特徴とする車両用前照灯。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記一部の領域は、時間の経過とともに前記所定領域の下縁から上方側に向かって広がる
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項3】
前記一部の領域は、時間の経過とともに前記所定領域の上縁から下方側に向かって広がる
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項4】
前記一部の領域は、時間の経過とともに前記所定領域における左右方向の一方側の縁から他方側に向かって広がる
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項5】
前記所定領域の中心は、前記所定の配光パターンの左右方向の中心から左右方向の所定側にずれており、
前記一部の領域は、時間の経過とともに前記所定領域における左右方向の前記所定側と反対側の縁から前記所定側に向かって広がる
ことを特徴とする請求項4に記載の車両用前照灯。
【請求項6】
前記一部の領域は、時間の経過ととも前記所定領域の外周縁の全周から前記所定領域の内部側に向かって広がる
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項7】
前記一部の領域は、時間の経過ととも前記所定領域の内部側から当該所定領域の外周側に向かって広がる
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項8】
前記一部の領域が下方側に向かって広がる速度は、当該一部の領域が上方側に向かって広がる速度より速い
ことを特徴とする請求項7に記載の車両用前照灯。
【請求項9】
前記一部の領域が上方側に向かって広がる速度は、当該一部の領域が下方側に向かって広がる速度より速い
ことを特徴とする請求項7に記載の車両用前照灯。
【請求項10】
前記第2状態から前記第1状態に切り替わる際に、前記所定領域における前記一部の領域以外の領域において、光の強度が前記一部の領域から離れるほど低くなるように、光量が時間の経過とともに増加される
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の車両用前照灯。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用前照灯に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、車両の前方に位置する他の車両を検出する検出装置からの情報に基づいて、出射する光の配光パターンを変化させる車両用前照灯が知られている。下記特許文献1及び下記特許文献2には、このような車両用前照灯が記載されている。
【0003】
下記特許文献1に記載の車両用前照灯は、出射する光の光量を個別に変更可能な複数のLED(Light Emitting Diode)を有するランプユニットと、制御部と、を備え、それぞれのLEDからの光が照射される照射スポットは左右方向に並んでいる。制御部は、自車両の前方に位置する他車両を検出する検出装置からの情報を基に、当該他車両と重なる照射スポットに対応するLEDを消すようにランプユニットを制御する。このような構成により、他車両の乗員が眩惑することを抑制できるとされている。
【0004】
下記特許文献2に記載の車両用前照灯は、出射する光の光量を個別に変更可能な複数のLED(Light Emitting Diode)を有する灯具ユニットを備える。この車両用前照灯は、所定の配光パターンを有する光を出射する第1状態からこの所定の配光パターンにおいて灯具ユニットからの光が非照射とされる遮光領域が形成された配光パターンを有する光が出射する第2状態に切り替え可能である。この車両用前照灯は、車両の前方に位置する他車両と遮光領域とが互いに重なるようにすることで、他車両の乗員が眩惑することを抑制できるとされている。
【0005】
特開2015-16773号公報
特開2015-015104号公報
【発明の概要】
【0006】
本発明の第1の態様による車両用前照灯は、出射する光の光量を個別に変更可能な複数の第1光出射部を含み、それぞれの前記第1光出射部からの光が照射される第1照射スポットが少なくとも左右方向に並ぶように前記複数の第1光出射部からの光を出射する第1灯具ユニットと、出射する光の光量を個別に変更可能な複数の第2光出射部を含み、それぞれの前記第2光出射部からの光が照射される第2照射スポットがマトリックス状に並ぶように前記複数の第2光出射部からの光を出射する第2灯具ユニットと、検出装置から車両の前方に位置する他車両の検出を示す信号が入力する場合に前記他車両の運転者が車外を視認するための視認部と重なる所定領域を決定する領域決定部と、制御部と、を備え、前記第2照射スポットは前記第1照射スポットよりも小さく、少なくとも1つの前記第1照射スポットは少なくとも1つの前記第2照射スポットと重なり、前記制御部は、前記領域決定部によって前記所定領域が決定されない場合には、少なくとも前記第1灯具ユニットから光が出射するように前記第1灯具ユニットを制御し、前記領域決定部によって前記所定領域が決定される場合には、前記所定領域と重なる前記第1照射スポットに対応する前記第1光出射部から出射する光の光量が減少またはゼロとなるように前記第1灯具ユニットを制御するとともに、前記所定領域と重なる前記第2照射スポットに対応する前記第2光出射部から出射する光の光量が減少またはゼロとなり、前記所定領域と重なる前記第1照射スポットと重なるとともに前記所定領域と重ならない前記第2照射スポットに対応する前記第2光出射部から光が出射するように前記第2灯具ユニットを制御することを特徴とするものである。
【0007】
ここで、他車両の運転者が車外を視認するための視認部としては、他車両が対向車の場合には例えばフロントウインド等を挙げることができ、他車両が先行車の場合には例えばサイドミラー、リアウインド、車両の後方を撮像する撮像装置等を挙げることができる。また、光の光量がゼロになるとは、光の光量が減少されてゼロになることとともに、光の光量がゼロのまま維持されることも含まれる。
【0008】
第1の態様のこの車両用前照灯では、第1灯具ユニットから出射して他車両の視認部に照射される光の光量が減少またはゼロとなるとともに、第2灯具ユニットから出射して他車両の視認部に照射される光の光量が減少またはゼロとなる。このため、第1の態様のこの車両用前照灯によれば、他車両の乗員が眩惑することを抑制し得る。また、第1の態様のこの車両用前照灯では、照射される光の光量が減少した第1照射スポットと重なるとともに所定領域と重ならない第2照射スポットには光が照射される。このため、照射される光の光量が減少した第1照射スポットのうち所定領域と重ならない領域の少なくとも一部に第2灯具ユニットからの光を照射し得る。したがって、第1の態様のこの車両用前照灯によれば、第2灯具ユニットを備えない場合と比べて、前方の視認性を向上し得る。
【0009】
また、第1の態様の車両前照灯では、前記制御部は、前記領域決定部によって前記所定領域が決定される場合には、前記所定領域と重なる前記第1照射スポットと重なるとともに前記所定領域と重ならない前記第2照射スポットに対応する前記第2光出射部から出射する光の光量が、前記領域決定部によって前記所定領域が決定されない場合と比べて、増加するように前記第2灯具ユニットを制御することとしてもよい。
【0010】
このような構成にすることで、上記の光の光量が増加しない場合と比べて、照射される光の光量が減少した第1照射スポットのうち所定領域と重ならない領域の少なくとも一部に照射される第2灯具ユニットからの光の光量を多くし得、前方の視認性をより向上し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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