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公開番号2025067199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176969
出願日2023-10-12
発明の名称プリズムアセンブリ及びカメラモジュール
出願人水晶光電ジャパン株式会社
代理人アクシス国際弁理士法人
主分類G02B 7/02 20210101AFI20250417BHJP(光学)
要約【課題】プリズムを採用する場合の漏光対策を強化すること。
【解決手段】プリズムアセンブリ9’は、プリズム9と、吸光シート31を有する。吸光シート31は、プリズム9の主面S2上に少なくとも部分的に積層又は対向配置され、プリズム9からの漏光を吸収する。吸光シート31は、吸光突起33の配列を含む吸光面32を有し、各吸光突起33が、プリズム9の主面S2の法線に対して傾斜した側面33a,33bを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
プリズムと、
前記プリズムの主面上に少なくとも部分的に積層又は対向配置され、前記プリズムからの漏光を吸収する少なくとも一つの吸光シートを備え、
前記少なくとも一つの吸光シートは、吸光突起の配列を含む吸光面を有し、各吸光突起が、前記プリズムの主面の法線に対して傾斜した少なくとも一つの側面を有する、プリズムアセンブリ。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記吸光突起の配列の各吸光突起がマトリクス状に配列される、請求項1に記載のプリズムアセンブリ。
【請求項3】
前記吸光突起の配列の各吸光突起が三角以上の多角錐又は円錐の形状を持つ、請求項2に記載のプリズムアセンブリ。
【請求項4】
前記吸光突起の密度が、16個/mm
2
~400個/mm
2
の範囲内である、請求項2に記載のプリズムアセンブリ。
【請求項5】
前記プリズムの主面の法線に対する前記吸光突起の側面のなす角は、30°~80°の範囲内である、請求項2に記載のプリズムアセンブリ。
【請求項6】
前記吸光突起の配列は、疑似ランダムに形成されている、及び/又は、異形状の吸光突起を含む、請求項2に記載のプリズムアセンブリ。
【請求項7】
前記プリズムは、光入射部、光出射部、及び前記光入射部と前記光出射部の間に設けられた中間部を有すると共に、前記光入射部、前記光出射部、及び前記中間部に対応する3つの個別のガラスブロックの接合体を含み、前記光入射部と前記中間部の間には第1接合面が形成され、前記中間部と前記光出射部の間には第2接合面が形成される、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプリズムアセンブリ。
【請求項8】
前記3つの個別のガラスブロックそれぞれの線膨張係数が、90×10
-7
/K以下である、請求項7に記載のプリズムアセンブリ。
【請求項9】
前記3つの個別のガラスブロックそれぞれがBK7ガラスから成る、請求項8に記載のプリズムアセンブリ。
【請求項10】
前記プリズムの一つの主面において前記光入射部と前記中間部の間に段差がなく、及び/又は、前記プリズムの別の主面において前記中間部と前記光出射部の間に段差がない、請求項9に記載のプリズムアセンブリ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開時は、プリズムアセンブリ及びカメラモジュールに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
スマートフォンに内蔵されるカメラモジュールにおいてズーム機能の実装が要求されているが、カメラモジュールの薄型化の要請の下、入射像の拡張のために十分な光路長を確保し難い。この点に関して、特許文献1には、プリズムを含むカメラモジュールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2022/0163706号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カメラモジュールにおいてプリズムを採用する場合、プリズムからの漏光に起因してフレアが発生してしまうことがある。特許文献1ではフレア対策のためコーティング等を形成しているが、その吸光性能が十分ではない場合も想定される。
【0005】
本願発明者は、上述の非限定の例示の課題に照らして、プリズムを採用する場合の漏光対策を強化するという新たな課題を見出した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るプリズムアセンブリは、プリズムと、少なくとも一つの吸光シートを含む。少なくとも一つの吸光シートは、プリズムの主面上に少なくとも部分的に積層又は対向配置され、プリズムからの漏光を吸収する。少なくとも一つの吸光シートは、吸光突起の配列を含む吸光面を有し、各吸光突起が、プリズムの主面の法線に対して傾斜した少なくとも一つの側面を有する。これによりプリズムの主面を介して漏光が吸収シートの各吸光突起の側面に入射して吸収される。また、吸光突起の側面において漏光が更に反射されるとしても隣接する別の吸光突起の側面により吸収される。即ち、隣接する吸光突起によって漏光の連鎖的吸光が生じ、これによりフレア対策を強化することができる。
【0007】
吸光シートの構成について何ら限定はない。吸光シートは、単層シート又は複層シートであり得る。吸光シートの厚みについて何ら限定はない。プリズム上に成膜されたコーティング層として吸光シートを形成することもできる。吸光シートの個数及び形状についても何ら限定はない。プリズムの共通の主面上に2以上の別々の吸光シートを配備することもできる。プリズムの異なる面間に亘って一つの吸光シートを配備することもできる。この場合、吸光シートには屈曲部が設けられ得る。
【0008】
吸光シートの材質について何ら限定はない。典型的には、吸光シートは、黒色樹脂から成る。黒色樹脂によって可視光が十分に吸光され、従って、フレア対策が強化される。黒色樹脂は、樹脂自体の色に基づく黒色に限らず、追加又は代替的に黒色顔料に基づく黒色(例えば、透明樹脂へのカーボンブラックの分散)を有しても良い。
【0009】
吸光突起がその全体において吸光特性を持つ必要はない。典型的には、吸光突起は、少なくともその表面において吸光特性を持つ。吸光突起の側面は、平坦面である必要はなく、粗面であっても良い。これにより吸光シートの吸光特性が更に高められ得る。
【0010】
言うまでも無く、プリズムの表面に対してAR(Anti-Reflection)コーティング、HR(High-Reflection)コーティングといった各種コーティングを施すことができる。コーティング(例えば、ARコーティング)されたプリズムの一面上に吸光シートを積層することもできる。この時、ARコーティングと吸光シートが部分的又は全体的に積層されても良いし、積層されなくても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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