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公開番号2025067188
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176953
出願日2023-10-12
発明の名称情報処理装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
出願人パイオニア株式会社
代理人個人
主分類H04N 7/18 20060101AFI20250417BHJP(電気通信技術)
要約【課題】移動体の乗員と移動体の外部に存在するユーザとのコミュニケーションを好適に仲介することが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】車載機1、車外端末2、又はサーバ装置5は、移動体である車両の乗員と車両の外部に存在するユーザとのコミュニケーションを仲介するシステムに用いられる情報処理装置であって、取得手段と、表示制御手段と、を有する。取得手段は、車両(車載機1を含んでもよい。)から車両の周辺を撮影した周辺撮影画像を取得する。表示制御手段は、周辺撮影画像をユーザが使用する端末装置に表示させる場合に、移動体の位置を示すシンボルを、前記周辺撮影画像上の前記移動体の移動速度に基づいて定めた位置に重畳表示する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項１】
移動体の乗員と前記移動体の外部に存在するユーザとのコミュニケーションを仲介するシステムに用いられる情報処理装置であって、
前記移動体の周辺を撮影した周辺撮影画像を取得する取得手段と、
前記周辺撮影画像を前記ユーザが使用する端末装置に表示させる場合に、前記移動体の位置を示すシンボルを、前記周辺撮影画像上の前記移動体の移動速度に基づいて定めた位置に重畳表示する表示制御手段と、
を有する情報処理装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記コミュニケーションにおいて生じる遅延の予測時間を示す遅延時間情報を取得する遅延時間情報取得手段をさらに有し、
前記表示制御手段は、前記移動速度と、前記遅延時間情報と、に基づき、前記位置を決定する、請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記遅延は、前記情報処理装置と前記端末装置との通信遅延と、前記情報処理装置と前記端末装置とにおいて実行される処理に起因した処理遅延と、を含む、請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記表示制御手段は、前記移動速度が速いほど、前記シンボルを小さく表示する、請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記表示制御手段は、前記移動速度が速いほど、前記位置を前記周辺撮影画像の消失点に近づける、請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記表示制御手段は、前記シンボルとして、前記移動体の後ろ姿を表す画像を、前記位置に重畳表示する、請求項１～５のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記移動体のステアリングの操作に関するステアリング情報を取得するステアリング情報取得手段をさらに有し、
前記表示制御手段は、前記移動速度と、前記ステアリング情報と、に基づき、前記位置を決定する、請求項１～５のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項８】
前記表示制御手段は、前記ステアリング情報に基づき、前記シンボルの表示態様を決定する、請求項７に記載の情報処理装置。
【請求項９】
移動体の乗員と前記移動体の外部に存在するユーザとのコミュニケーションを仲介するシステムに用いられる情報処理装置が実行する制御方法であって、
前記移動体の周辺を撮影した周辺撮影画像を取得する取得工程と、
前記周辺撮影画像を前記ユーザが使用する端末装置に表示させる場合に、前記移動体の位置を示すシンボルを、前記周辺撮影画像上の前記移動体の移動速度に基づいて定めた位置に重畳表示する表示制御工程と、
を有する制御方法。
【請求項１０】
移動体の乗員と前記移動体の外部に存在するユーザとのコミュニケーションを仲介するシステムに用いられる情報処理装置のコンピュータが実行するプログラムであって、
前記移動体の周辺を撮影した周辺撮影画像を取得する取得手段と、
前記周辺撮影画像を前記ユーザが使用する端末装置に表示させる場合に、前記移動体の位置を示すシンボルを、前記周辺撮影画像上の前記移動体の移動速度に基づいて定めた位置に重畳表示する表示制御手段
として前記コンピュータを機能させるプログラム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、移動体の乗員と移動体の外部に存在するユーザとのコミュニケーションを仲介するシステムに関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、車両の乗員と車外の人との会話を実現する技術が知られている。例えば、特許文献１には、通信ネットワークを介して車載システムと通信することで車両の運転者と会話相手との通話を実現する会話提供システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－１３８２７７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
乗員と車外の人とがコミュニケーションを行うシステムでは、通信遅延や処理遅延に起因した遅延が乗員と車外の人とのコミュニケーションに影響を与えることがあった。
【０００５】
本発明は、上述した課題を鑑み、移動体の乗員と移動体の外部に存在するユーザとのコミュニケーションを好適に仲介することが可能な情報処理装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１に記載の発明は、
移動体の乗員と前記移動体の外部に存在するユーザとのコミュニケーションを仲介するシステムに用いられる情報処理装置であって、
前記移動体の周辺を撮影した周辺撮影画像を取得する取得手段と、
前記周辺撮影画像を前記ユーザが使用する端末装置に表示させる場合に、前記移動体の位置を示すシンボルを、前記周辺撮影画像上の前記移動体の移動速度に基づいて定めた位置に重畳表示する表示制御手段と、
を有する情報処理装置であることを特徴とする。
【０００７】
また、請求項９に記載の発明は、
移動体の乗員と前記移動体の外部に存在するユーザとのコミュニケーションを仲介するシステムに用いられる情報処理装置が実行する制御方法であって、
前記移動体の周辺を撮影した周辺撮影画像を取得する取得工程と、
前記周辺撮影画像を前記ユーザが使用する端末装置に表示させる場合に、前記移動体の位置を示すシンボルを、前記周辺撮影画像上の前記移動体の移動速度に基づいて定めた位置に重畳表示する表示制御工程と、を有する
制御方法であることを特徴とする。
【０００８】
また、請求項１０に記載の発明は、
移動体の乗員と前記移動体の外部に存在するユーザとのコミュニケーションを仲介するシステムに用いられる情報処理装置のコンピュータが実行するプログラムであって、
前記移動体の周辺を撮影した周辺撮影画像を取得する取得手段と、
前記周辺撮影画像を前記ユーザが使用する端末装置に表示させる場合に、前記移動体の位置を示すシンボルを、前記周辺撮影画像上の前記移動体の移動速度に基づいて定めた位置に重畳表示する表示制御手段
として前記コンピュータを機能させるプログラムであることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
運転通話システムの構成例を示す。
車載機の概略構成の一例を示す。
車外端末の概略構成の一例を示す。
（Ａ）運転通話システムにおいて発生する遅延時間を可視化した図である（Ｂ）交差点９０付近での車両位置Ｐａ、車両位置Ｐｂ、及び車両位置Ｐｃの具体例を示す。
（Ａ）交差点手前の車両位置Ｐａにおいて車載機が生成した周辺撮影画像を示す。（Ｂ）交差点に差し掛かった車両位置Ｐｃにおいて車載機が生成した周辺撮影画像を示す。
車載機の制御部の機能ブロック図を示す。
交差点手前の車両位置Ｐａにおいて得られた画像上に自車シンボル画像を重畳することで生成された表示画像を示す。
車載機が実行する処理の手順を示すフローチャートの一例である。
変形例における制御部の機能ブロック図の一例を示す。
（Ａ）ステアリングの操作がなかった場合の表示画像を示す。（Ｂ）ステアリングが反時計方向に回された場合の表示画像を示す。（Ｃ）ステアリングが時計方向に回された場合の表示画像を示す。
変形例２に係る運転通話システムの構成例を示す。
サーバ装置の概略構成の一例を示す。
変形例３における車外端末の制御部の機能ブロック図の一例である。
車外端末が実行する処理の手順を示すフローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本発明の１つの好適な実施形態では、移動体の乗員と前記移動体の外部に存在するユーザとのコミュニケーションを仲介するシステムに用いられる情報処理装置であって、前記移動体の周辺を撮影した周辺撮影画像を取得する取得手段と、前記周辺撮影画像を前記ユーザが使用する端末装置に表示させる場合に、前記移動体の位置を示すシンボルを、前記周辺撮影画像上の前記移動体の移動速度に基づいて定めた位置に重畳表示する表示制御手段と、を有する。この態様により、情報処理装置は、システムに生じる遅延（タイムラグ）を考慮した移動体の位置を明示した表示画像を好適に生成することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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