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公開番号
2025066180
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2025017223,2020187110
出願日
2025-02-05,2020-11-10
発明の名称
振動板、スピーカ装置
出願人
パイオニア株式会社
,
東北パイオニア株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04R
7/14 20060101AFI20250415BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】軽量かつ高剛性のスピーカ用振動板を提供する。
【解決手段】振動板6は、切頭円錐状(コーン型)に形成されており、その内周縁61にボイスコイルボビン5を固定できるように形成されている。振動板6は、軽量材料で形成されており、軽量材料を用いたことによる剛性低下を補うために、強化構造として凹部63が形成されている。凹部63は、振動板6の中腹部において放音方向側に凸となる向きに屈曲された第1屈曲部64と、第1屈曲部64よりも外周側において放音方向と逆側に凸となる向きに屈曲された第2屈曲部65と、第2屈曲部65よりも外周側において放音方向側に凸となる向きに屈曲された第3屈曲部66と、を含んでいる。第2屈曲部65及び第3屈曲部66は、外周縁62の近傍に形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
軸と外周が定められるコーン型のスピーカ用振動板であって、
前記軸を含んだ断面視において、放音方向と反対側に凹んだ凹部が形成されており、
前記凹部は、当該振動板の中腹部において放音方向側に凸となる向きに屈曲された第1屈曲部と、該第1屈曲部よりも前記外周側において放音方向と逆側に凸となる向きに屈曲された第2屈曲部と、該第2屈曲部よりも前記外周側において放音方向側に凸となる向きに屈曲された第3屈曲部と、を含んでおり、
前記第1屈曲部から前記第2屈曲部までの振動板に沿った距離が、前記第2屈曲部から当該振動板の外周縁までの振動板に沿った距離よりも大きく形成されており、
前記軸を含んだ断面視において、前記第1屈曲部から前記軸側に延びた部分が一定の曲率を有しており、当該部分が形成する仮想円上に当該振動板の外周縁が位置している
ことを特徴とする振動板。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記凹部が当該振動板の全周に亘って形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の振動板。
【請求項3】
前記軸を含んだ断面視において、前記第1屈曲部から前記軸側に延びた部分が一定の曲率を有しており、前記第1屈曲部から前記第2屈曲部までの部分が、前記第1屈曲部から前記軸側に延びた部分と等しい曲率を有している
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の振動板。
【請求項4】
請求項1~3の何れか1項に記載の振動板を備えたことを特徴とするスピーカ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スピーカ用振動板及びスピーカ装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
コーン型の振動板を備えたスピーカ装置が知られている(例えば特許文献1を参照)。図1は、コーン型の振動板906を備えた従来のスピーカ装置901の概略構成図である。このスピーカ装置901は、フレーム2と、磁気ギャップGを形成する磁気回路3と、磁気ギャップG内に挿入されたボイスコイル4と、ボイスコイル4が巻かれたボイスコイルボビン5と、ボイスコイルボビン5が固定された振動板906と、振動板906をフレーム2に取り付けたエッジ7と、ダンパ8と、センターキャップ9と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-152710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したコーン型のスピーカ用振動板について、本願発明者は、軽量化のために軽量材料を用いて形成することを試みた。しかしながら、軽量材料を用いた場合、振動板の剛性が低下して音質が損なわれるという問題が生じ、軽量化と剛性確保を両立させることは容易ではなかった。
【0005】
そこで、本発明が解決しようとする課題としては、軽量かつ高剛性のスピーカ用振動板、及び、該振動板を備えたスピーカ装置を提供することが一例として挙げられる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の振動板は、軸と外周が定められるコーン型のスピーカ用振動板であって、前記軸を含んだ断面視において、放音方向と反対側に凹んだ凹部が形成されており、前記凹部は、当該振動板の中腹部において放音方向側に凸となる向きに屈曲された第1屈曲部と、該第1屈曲部よりも前記外周側において放音方向と逆側に凸となる向きに屈曲された第2屈曲部と、該第2屈曲部よりも前記外周側において放音方向側に凸となる向きに屈曲された第3屈曲部と、を含んでおり、前記第1屈曲部から前記第2屈曲部までの振動板に沿った距離が、前記第2屈曲部から当該振動板の外周縁までの振動板に沿った距離よりも大きく形成されており、前記軸を含んだ断面視において、前記第1屈曲部から前記軸側に延びた部分が一定の曲率を有しており、当該部分が形成する仮想円上に当該振動板の外周縁が位置していることを特徴とする。
【0007】
本発明のスピーカ装置は、上記振動板を備えたことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
従来のスピーカ装置の概略構成図である。
本発明の第1実施例の振動板を備えたスピーカ装置の概略構成図である。
図2の振動板の斜視図である。
図3の振動板の平面図である。
図4中のA-A線に沿った断面図である。
図5の振動板の要部拡大図である。
図3の本発明の振動板と従来の振動板と比較例の振動板とのスティフネス変化を示す表である。
図3の本発明の振動板と比較例の振動板の周波数特性を示すグラフである。
本発明の第2実施例の振動板の斜視図である。
図9の振動板の平面図である。
図10中のB-B線に沿った断面図である。
図11の振動板の要部拡大図である。
本発明の第3実施例の振動板の斜視図である。
図13の振動板の平面図である。
図14中のC-C線に沿った断面図である。
本発明の第4実施例の振動板の斜視図である。
図16の振動板の平面図である。
図17中のD-D線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態を説明する。本発明の一実施形態にかかる振動板は、軸と外周が定められるコーン型のスピーカ用振動板であって、前記軸を含んだ断面視において、放音方向と反対側に凹んだ凹部が形成されており、前記凹部は、当該振動板の中腹部において放音方向側に凸となる向きに屈曲された第1屈曲部と、該第1屈曲部よりも前記外周側において放音方向と逆側に凸となる向きに屈曲された第2屈曲部と、該第2屈曲部よりも前記外周側において放音方向側に凸となる向きに屈曲された第3屈曲部と、を含んでおり、前記第1屈曲部から前記第2屈曲部までの振動板に沿った距離が、前記第2屈曲部から当該振動板の外周縁までの振動板に沿った距離よりも大きく形成されている。本発明によれば、振動板に前記凹部を形成することで剛性を高めることができる。よって、前記構成の振動板を軽量材料で形成することで、軽量化と剛性確保を両立させることができる。
【0010】
本発明の一実施形態にかかる振動板は、軸と外周が定められるコーン型のスピーカ用振動板であって、前記軸を含んだ断面視において、放音方向と反対側に凹んだ凹部が形成されており、前記凹部は、当該振動板の中腹部において放音方向側に凸となる向きに屈曲された第1屈曲部と、該第1屈曲部よりも前記外周側において放音方向と逆側に凸となる向きに屈曲された第2屈曲部と、当該振動板の外周縁と、を含んでおり、前記第1屈曲部から前記第2屈曲部までの振動板に沿った距離が、前記第2屈曲部から当該振動板の外周縁までの振動板に沿った距離よりも大きく形成されている。本発明によれば、振動板に前記凹部を形成することで剛性を高めることができる。よって、前記構成の振動板を軽量材料で形成することで、軽量化と剛性確保を両立させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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