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公開番号
2025067045
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023176706
出願日
2023-10-12
発明の名称
ドリルビットの先端構造及びそれを備えるドリルビット
出願人
株式会社ミヤナガ
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
B28D
1/14 20060101AFI20250417BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】ドリルビットの先端構造において、穿孔速度を向上させつつ、穿孔精度を良好にする。
【解決手段】本開示の一態様に係るドリルビットの先端構造は、前記ドリルビットの径方向の中心部に位置する第1刃先と、前記中心部から前記径方向の外側に延びる稜線である切刃と、を含む主刃と、前記第1刃先よりも前記径方向の外側に位置する第2刃先を含む副刃と、を備え、前記主刃の前記稜線は、前記径方向の外側かつ前記ドリルビットの軸線方向の基端側へと斜めに傾斜しており、前記第2刃先は、前記軸線方向の位置に関し、前記稜線上の任意の点と同じ位置に配置される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ドリルビットの先端構造であって、
前記ドリルビットの径方向の中心部に位置する第1刃先と、前記中心部から前記径方向の外側に延びる稜線である切刃と、を含む主刃と、
前記第1刃先よりも前記径方向の外側に位置する第2刃先を含む副刃と、を備え、
前記主刃の前記稜線は、前記径方向の外側かつ前記ドリルビットの軸線方向の基端側へと斜めに傾斜しており、
前記第2刃先は、前記軸線方向の位置に関し、前記稜線上の任意の点と同じ位置に配置される、ドリルビットの先端構造。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記副刃は、前記軸線方向の先端側に突出する突部を更に含み、
前記第2刃先は、前記副刃の前記突部の先端である、請求項1に記載のドリルビットの先端構造。
【請求項3】
ドリルビットの先端構造であって、
前記ドリルビットの径方向の中心部に位置する第1刃先と、前記中心部から前記径方向の外側に延びる稜線である切刃と、を含む主刃と、
前記第1刃先よりも前記径方向の外側に位置する第2刃先を含む副刃と、を備え、
前記主刃の前記稜線は、前記径方向の外側かつ前記ドリルビットの軸線方向の基端側へと斜めに傾斜しており、
前記副刃は、前記軸線方向の先端側に突出する突部を更に含み、
前記第2刃先は、前記副刃の前記突部の先端である、ドリルビットの先端構造。
【請求項4】
前記副刃の前記突部は、前記径方向において前記副刃の中央部に位置する、請求項2又は3に記載のドリルビットの先端構造。
【請求項5】
前記主刃は、前記径方向の前記中心部において、前記軸線方向の先端側に突出する突部を更に含み、
前記第1刃先は、前記主刃の前記突部の先端である、請求項1乃至3のいずれかに記載のドリルビットの先端構造。
【請求項6】
前記主刃は、前記軸線方向の先端側から見て、前記径方向の前記中心部から前記径方向の両側に直線状に延びる、請求項1乃至3のいずれかに記載のドリルビットの先端構造。
【請求項7】
前記副刃は、前記主刃と別個に設けられる、請求項1乃至3のいずれかに記載のドリルビットの先端構造。
【請求項8】
前記軸線方向において、前記主刃の基端は、前記副刃の基端よりも前記ドリルビットの基端側に位置する、請求項1乃至3のいずれかに記載のドリルビットの先端構造。
【請求項9】
前記径方向における前記第1刃先から前記第2刃先までの距離を特定距離と定義し、前記第1刃先から前記特定距離だけ離れた前記稜線上の点を特定点と定義したとき、
前記軸線方向における前記第2刃先の位置は、前記軸線方向における前記特定点の位置と同じである、請求項1乃至3のいずれかに記載のドリルビットの先端構造。
【請求項10】
前記第2刃先は、前記副刃における前記軸線方向の先端側の所定部分にあり、
前記副刃は、前記軸線方向の先端側から見て、前記副刃の長手方向に沿って前記所定部分から延びる稜線を更に含み、
前記副刃の前記稜線は、前記主刃の前記稜線よりも前記軸線方向の基端側に配置されている、請求項1乃至3のいずれかに記載のドリルビットの先端構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ドリルビットの先端構造及びそれを備えるドリルビットに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ドリルビットの先端構造が開示されている。前記ドリルビットの先端構造は、前記ドリルビットの先端中心から前記径方向の外側に延びる3つの刃部を備える。3つの前記刃部は、それぞれ、前記先端中心から前記径方向の外側に延びる稜線である切刃を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-231177号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記ドリルビットの先端構造は、穿孔途中の穴の底に3つの刃部の切刃が接触し続けるので、当該穴の底から比較的大きな摩擦力を受ける。このような摩擦力を小さくすることで、穿孔速度を向上させる余地があった。また、前記ドリルビットの先端構造は、穿孔作業中に先端中心が径方向に位置ずれする場合がある。この位置ずれを抑制することで、穿孔精度を改善する余地があった。
【0005】
そこで、本開示は、ドリルビットの先端構造において、穿孔速度を向上させつつ、穿孔精度を良好にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るドリルビットの先端構造は、ドリルビットの先端構造であって、前記ドリルビットの径方向の中心部に位置する第1刃先と、前記中心部から前記径方向の外側に延びる稜線である切刃と、を含む主刃と、前記第1刃先よりも前記径方向の外側に位置する第2刃先を含む副刃と、を備え、前記主刃の前記稜線は、前記径方向の外側かつ前記ドリルビットの軸線方向の基端側へと斜めに傾斜しており、前記第2刃先は、前記軸線方向の位置に関し、前記稜線上の任意の点と同じ位置に配置される。
【0007】
本開示の一態様によれば、副刃の第2刃先が主刃の稜線と共に穿孔対象の穿孔途中の穴の底に到達する。したがって、従来のように穿孔途中の穴の底に3つの刃部の稜線が接触し続ける場合と比較して、ドリルビットの先端構造と穴の底との接触面積が小さくなる。これにより、ドリルビットの先端構造が穴の底から受ける摩擦力が小さくなるので、穿孔速度が向上する。また、副刃の第2刃先が、径方向において主刃の第1刃先から離れた位置で穿孔対象の穿孔途中の穴の底に接触するので、穿孔作業中に主刃の第1刃先が径方向に位置ずれすることを抑制できる。これにより、穿孔精度を良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るドリルビット及び当該ドリルビットに連結されたドリル駆動装置を用いて穿孔作業を行っている様子を示す概略図である。
図2は、実施形態に係るドリルビットを示す概略図である。
図3は、実施形態に係るドリルビットを軸線方向の先端側から見たときの概略図である。
図4は、図3のIV矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施形態を説明する。なお、以下の説明では、ドリルビット1の軸線AXが延びる方向を軸線方向とし、それに直交する方向を径方向とし、かつそれ周りの方向を周方向と定義する。
【0010】
図1は、実施形態に係るドリルビット1及び当該ドリルビット1に連結されたドリル駆動装置4を用いて穿孔作業を行っている様子を示す概略図である。図1に示すように、ドリルビット1は、その基端部であるシャンク部10(図2参照)がドリル駆動装置4の把持部40に把持されることで、ドリル駆動装置4に連結される。ドリルビット1は、作業者によりそのスイッチ41が押下されると、その筐体42内に配置された電気モータに駆動されることで、軸線AX周りに回転しかつ当該軸線AXに沿って振動する。この状態で、ビット先端部3(ドリルビット1の先端構造)を穿孔対象Pの被穿孔箇所Paに押し当てることで、当該被穿孔箇所Paに対して穿孔作業を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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