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公開番号
2025066510
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023176169
出願日
2023-10-11
発明の名称
シート搬送装置、及びシート搬送装置を備えた画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
B65H
5/02 20060101AFI20250416BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ベルト交換時に分離爪の着脱作業を伴う構成の場合に、作業者による分離爪の装着し忘れを抑制可能なシート搬送装置の提供。
【解決手段】上ベルトユニット410に対し着脱可能な上排出ユニット4040aに、上分離爪4041aと上ベルト温度センサ4043aが設けられる。上ベルト411を交換する際に、上排出ユニット4040aを上ベルトユニット410から取り外すことで、上分離爪4041aと上ベルト温度センサ4043aとは一体的に取り外される。上ベルト411の交換後、上ベルトユニット410に上排出ユニット4040aを装着することで、上分離爪4041aは上ベルト温度センサ4043aと共に取り付けられる。こうして、上排出ユニット4040aが装着されることで、上ベルト411に対し上分離爪4041aが取り付けられる。
【選択図】図20
特許請求の範囲
【請求項1】
シートを搬送するシート搬送装置であって、
回転する無端状のベルトと、前記ベルトを張架する複数の張架ローラと、前記ベルトを加熱するための加熱部と、を有するベルトユニットと、
前記ベルトの回転方向に関し、前記ベルトのシートを搬送するシート搬送面の下流で前記ベルトの外周面に当接又は近接し、前記シート搬送面の下流に搬送されてくるシートを前記ベルトから分離する分離部材と、
前記分離部材よりも前記回転方向下流で前記ベルトの外側から前記ベルトの温度を検出する温度検出部と、
前記ベルトユニットに着脱可能に設けられ、前記ベルトユニットに対し前記分離部材及び前記温度検出部を一体的に着脱可能に保持する保持部と、を備える、
ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記ベルトユニットは、前記回転方向に交差する幅方向に関し前記張架ローラの一端部を支持する第1の支持板と、前記張架ローラの他端部を支持する第2の支持板と、を有し、
前記第1の支持板及び前記保持部のいずれか一方は、前記幅方向に突出した嵌合突部を有し、
前記第1の支持板及び前記保持部のいずれか他方は、前記嵌合突部と嵌合する嵌合孔を有し、
前記保持部は、前記幅方向の一端側が前記第1の支持板に前記嵌合突部と前記嵌合孔とが嵌合した状態で装着され、前記幅方向の他端側が前記第2の支持板に着脱可能に取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記保持部は、ねじにより前記第2の支持板に取り付けられる、
ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記ベルトユニットは、前記回転方向に交差する幅方向に関し前記張架ローラの一端部を支持する第1の支持板と、前記張架ローラの他端部を支持する第2の支持板と、を有し、
前記保持部は、前記回転方向及び前記幅方向の両方ともに交差する第1の方向に装着され、前記第1の支持板及び前記第2の支持板にそれぞれ係合する係合部を有し、
前記保持部は、前記係合部により前記第1の支持板及び前記第2の支持板に係合した状態で、前記第1の支持板及び第2の支持板に着脱可能に取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記保持部は、前記幅方向の両端部に前記第1の支持板及び前記第2の支持板に取り付けるための取付部材を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記分離部材は、前記保持部が前記ベルトユニットから取り外された状態で前記保持部に着脱可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記温度検出部は、前記保持部が前記ベルトユニットから取り外された状態で前記保持部に着脱可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項8】
前記保持部は、前記分離部材よりも前記シート搬送面の下流に前記シート搬送面を通過したシートを挟持して搬送するローラ対を、前記ベルトユニットに対し前記分離部材及び前記温度検出部と一体的に着脱可能に保持している、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項9】
前記加熱部は、前記張架ローラのうちの少なくとも1つのローラを加熱する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項10】
前記張架ローラのうちのいずれか1つのローラは、前記ベルトユニットに着脱可能に設けられた着脱ローラであり、
前記ベルトユニットは、前記着脱ローラの回転を検出する回転検出部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のローラに回転可能に張架されたベルトによってシートを搬送するシート搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ベルトによりシートを搬送しつつシートを加熱するインクジェット方式の画像形成装置が開示されている。ベルトは、ベルトを回転駆動する搬送ローラ、ベルトの蛇行を抑制するステアリングコントロールローラ、ベルトに一定の張力を付与する張力ローラ、ベルトの回転に従動する従動ローラなどの複数のローラに張架されている。
【0003】
特許文献2には、加熱される定着ベルトの温度を検出する温度センサと、定着ベルトに対するシートの分離性を高めるために、ニップ部の出口近傍に達したシートをベルトから分離する分離爪のような分離部材を備えた画像形成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-15290号公報
特開2020-34679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ベルトは劣化するので部品寿命を迎える前に交換される。従来、作業者は分離爪を取り外してからベルトを交換し、ベルト交換後に分離爪を元の位置に再装着する必要がある。しかしながら、作業者は分離爪を装着し忘れることがあった。分離爪が装着されていないと、分離されなかったシートがベルトに連れまわり、そのシートによって温度センサが正しくベルト温度を検出できなくなる。そうなると、画像不良が生じるだけでなく、熱に起因する故障や異常が生じる虞がある。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされ、ベルト交換時に分離爪の着脱作業を伴う構成の場合に、作業者による分離爪の装着し忘れを抑制可能なシート搬送装置、及びシート搬送装置を備えた画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係るシート搬送装置は、シートを搬送するシート搬送装置であって、回転する無端状のベルトと、前記ベルトを張架する複数の張架ローラと、前記ベルトを加熱するための加熱部と、を有するベルトユニットと、前記ベルトの回転方向に関し、前記ベルトのシートを搬送するシート搬送面の下流で前記ベルトの外周面に当接又は近接し、前記シート搬送面の下流に搬送されてくるシートを前記ベルトから分離する分離部材と、前記分離部材よりも前記回転方向下流で前記ベルトの外側から前記ベルトの温度を検出する温度検出部と、前記ベルトユニットに着脱可能に設けられ、前記ベルトユニットに対し前記分離部材及び前記温度検出部を一体的に着脱可能に保持する保持部と、を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ベルトの交換時に分離部材の着脱作業を伴う構成の場合に、作業者による分離部材の装着し忘れを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
インクジェット記録装置を示す概略図。
乾燥モジュールを示す断面図。
正面側から見た場合のステアリングユニットを示す斜視図。
背面側から見た場合のステアリングユニットを示す斜視図。
張力ユニットを示す斜視図。
ステアリングローラの回転検出センサを示す拡大斜視図。
定着モジュールを示す概略図。
定着ベルトユニットを示す概略図。
張力ローラの回転検出センサを示す拡大斜視図。
定着ベルトユニットのニップ部の出口近傍を示す断面図。
上排出ユニットを示す斜視図。
上排出ユニットを示す分解図。
下排出ユニットを示す斜視図。
下排出ユニットを示す分解図。
定着モジュールの上扉ユニットを閉位置に位置させた第1状態を示す斜視図。
定着モジュールの上扉ユニットを開位置に位置させ、且つ、上ベルトユニットを上収納位置に位置させた第2状態を示す斜視図。
定着モジュールの上扉ユニットを開位置に位置させ、且つ、上ベルトユニットをメンテナンス位置に位置させた第3状態を示す斜視図。
定着モジュールの第3状態を示す側面図。
定着モジュールが第3状態であるときに下ベルトユニットを引出位置に位置させた状態を示す斜視図。
シート排出ユニットを示す模式図であり、(a)上ベルトユニットに上排出ユニット及び下排出ユニットが装着された状態、(b)上ベルトユニットがメンテナンス位置に位置する状態、(c)上ベルトユニットから上排出ユニットを取り外した状態、(d)下ベルトユニットから下排出ユニットを取り外した状態。
上ベルトユニットに対する上排出ユニットの着脱を示す斜視図。
下ベルトユニットに対する下排出ユニットの着脱を示す斜視図。
定着モジュールの制御系を示す制御ブロック図。
分離爪の検出制御処理を示すフローチャート。
エラー画面の一例を示す図。
乾燥ベルトユニットに対するシート排出ユニットの着脱方向を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。まず、本実施形態のシート搬送装置を備えた画像形成装置について、図1を用いて説明する。ここでは、画像形成装置として、インクと反応液を用いてシートに画像を形成する所謂枚葉式のインクジェット記録装置100を例に説明する。シートは、例えば普通紙や厚紙等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のプラスチックフィルム、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート、並びに布など、インクを受容可能な記録材であればよい。
(【0011】以降は省略されています)
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