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公開番号2025066285
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023175757
出願日2023-10-11
発明の名称冊子作製装置および画像形成システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B65H 37/04 20060101AFI20250416BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 複数のシートサイズに関して、加熱加圧ユニットの長手方向におけるシートにかかる加圧力分布を適正にする冊子作製装置と画像形成システムを提供する。
【解決手段】 加熱加圧ユニットが最大サイズのシートを加熱および加圧する加熱加圧ユニットの長手方向における加熱加圧ユニットの領域を第1領域、加熱加圧ユニットが最小サイズのシートを加熱および加圧する長手方向における加熱加圧ユニットの領域を第2領域、長手方向における第1領域の内側であって第2領域の外側である加熱加圧ユニットの領域を第3領域とした場合、加熱加圧ユニットが最大サイズのシートを加熱および加圧するときにシートに加わる圧力の長手方向における最小値が、第3領域内の位置または第3領域に隣接する第2領域の端部位置となり、第3領域内であって、長手方向において、最小値の位置から見て第2領域がある側とは反対側に最小値よりも大きい圧力がかかる領域が存在する。
【選択図】 図11
特許請求の範囲【請求項1】
接着剤層が形成されたシートを複数重ねた状態で接着剤層を加熱および加圧する細長い加熱加圧ユニットであって、シートに接触して加圧する加圧板と、前記加圧板を加熱する加熱体と、前記加圧板に対向する受け部材と、前記加圧板と前記受け部材の間に挟持されたシートに圧力を加える加圧機構と、を有する加熱加圧ユニットを有し、
前記加圧板と前記受け部材の間に接着剤層が形成された複数のシートを挟持してシートに形成されている接着剤層を加熱および加圧することにより冊子を作製する冊子作製装置であって、
前記加熱加圧ユニットが最大サイズのシートを加熱および加圧する前記加熱加圧ユニットの長手方向における前記加熱加圧ユニットの領域を第1領域、前記加熱加圧ユニットが最小サイズのシートを加熱および加圧する前記長手方向における前記加熱加圧ユニットの領域を第2領域、前記長手方向における前記第1領域の内側であって前記第2領域の外側である前記加熱加圧ユニットの領域を第3領域とした場合、
前記加熱加圧ユニットが最大サイズのシートを加熱および加圧するときにシートに加わる圧力の前記長手方向における最小値が、前記第3領域内の位置または前記第3領域に隣接する前記第2領域の端部位置となり、
前記第3領域内であって、前記長手方向において、前記最小値の位置から見て前記第2領域がある側とは反対側に前記最小値よりも大きい前記圧力がかかる領域が存在することを特徴とする冊子作製装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記受け部材は、前記加圧板と共にシートを挟持する弾性を有する受け板と、前記受け板を支持する受け板支持部を有する受け板支持体と、を有することを特徴とする請求項1に記載の冊子作製装置。
【請求項3】
前記加熱加圧ユニットは前記長手方向における一方の端部の側にシートを整合するための基準位置を有し、
前記加熱加圧ユニットが最大サイズのシートを加熱および加圧するときにシートに加わる圧力は、前記長手方向において、前記基準位置の側でのシート端部の圧力のほうが前記第3領域に隣接する前記第2領域の端部位置での圧力よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の冊子作製装置。
【請求項4】
前記加熱加圧ユニットは前記長手方向における中央部にシートを整合するための基準位置を有し、
前記加熱加圧ユニットが最大サイズのシートを加熱および加圧するときにシートに加わる圧力は、前記長手方向において、前記基準位置での圧力のほうが前記第3領域に隣接する前記第2領域の端部位置での圧力よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の冊子作製装置。
【請求項5】
シート加圧方向における前記受け板支持体または前記受け板の厚みは、前記長手方向において、前記第3領域内の位置または前記第3領域に隣接する前記第2領域の端部位置で最も薄くなることを特徴とする請求項2に記載の冊子作製装置。
【請求項6】
前記長手方向において、前記厚みが最も薄くなる位置から見て前記第2領域がある側とは反対側に、前記厚みが最も薄くなる位置での前記シート加圧方向における前記受け板支持体または前記受け板の厚みよりも、前記厚みが厚い領域が存在することを特徴とする請求項5に記載の冊子作製装置。
【請求項7】
シート加圧方向における前記加圧板の厚みは、前記長手方向において、前記第3領域内の位置または前記第3領域に隣接する前記第2領域の端部位置で最も薄くなることを特徴とする請求項1に記載の冊子作製装置。
【請求項8】
前記長手方向において、前記厚みが最も薄くなる位置から見て前記第2領域がある側とは反対側に、前記厚みが最も薄くなる位置での前記シート加圧方向における前記加圧板の厚みよりも、前記厚みが厚い領域が存在することを特徴とする請求項7に記載の冊子作製装置。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の冊子作製装置と、
シートに接着剤層を形成する画像形成装置と、
を有することを特徴とする画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の記録材を接着して冊子を作製する冊子作成装置、および冊子作成装置を有する画像形成システムに関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1のようにプリンタや複写機などの画像形成装置による画像形成処理を施した複数のシートからなるシート束を、冊子作製装置によって接着用トナーを再溶融させてシート同士を接着処理し、冊子を作製する方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-111025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成装置、及び冊子作製装置が複数のシートサイズに対応可能とする場合に、冊子作製装置の熱圧着手段は最大のシートサイズ(大サイズ紙)を加熱及び加圧可能な構成とする必要がある。大サイズ紙の加圧時に長手方向の加圧力分布を均一にする加熱加圧ユニットにおいては、大サイズ紙よりも小さなシートサイズ(小サイズ紙)を加圧時には、小サイズ紙の端部に加圧力が集中してしまう。その結果、小サイズ紙の端部以外の加圧力が減少してしまう懸念がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数のシートサイズに関して、加熱加圧ユニットの長手方向におけるシートにかかる加圧力分布を適正にする冊子作製装置および画像形成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、接着剤層が形成されたシートを複数重ねた状態で接着剤層を加熱および加圧する細長い加熱加圧ユニットであって、シートに接触して加圧する加圧板と、前記加圧板を加熱する加熱体と、前記加圧板に対向する受け部材と、前記加圧板と前記受け部材の間に挟持されたシートに圧力を加える加圧機構と、を有する加熱加圧ユニットを有し、前記加圧板と前記受け部材の間に接着剤層が形成された複数のシートを挟持してシートに形成されている接着剤層を加熱および加圧することにより冊子を作製する冊子作製装置であって、前記加熱加圧ユニットが最大サイズのシートを加熱および加圧する前記加熱加圧ユニットの長手方向における前記加熱加圧ユニットの領域を第1領域、前記加熱加圧ユニットが最小サイズのシートを加熱および加圧する前記長手方向における前記加熱加圧ユニットの領域を第2領域、前記長手方向における前記第1領域の内側であって前記第2領域の外側である前記加熱加圧ユニットの領域を第3領域とした場合、前記加熱加圧ユニットが最大サイズのシートを加熱および加圧するときにシートに加わる圧力の前記長手方向における最小値が、前記第3領域内の位置または前記第3領域に隣接する前記第2領域の端部位置となり、前記第3領域内であって、前記長手方向において、前記最小値の位置から見て前記第2領域がある側とは反対側に前記最小値よりも大きい前記圧力がかかる領域が存在することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
複数のシートサイズに関して、加熱加圧ユニットの長手方向におけるシートにかかる加圧力分布を適正にする冊子作製装置および画像形成システムを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に係る画像形成装置の概略図
実施例1に係る画像形成装置がシートに形成するトナー像を示す図
トナーの貯蔵弾性率の測定結果
実施例1に係る冊子作製装置のバッファ部を示す図
実施例1に係るバッファ部の動作を示す図(a~h)
実施例1に係る冊子作製装置の整合部を示す図
実施例1に係る整合部の可動ユニットを示す図
実施例1に係る整合部の動作を示す図(a~d)
実施例1に係る加熱加圧ユニットについて説明するための図
実施例1に係る加熱加圧ユニットの動作を示す図(a~f)
実施例1に係る加熱加圧ユニットの加圧状態を示す図
比較例1に係る加熱加圧ユニットの加圧状態を示す図
比較例2に係る加熱加圧ユニットの加圧状態を示す図
冊子接着強度の試験方法を示す概略図
冊子接着強度試験結果
実施例2に係る加熱加圧ユニットの加圧状態を示す図
実施例3に係る整合部の動作を示す図(a~b)
実施例3に係る加熱加圧ユニットの加圧状態を示す図
比較例3に係る加熱加圧ユニットの加圧状態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明において、「画像形成装置」とは、単機能プリンタ、複写機、複合機、商業用印刷機等、記録材(記録媒体)に画像を形成(記録)する装置を広く含むものとする。また、画像形成装置と複数の記録材を接着して冊子を作製する冊子作製装置とを連結したシステムを画像形成システムと呼ぶものとする。
【実施例】
【0010】
本発明に係るシート材搬送装置を有する画像形成装置の構成について、図1乃至図10を参照して説明する。本発明は以下の実施例により限定されるものではなく、本発明の思想の範囲内において他の構成に置き換えることは可能である。本実施例の画像形成装置および冊子作製装置について、図1を用いて説明する。図1は実施例1に係る画像形成装置101および冊子作製装置106の断面を表す概略図である。画像形成装置101と冊子作製装置106を組み合わせて画像形成システム100を形成している。尚、画像形成システム100は画像形成装置101に冊子作製の機能の一部または全てが組み込まれている形態を含めてもよいものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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