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公開番号
2025066207
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023175625
出願日
2023-10-11
発明の名称
子宮止血用セット器具
出願人
福井県
,
株式会社八光
代理人
主分類
A61B
17/42 20060101AFI20250416BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】子宮内に挿入するバルーンの位置を母体に合わせて適切に調節可能とし、バルーンの子宮からの滑脱を確実に防止する子宮止血用セット器具を提供する。
【解決手段】子宮止血用セット器具は、子宮内に挿入されるバルーン2と、該バルーン2を先端に備え、子宮内から体外まで流路を連通する排液通路3と、前記バルーン2に流体を注入・排出する流体通路4と、該流体通路4の端部に設けるコネクタ5からなるバルーンユニット1と、前記排液通路3を内挿し前記バルーン2の近位側に設け、前記バルーン2を子宮内に保持するストッパー10と、母体に装着し、前記ストッパー10の腟からの抜けを防止するショーツ型サポーター100と、により構成され、前記ストッパー10は、前記排液通路3の軸方向に長さが可変に形成される。前記長さ可変なストッパー10は、螺合する内筒11と外筒12、または、連結する複数の固定セグメント21により形成された。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
子宮内に挿入されるバルーンと、該バルーンを先端に備え、子宮内から体外まで流路を連通する排液通路と、前記バルーンに流体を注入・排出する流体通路と、該流体通路の端部に設けるコネクタからなるバルーンユニットと、
前記バルーンの近位側に前記排液通路を内挿する態様で腟内に設け、前記バルーンを子宮内に保持するストッパーと、
母体に装着することで、前記ストッパーの腟からの抜けを防止するショーツ型サポーターと、により構成し、
前記ストッパーは、前記排液通路の軸方向に長さが可変であることを特徴とする子宮止血用セット器具。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記ストッパーは、前記バルーン側に配置される外筒と、体表側に配置される内筒と、より構成され、前記外筒及び前記内筒は摺動可能に形成される請求項1に記載の子宮止血用セット器具。
【請求項3】
前記外筒の内周面及び前記内筒の外周面にはねじ機構が形成される、請求項2に記載の子宮止血用セット器具。
【請求項4】
前記内筒の近位端は、フランジを備える請求項2に記載の子宮止血用セット器具。
【請求項5】
前記外筒は、弾性材料で成形される請求項2に記載の子宮止血用セット器具。
【請求項6】
前記ストッパーは、ドーナツ形状の複数の固定セグメントから構成され、前記固定セグメントの数または/及びサイズを選択的に組み合わせ、前記排液通路の軸方向に連結する請求項1に記載の子宮止血用セット器具。
【請求項7】
前記固定セグメントは、近位側に凸部を、遠位側に凹部を備え、前記複数の固定セグメントそれぞれの凸部と凹部が嵌合することで、連結する請求項6に記載の子宮止血用セット器具。
【請求項8】
前記固定セグメントは、内腔に前記排液通路を案内する切欠き部を備える請求項6に記載の子宮止血用セット器具。
【請求項9】
前記ストッパーの遠位側は前記バルーンの形状に沿って前記バルーンに接触する凹面状の当接面が設けられる請求項1乃至8のいずれかに記載の子宮止血用セット器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、子宮内での出血を止血する子宮止血用セット器具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、分娩後に子宮内で発生する出血に対し、子宮内に挿入した止血バルーンを膨張させ、出血を制御するBT法(Ballon tampоnade法)が知られている。このBT法に用いられる子宮用止血バルーンは、出血部を圧迫止血する止血バルーンと、先端側に前記バルーンを備え、子宮内からの血液等を体外に排液する排液通路と、バルーンへの流体の注入及びバルーンからの排出を行う流体通路と、を備えるチューブとで構成されている。そしてこのバルーンを、自然分娩の場合は経腟的に、帝王切開の場合は開腹部から子宮内に挿入し、流体を注入して膨張したバルーン部分で出血部を圧迫して止血する。
【0003】
BT法による止血処置の失敗例の多くは、バルーンが子宮口から滑脱することが原因とされ、止血処置が失敗した場合には、子宮摘出などが検討される深刻な事態となることがある。そこで、バルーンの子宮からの滑脱防止のため、チューブの基端側を内挿する態様で腟に挿入してバルーンの抜けを規制する筒状のストッパーと、母体に装着することで前記ストッパーの基端側に接触して、前記ストッパーの腟からの抜けを抑制するショーツ型サポーターと、を備えた子宮止血用セット器具が提案された。(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特願2022―082804号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の構成によると、バルーンをストッパーで、ストッパーをショーツ型サポーターで抑えることにより、子宮からのバルーンの滑脱を防止できる。
【0006】
しかし、特許文献1のストッパーは腟内に挿入される筒状部と腟口周辺組織で保持される保持部とが一体的に形成されるもので、そのサイズを母体に合わせ調整することができない。そのため、装着時に不快感をもたらす懸念や、また、腟口から止血バルーンまでの長さの過不足により止血バルーンと出血部位との位置ずれや、止血バルーンの脱落を十分に制御できない懸念がある。
【0007】
そこで、本発明は子宮内に挿入するバルーンの位置を母体に合わせて適切に調節可能とし、バルーンの子宮からの滑脱を確実に防止する子宮止血用セット器具を提供することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明の子宮止血用セット器具は、子宮内に挿入されるバルーンと、該バルーンを先端に備え、子宮内から体外まで流路を連通する排液通路と、前記バルーンに流体を注入・排出する流体通路と、該流体通路の端部に設けるコネクタと、からなるバルーンユニットと、前記バルーンの近位側に前記排液通路を内挿する態様で腟内に設け、前記バルーンを子宮内に保持するストッパーと、母体に装着することで、前記ストッパーの腟からの抜けを防止するショーツ型サポーターと、により構成し、前記ストッパーは、前記排液通路の軸方向に長さを可変として形成した。
【0009】
前記ストッパーは、前記バルーン側に配置される外筒と、体表側に配置される内筒が螺合するよう形成した。
【0010】
前記外筒及び前記内筒は次のように形成されることが好ましい。
・前記内筒の近位端は、フランジが設けられる。
・前記外筒は弾性部材により成形される。
・前記外筒の遠位側は、バルーンの形状に沿った凹面状の当接面が設けられる。
(【0011】以降は省略されています)
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