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公開番号2024124692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032556
出願日2023-03-03
発明の名称化合物とそれを用いたフルクトース検出プローブおよびフルクトース検出方法
出願人学校法人近畿大学,公立大学法人福井県立大学
代理人個人
主分類C07F 5/02 20060101AFI20240906BHJP(有機化学)
要約【課題】フルクトースと高い選択性で迅速に結合する上、発光強度も高く、好適なフルクトース検出プローブとなる新規化合物、および該化合物を利用したフルクトースの迅速簡便な検出方法を提供する。
【解決手段】選択図中、化合物6で示されるBODIPY(boron-dipyrromethene)誘導体は、果糖と高い選択性で迅速に結合する上、発光強度も高く、好適な果糖検出プローブである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
(化1)式で表される構造を有する化合物。
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続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
(化1)式で表される構造を有する化合物を用いたフルクトースの検出プローブ。
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【請求項3】
(化1)式で表される構造を有する化合物のフルクトース濃度に対する発光強度検量線を得る工程と、
被検査液に前記(化1)式で表される構造を有する化合物を投入し発光強度を測定する工程と、
前記測定された発光強度と前記発光強度検量線から前記被検査液中のフルクトース濃度を求める工程を有するフルクトースの検出方法。
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発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は新規化合物と、それを用いたフルクトースの検出プローブおよび、その検出プローブを用いたフルクトースの検出方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
果糖は果物(フルクトース)に広く含まれる天然単糖で、甘味が強く、他の糖に比べて満腹感を阻害しないことから、食品産業への利用が進んでいる。当初、果糖は血中でブドウ糖を生成せず、高脂肪食が主な原因と想定される肥満や非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)とは無縁であることから、ショ糖よりも安全な甘味料であると考えられていた。
【0003】
しかし、その後の研究で、現在ではフルクトースは、強力な還元糖であり老化、動脈硬化、糖尿病の血管・腎臓・眼科合併症の発症に関与していると考えられている。したがって、フルクトースを迅速に検出する簡便な方法は有益であると言える。
【0004】
検出の迅速および簡便性のためには、蛍光色素が好適と考えられる。例えば、アレイ解析に用いられることが多い蛍光色素cy3は、定量性には優れる。しかし、量子収率が0.04と低く、蛍光色素としては明るくないため、検出感度に課題があった。
【0005】
一方、タンパク質の疎水性表面検出用の傾向プローブとしてN.Dorhら(非特許文献1)が開発したHydrophobicity(HP)Sensorは、cy3より非極性溶媒中で高い量子収率と蛍光強度を示し、水溶液中では十分に消光した。
【0006】
また、特許文献1では、タンパク質の解析に用いる蛍光色素の一種であるBODIPY(boron-dipyrromethene)の母骨格に水溶性を増大する置換基を導入し、更にジピロメテン骨格の5位に置換アリール基を導入することで、水溶液中ではほとんど蛍光を発しないことで知られたBODIPYが、オリゴ糖と結合することにより分子周辺で極性低下が生じ、その極性低下に応じて、水溶液中で強く飛躍的に安定な蛍光を発する蛍光プローブが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-139782号公報
【非特許文献】
【0008】
(2015)Sci.Reports,5,18337
Dubois,M.et al.:Anal.Chem.,28,350 (1956).
P.A.Shaffer,M.Somegyi:J.Biol.Chem,100,695 (1933).
Nelson,N.:J.Biol.Chem.,153,375 (1944).
J.-B.Giguere,D.Thibeault,F.Cronier,J.-S.Marois,M.Auger and J.-F.Morin,Tetrahedron Lett., 2009,50,5497-5500.
T.Rohand,E.Dolusic,T.H.Ngo,W.Maes and W.Dehaen,ARKIVOC,2007,2007,307-324.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、溶液中での蛍光の安定性に課題があり、精密な蛍光定量には好適とは言えなかった。また、フルクトースの検出プローブとしての選択性も不十分であった。
【0010】
糖類の検出や定量には、(1)フェノール-硫酸法(非特許文献2)のように強酸と処理し、色素化合物に導く比色定量法、(2)Somogyi-Nelson法(非特許文献3、非特許文献4)のように、糖による還元で色素を発色させる比色定量法、(3)グルコースバイオセンサーとして普及する酵素法、(4)HPLCなどクロマトグラフィー法を示差屈折率(RI)検出法など各種検出法と組み合わせた分離検出法が用いられてきた。
(【0011】以降は省略されています)

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