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公開番号2025065980
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175531
出願日2023-10-10
発明の名称電池の製造方法及び電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250415BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】簡易な方法で電極体に電解液を浸透させることができる電池の製造方法及び電池を提供する。
【解決手段】外装体20A、20Bの内部空間に電極体30を配置する第1工程と、電極体30が配置された外装体20A、20Bの内部空間に電解液を供給する第2工程と、電解液が供給された外装体20A、20Bの電極体30の周囲に相当する部位を圧迫する第3工程と、を含み、外装体20A、20Bの内部空間の容積は電極体30の体積よりも大きい、電池10の製造方法。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外装体の内部空間に電極体を配置する第1工程と、
電極体が配置された外装体の内部空間に電解液を供給する第2工程と、
電解液が供給された外装体の、電極体の周囲に相当する部位を圧迫する第3工程と、を含み、
外装体の内部空間の容積は電極体の体積よりも大きい、電池の製造方法。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記圧迫は、電極体の周囲に存在する電解液が電極体側に移動するように行う、請求項1に記載の電池の製造方法。
【請求項3】
前記圧迫と同時又は前記圧迫の後に、外装体の電極体の周囲に相当する部位を電池のいずれか一方の主面側に折り曲げる工程を含む、請求項1に記載の電池の製造方法。
【請求項4】
第1外装体と、第2外装体と、第1外装体と第2外装体との間に配置される電極体と、を含み、
第1外装体及び第2外装体は、それぞれ電極体と接する領域Xと、電極体と接していない領域Yとを有し、
領域Yは、第1外装体と第2外装体とが接合している領域Y1と、第1外装体と第2外装体とが接合していない領域Y2とからなる、電池。
【請求項5】
領域Y2の面積が領域Xの面積の5%以上である、請求項4に記載の電池。
【請求項6】
領域Y2の面積が領域Y1の面積の5%以上である、請求項4に記載の電池。
【請求項7】
第1外装体及び第2外装体の領域Yは、電池のいずれか一方の主面側に折り曲げられている、請求項4に記載の電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池の製造方法及び電池に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池は一般に、電極及びセパレータを含む電極体を収容した外装体に電解液を注入して製造される。電極体は、電極密度を高めるために高圧でプレスされたり、電極とセパレータとが接着剤などで接合されたりしている。このため、電解液が電極体に浸透しにくく、注液作業の効率改善が課題となっている。
【0003】
電極体に対する電解液の浸透性を改善する方法として、例えば、特許文献1には、電極体を構成する電極とセパレータとを接着させる際に、電極とセパレータとが接着していない部位を設けることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-15773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の方法は、電解液の浸透性を高めるために、電極とセパレータとが接着していない部位を設ける工程を必要とするため、作業効率に改善の余地がある。
本開示の一実施形態は、簡易な方法で電極体に電解液を浸透させることができる電池の製造方法及び電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段には、以下の実施態様が含まれる。
<1>外装体の内部空間に電極体を配置する第1工程と、
電極体が配置された外装体の内部空間に電解液を供給する第2工程と、
電解液が供給された外装体の、電極体の周囲に相当する部位を圧迫する第3工程と、を含み、
外装体の内部空間の容積は電極体の体積よりも大きい、電池の製造方法。
<2>前記圧迫は、電極体の周囲に存在する電解液が電極体側に移動するように行う、<1>に記載の電池の製造方法。
<3>前記圧迫と同時又は前記圧迫の後に、外装体の電極体の周囲に相当する部位を電池のいずれか一方の主面側に折り曲げる工程を含む、<1>又は<2>に記載の電池の製造方法。
<4>第1外装体と、第2外装体と、第1外装体と第2外装体との間に配置される電極体と、を含み、
第1外装体及び第2外装体は、それぞれ電極体と接する領域Xと、電極体と接していない領域Yとを有し、
領域Yは、第1外装体と第2外装体とが接合している領域Y1と、第1外装体と第2外装体とが接合していない領域Y2とからなる、電池。
<5>領域Y2の面積が領域Xの面積の5%以上である、<4>に記載の電池。
<6>領域Y2の面積が領域Y1の面積の5%以上である、<4>又は<5>に記載の電池。
<7>第1外装体及び第2外装体の領域Yは、電池のいずれか一方の主面側に折り曲げられている、<4>~<6>のいずれか1項に記載の電池。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一実施形態によれば、簡易な方法で電極体に電解液を浸透させることができる電池の製造方法及び電池が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
電池の構成の一例を概略的に示す平面図である。
電池の構成の一例を概略的に示す断面図である。
電池の構成の一例を概略的に示す断面図である。
電池の構成の一例を概略的に示す平面図である。
電池の構成の一例を概略的に示す断面図である。
電池の構成の一例を概略的に示す断面図である。
電池の電気自動車への適用例を概略的に示す図である。
電池モジュールの構成の一例を概略的に示す図である。
電池モジュールの構成の一例を概略的に示す図である。
電池モジュールに含まれる電池セルの構成の一例を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示において、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を意味する。
本開示に段階的に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。本開示に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
本開示において、「工程」という語は、独立した工程だけでなく、他の工程と明確に区別できない場合であっても、その工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
本開示において実施形態を図面を参照して説明する場合、当該実施形態の構成は図面に示された構成に限定されない。また、各図における部材の大きさは概念的なものであり、部材間の大きさの相対的な関係はこれに限定されない。
【0010】
<電池の製造方法>
本開示の第1実施形態は、
外装体の内部空間に電極体を配置する第1工程と、
電極体が配置された外装体の内部空間に電解液を供給する第2工程と、
電解液が供給された外装体の電極体の周囲に相当する部位を圧迫する第3工程と、を含み、
外装体の内部空間の容積は電極体の体積よりも大きい、電池の製造方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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