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公開番号2025066513
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023176176
出願日2023-10-11
発明の名称車両用ワイパ制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60S 1/08 20060101AFI20250416BHJP(車両一般)
要約【課題】車両が人と衝突することが予測された場合に、ワイパを所定の停止位置へ速やかに移動させる。
【解決手段】ワイパ装置10は、ワイパモータ26の回転軸を往復回転させることでワイパ14、20を下反転位置P2と上反転位置P1との間で往復移動させる。ワイパ制御ECU38の制御部は、ワイパ装置10の作動中に自車両が人と衝突することが予測された場合に、ワイパ14、20の移動方向に応じてワイパ装置10の作動を切り替える。詳しくは、自車両が人と衝突することが予測された際のワイパ14、20の移動方向がオープン方向である場合に、ワイパ14、20の移動方向を直ちにクローズ方向へ切り替える。また、自車両が人と衝突することが予測された場合に、ワイパ14、20の移動速度を最も速い速度(Hi)へ切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワイパモータの回転軸を往復回転させることでワイパを下反転位置と上反転位置との間で往復移動させるワイパ装置の作動中に、自車両が人と衝突することが予測された場合に、前記ワイパの移動方向に応じて前記ワイパ装置の作動を切り替える制御部を含む車両用ワイパ制御装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記自車両が人と衝突することが予測された際の前記ワイパの移動方向がオープン方向である場合に、前記ワイパの移動方向を直ちにクローズ方向へ切り替える請求項1記載の車両用ワイパ制御装置。
【請求項3】
前記ワイパ装置は、前記ワイパの移動速度を複数の速度の何れかに切り替え可能とされ、
前記制御部は、前記自車両が人と衝突することが予測された場合に、前記ワイパの移動速度を前記複数の速度のうち最も速い速度へ切り替える請求項2記載の車両用ワイパ制御装置。
【請求項4】
前記ワイパ装置は、前記ワイパの移動速度を複数の速度の何れかに切り替え可能とされ、
前記制御部は、前記自車両が人と衝突することが予測された場合に、前記ワイパの移動速度を前記複数の速度のうち最も速い速度よりもさらに速い速度へ切り替える請求項2記載の車両用ワイパ制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記自車両が人と衝突することが予測された場合に、前記自車両のフードの後端部を上昇させるポップアップフード装置を作動させる請求項2~請求項4の何れか1項記載の車両用ワイパ制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は車両用ワイパ制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ワイパ作動時に、車両の走行方向前方に存在する歩行者と衝突の可能性があると判断されたときに、ワイパの制御状態を解除し、Hi用ワイパ制御リレーを利用して高速作動(Hi)でワイパを初期位置(停止位置)に戻す技術が記載されている(例えば段落「0034」を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-319887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、歩行者との衝突予測時のワイパの位置および移動方向によっては、ワイパを高速作動(Hi)へ切り替えても、実際に歩行者と衝突するまでの時間内にワイパを停止位置へ移動させることが間に合わないことが生じ得る。この場合、車両と衝突してウインドシールドガラスに乗り上げた歩行者がワイパに接触する虞がある。
【0005】
本開示は上記事実を考慮して成されたもので、車両が人と衝突することが予測された場合に、ワイパを所定の停止位置へ速やかに移動させることができる車両用ワイパ制御装置を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る車両用ワイパ制御装置は、ワイパモータの回転軸を往復回転させることでワイパを下反転位置と上反転位置との間で往復移動させるワイパ装置の作動中に、自車両が人と衝突することが予測された場合に、前記ワイパの移動方向に応じて前記ワイパ装置の作動を切り替える制御部を含んでいる。
【0007】
本開示におけるワイパ装置は、ワイパモータの回転軸を往復回転させることでワイパを往復移動させる構成であるので、任意のタイミングでワイパ装置の作動(例えばワイパの移動方向や移動速度など)を切り替え可能である。これに基づき、第1の態様では、ワイパ装置の作動中に自車両が人と衝突することが予測された場合に、ワイパの移動方向に応じてワイパ装置の作動を切り替える。これにより、車両が人と衝突することが予測された場合に、ワイパを所定の停止位置へ速やかに移動させることができる。なお、所定の停止位置は下反転位置でもよいし、下反転位置よりも下方の位置でもよい。また、本開示における「人」には歩行者、自転車などの二輪車に乗車している人などが含まれてもよい。
【0008】
第2の態様は、第1の態様において、前記制御部は、前記自車両が人と衝突することが予測された際の前記ワイパの移動方向がオープン方向である場合に、前記ワイパの移動方向を直ちにクローズ方向へ切り替える。
【0009】
前述のように、本開示におけるワイパ装置は、ワイパモータの回転軸を往復回転させることでワイパを往復移動させる構成である。このため、ワイパの移動方向がオープン方向(下反転位置から上反転位置へ向かう方向)で、ワイパが下反転位置と上反転位置との間に位置しているタイミングであっても、ワイパモータの回転軸の逆転によりワイパの移動方向を切り替え可能である。これに基づき、第2の態様では、自車両が人と衝突することが予測された際のワイパの移動方向がオープン方向である場合に、ワイパの移動方向を直ちにクローズ方向(上反転位置から下反転位置へ向かう方向)へ切り替える。これにより、ワイパを所定の停止位置へ速やかに移動させることができる。
【0010】
第3の態様は、第2の態様において、前記ワイパ装置は、前記ワイパの移動速度を複数の速度の何れかに切り替え可能とされ、前記制御部は、前記自車両が人と衝突することが予測された場合に、前記ワイパの移動速度を前記複数の速度のうち最も速い速度へ切り替える。
(【0011】以降は省略されています)

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