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公開番号
2025066005
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175570
出願日
2023-10-10
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60W
10/02 20060101AFI20250415BHJP(車両一般)
要約
【課題】異常振動の発生を抑制できる、車両の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン12と電動機MGとの間の動力伝達を断接するクラッチK0と、電動機MGと一対の駆動輪14との間の動力伝達を断接するクラッチWSCと、を備えた車両10の、電子制御装置90は、(a)クラッチK0が係合状態であり且つクラッチWSCがスリップ状態である場合に、クラッチK0におけるエンジン12側のクランク軸30と電動機MG側のロータ部品MGrtとの位相差Δφについて、クラッチWSCの出力側の入力軸34の変動量ΔNinが所定の変動値ΔNin_jdg未満となる位相差領域Δφ_areaを学習し、(b)クラッチK0を解放状態から係合状態に切り替える場合には、位相差Δφが位相差領域Δφ_area内となるように、クラッチK0の係合制御を実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
内燃機関と電動機との間の動力伝達を断接する第1クラッチと、前記電動機と一対の駆動輪との間の動力伝達を断接する第2クラッチと、を備えた車両の、制御装置であって、
前記第1クラッチが係合状態であり且つ前記第2クラッチがスリップ状態である場合に、前記第1クラッチにおける前記内燃機関側回転部材と前記電動機側回転部材との位相差について、前記第2クラッチの出力側回転部材の回転変動量が所定の変動値未満となる位相差領域を学習し、
前記第1クラッチを解放状態から係合状態に切り替える場合には、前記位相差が前記位相差領域内となるように、前記第1クラッチの係合制御を実行する
ことを特徴とする車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
内燃機関と電動機との間の動力伝達を断接する第1クラッチと、その電動機と一対の駆動輪との間の動力伝達を断接する第2クラッチと、を備えた車両の、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
クラッチが解放状態から係合状態へ切り替えられる場合における異常振動(=ジャダー)の発生を抑制するために、クラッチにおける摩擦材の表面のうねりを低減する技術が知られている。例えば、特許文献1に記載のものがそれである。特許文献1に記載されているように、摩擦材の表面が平滑であれば異常振動の発生が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-121516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、内燃機関と電動機との間の動力伝達を断接する第1クラッチと、その電動機と一対の駆動輪との間の動力伝達を断接する第2クラッチと、を備えた車両においては、第2クラッチの摩擦材の表面が平滑であったとしても、第2クラッチがスリップ状態である場合に摩擦材とセパレータとが傾いて接触することにより異常振動が発生してしまう場合がある。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、異常振動の発生を抑制できる、車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、内燃機関と電動機との間の動力伝達を断接する第1クラッチと、前記電動機と一対の駆動輪との間の動力伝達を断接する第2クラッチと、を備えた車両の、制御装置であって、(a)前記第1クラッチが係合状態であり且つ前記第2クラッチがスリップ状態である場合に、前記第1クラッチにおける前記内燃機関側回転部材と前記電動機側回転部材との位相差について、前記第2クラッチの出力側回転部材の回転変動量が所定の変動値未満となる位相差領域を学習し、(b)前記第1クラッチを解放状態から係合状態に切り替える場合には、前記位相差が前記位相差領域内となるように、前記第1クラッチの係合制御を実行することにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明の車両の制御装置によれば、(a)前記第1クラッチが係合状態であり且つ前記第2クラッチがスリップ状態である場合に、前記第1クラッチにおける前記内燃機関側回転部材と前記電動機側回転部材との位相差について、前記第2クラッチの出力側回転部材の回転変動量が所定の変動値未満となる位相差領域が学習され、(b)前記第1クラッチが解放状態から係合状態に切り替えられる場合には、前記位相差が前記位相差領域内となるように、前記第1クラッチの係合制御が実行される。これにより、第1クラッチにおける位相差が位相差領域外となった場合に発生する車両の異常振動が回避される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例に係る電子制御装置を備える車両の概略構成図であるとともに、車両における各種制御のための制御機能の要部を表す機能ブロック図である。
クラッチK0及びクラッチWSCの断面図を用いた、異常振動の発生についての説明図であって、(a)はクラッチK0及びクラッチWSCの軸線方向の断面図、(b)はロータ部品の傾きの発生を説明する模式図、(c)はロータ部品で傾きが発生した場合における、クラッチWSCのスリップ状態の説明図である。
クラッチK0における位相差と入力軸における変動量との関係の学習結果の一例である。
電子制御装置の制御作動を説明するフローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明の実施例に係る電子制御装置90を備える車両10の概略構成図であるとともに、車両10における各種制御のための制御機能の要部を表す機能ブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)
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