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公開番号2025065443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2025020276,2023036738
出願日2025-02-10,2018-02-27
発明の名称VSIG8ベースのキメラタンパク質
出願人シャタック ラボ,インコーポレイテッド
代理人個人
主分類C07K 19/00 20060101AFI20250410BHJP(有機化学)
要約【課題】効果的な免疫療法を提供する新規な方法及び組成物を提供する。
【解決手段】本発明は、部分的に、Vセット及び免疫グロブリンドメイン含有タンパク質8(VSIG8)の細胞外ドメインを含むキメラタンパク質並びに癌及び/又は炎症性疾患のための免疫療法などの、疾患の治療におけるそれらの使用に関する。
【選択図】図14A
特許請求の範囲【請求項1】
(a)VSIG8(V-set and immunoglobulin domain-containing protein 8)リガンドを結合できるVSIG8の一部を含む第1のドメイン;
(b)OX40L受容体を結合できるOX40リガンド(OX40L)の一部を含む第2のドメイン;並びに
(c)前記第1のドメイン及び前記第2のドメインを連結するリンカー
を含む異種キメラタンパク質。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
優先権
本出願は、2017年2月27日出願の米国仮出願第62/463,999号の利益及び優先権を主張するものであり、その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,000 文字)【0002】
電子的に送信されたテキストファイルの説明
本出願は配列リストを含有する。配列リストは、「SHK-003PC_SequenceListing_ST25」というタイトルのASCIIテキストファイルとしてEFS-Webを介して電子的に送信された。配列リストは81,752バイトのサイズであり、2018年2月27日頃に作成された。配列リストは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0003】
技術分野
本発明は、部分的に、Vセット及び免疫グロブリンドメイン含有タンパク質8(VSIG8)の細胞外ドメインを含むキメラタンパク質並びに癌及び/又は炎症性疾患のための免疫療法などの、疾患の治療におけるそれらの使用に関する。
【背景技術】
【0004】
背景
最近の臨床データは、例えば、ヤーボイYERVOY、キイトルーダ(KEYTRUDA)、及びオプジーボ(OPDIVO)の承認につながった臨床試験を含む、免疫共阻害分子を標的とする薬剤への印象的な患者の応答を実証した。これらの免疫療法は、チェックポイント阻害剤として集合的に特徴付けられ、不運にも、これらの治療法は、癌患者の約15~30%のみに臨床的利益を提供する。より広い癌患者の集団のための臨床応答率を改善するための1つの潜在的なアプローチは、別の治療法とチェックポイント阻害剤療法を組み合わせることを含む。そのような組み合わせは、複数の個々の治療薬を使用して適用される場合に、臨床上の利益の向上をもたらすが、開発が厄介である。さらに、多くの免疫療法は、治療のための患者の治療ウィンドウを大幅に狭める重篤な副作用を併発する。
【0005】
単一薬物に複数の治療メカニズムを統合することを含む、効果的な免疫療法を提供する新規な方法及び組成物が依然として必要とされている。
【発明の概要】
【0006】
概要
したがって、本発明は、部分的には、例えば、腫瘍微小環境において複数の抑制メカニズムを克服すること、及び免疫抗腫瘍メカニズムを刺激することによって、癌治療で使用される組成物及び方法を提供する。同様に、組成物及び方法は、炎症性疾患の治療に使用される。
【0007】
実施形態において、本キメラタンパク質は、単一構築物で免疫阻害シグナルをマスクし、かつ/又は免疫刺激シグナルを増強する。実施形態において、そのような免疫調節効果は、直接的な受容体/リガンド相互作用を介して達成される。
【0008】
例えば、本発明は、部分的には、同時に抗原提示細胞中でVISTA/VISIG8シグナル伝達を阻害しかつOX40/OX40Lシグナル伝達を刺激することを可能にする組成物及び方法を提供する。そのような同時におこるVISIG8遮断及びOX40アゴニズムは、とりわけ、免疫阻害細胞の全体的な減少及びより炎症性の環境へのシフト並びに抗腫瘍効果の増大を引き起こす。
【0009】
態様において、本発明は、(a)Vセットの一部及びVSIG8リガンドに結合できる免疫グロブリンドメイン含有タンパク質8(VSIG8)を含む第1のドメイン;(b)OX40L受容体に結合できるOX40リガンド(OX40L)の一部を含む第2のドメイン;並びに(c)第1のドメイン及び第2のドメインを連結するリンカー、を含む異種キメラタンパク質を提供する。態様において、本発明は、この異種キメラタンパク質で癌を治療する方法を提供する。態様において、本発明は、この異種キメラタンパク質で炎症性疾患を治療する方法を提供する。
【0010】
態様において、本発明は、N末端-(a)-(b)-(c)-C末端の一般構造を含み、式中、(a)は配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも95%同一でありVSIG8リガンドに結合できるVSIG8の細胞外ドメインを含む第1のドメインであり、(b)は第1のドメイン及び第2のドメインを連結しヒトIgG4に由来するヒンジ-CH2-CH3 Fcドメインを含むリンカーであり(例えば、配列番号25、配列番号26、又は配列番号27のアミノ酸配列と95%同一である)、並びに(c)は配列番号4のアミノ酸配列と少なくとも95%同一でありOX40L受容体に結合できるOX40リガンド(OX40L)の細胞外ドメインを含む第2のドメインである、組換え融合タンパク質を提供する。実施形態において、本発明は、この異種キメラタンパク質で癌を治療する方法を提供する。実施形態において、本発明は、この異種キメラタンパク質で炎症性疾患を治療する方法を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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