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公開番号2025064605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174501
出願日2023-10-06
発明の名称バッテリーケースのアンダーカバー
出願人株式会社神戸製鋼所
代理人個人,個人,個人
主分類B62D 25/20 20060101AFI20250410BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】軽量化と、路面との干渉時における変形の抑制とを両立したバッテリーケースのアンダーカバーを提供する。
【解決手段】アンダーカバー30が、底板部31と、底板部31の周縁に設けられたフランジ部32とを有する。底板部31が、ケース本体11との接合のための複数の接合点35が分散して配置された基部33と、複数の接合点35を避けて設けられ、基部33よりも大きい板厚を有する厚肉部34とを含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両用のバッテリーを収容するケース本体を備えるバッテリーケースに設けられ、前記ケース本体の底板に下面側から接合されるアンダーカバーであって、
底板部と、
前記底板部の周縁に設けられたフランジ部と、を備え、
前記底板部が、前記ケース本体との接合のための複数の接合点が分散して配置された基部と、前記複数の接合点を避けて前記底板部に設けられ、前記基部よりも大きい板厚を有する厚肉部と、を含む、
バッテリーケースのアンダーカバー。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
当該アンダーカバーが、前記基部を構成する薄板材と、前記厚肉部を構成する厚板材とを突き合わせ溶接することによって形成されたテーラードブランクによって構成される、
請求項1に記載のバッテリーケースのアンダーカバー。
【請求項3】
前記基部及び前記厚肉部が、車長方向に延在し、前記薄板材と前記厚板材との間の溶接線が、前記車長方向に延在する、
請求項2に記載のバッテリーケースのアンダーカバー。
【請求項4】
前記底板部の下面の接合部が、略平坦である、
請求項1から3のいずれか1項に記載のバッテリーケースのアンダーカバー。
【請求項5】
前記バッテリーケースが、前記バッテリーを冷却するための冷媒を通流させる冷媒通路を形成し、前記ケース本体の前記底板の下面に設置される冷却機構を備える、
請求項1から3のいずれか1項に記載のバッテリーケースのアンダーカバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリーケースのアンダーカバーに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両が動力源として電気モータを備える場合、その車両には、電気モータの電源としてのバッテリー、及びこれを収容するバッテリーケースが搭載される。多くの場合、バッテリーケースは、フロアパネルの下面側に配置され、路面と近接される。他方、地球温暖化等の環境問題の深刻化を背景に、車両の燃費改善の動きが加速している。燃費改善には、車体の軽量化及び空力抵抗低減が有効とされる。バッテリーケースの軽量化、及びその下部構造の空力性能向上は、車体に同様の効果をもたらし、環境負荷の低減に資する。更に、バッテリーケースは、レイアウト自由度を確保する目的で、なるべく低背に設計されることも求められる。
【0003】
特許文献1は、バッテリーケースの底板に貼り付けられた板状の冷却器と、底板及び冷却器を下から覆うシェアパネルとを備えるバッテリーケースを開示している。シェアパネルは、一様な厚さを有する薄板材である。冷却器は、シェアパネルに締結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-14627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
路面との干渉時には、荷重がシェアパネルの下面に入力される。すると、シェアパネルが上向きに変形して冷却器と干渉し、冷却器が損傷するおそれがある。バッテリーケースを低背に維持し且つ冷却器の損傷を抑制するための一案として、締結間隔を狭めてシェアパネルの変形を抑えることが考えられる。しかし、その場合、バッテリーケースの製造工数及び部品点数が増大し、バッテリーケースの重量増大を招く。
【0006】
本発明は、軽量化と、路面との干渉時における変形の抑制とを両立したバッテリーケースのアンダーカバーを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、車両用のバッテリーを収容するケース本体を備えるバッテリーケースに設けられ、前記ケース本体の底板に下面側から接合されるアンダーカバーであって、底板部と、前記底板部の周縁に設けられたフランジ部と、を備え、前記底板部が、前記ケース本体との接合のための複数の接合点が分散して配置された基部と、前記複数の接合点を避けて前記底板部に設けられ、前記基部よりも大きい板厚を有する厚肉部と、を含む、バッテリーケースのアンダーカバーを提供する。
【0008】
上記構成によれば、接合点が基部にのみ配置され、接合点同士の間の領域に厚肉部が設けられる。路面との干渉時に荷重が入力されても、基部は、接合されているために上向きに変位しにくく、厚肉部は、剛性が高められているために上向きに変位しにくい。接合点を殊更増やさなくても、接合点間の領域において変形を効果的に抑制できる。接合点を少なく抑えることができ、また、アンダーカバーの板厚増加を局所的に抑えることができるため、アンダーカバーを軽量化できる。
【0009】
当該アンダーカバーが、前記基部を構成する薄板材と、前記厚肉部を構成する厚板材とを突き合わせ溶接することによって形成されたテーラードブランクによって構成されてもよい。
【0010】
上記構成によれば、部位によって板厚が異なる底板部を備えたアンダーカバーを簡易に製造できる。
(【0011】以降は省略されています)

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