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公開番号
2025068426
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178345
出願日
2023-10-16
発明の名称
バッテリーケースの下部構造
出願人
株式会社神戸製鋼所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
50/204 20210101AFI20250421BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】軽量化と、冷却構造の損傷の抑制とを両立したバッテリーケースの下部構造を提供する。
【解決手段】バッテリーケース10の下部構造が、バッテリー2を収容するケース本体11と、冷媒通路23が形成されている通路領域20A及び形成されてない非通路領域20Bを有し、ケース本体11の底板11aの下面に接合された冷却機構20と、冷却機構20及び底板11aから上下方向において間隔をあけて冷却機構20を下から覆うアンダーカバー30とを備える。突出部40が、ケース本体11の底板11aにおいて平面視で非通路領域20Bと重なるケース側対向領域10A、アンダーカバー30において平面視で非通路領域20Bと重なるカバー側対向領域30A、及び非通路領域20Bのうち少なくとも1つから突出する。突出部40の突出高さh40は、冷却機構20の厚さt20よりも大きい。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用のバッテリーを支持する底板を有し、前記バッテリーを収容するケース本体と、
前記バッテリーを冷却するための冷媒を通流させる冷媒通路が形成されている通路領域、及び前記冷媒通路が形成されていない非通路領域を有し、平板状に形成され、前記ケース本体の底板の下面に接合された冷却機構と、
前記冷却機構及び前記底板から上下方向において間隔をあけて前記冷却機構を下から覆うアンダーカバーと、
前記ケース本体の前記底板において平面視で前記非通路領域と重なるケース側対向領域と、
前記アンダーカバーにおいて平面視で前記非通路領域と重なるカバー側対向領域と、
前記非通路領域、前記ケース側対向領域、及び前記カバー側対向領域のうち少なくとも1つから、前記アンダーカバーと前記冷却機構又は前記底板との前記間隔を狭くする方向に突出し、前記冷却機構の厚さよりも大きい突出高さを有する突出部と、
を備える、バッテリーケースの下部構造。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記突出部が、前記非通路領域又は前記ケース側対向領域に、下向きに凸に設けられている、
請求項1に記載のバッテリーケースの下部構造。
【請求項3】
前記冷却機構が、前記非通路領域の一部として貫通穴を有し、
前記突出部が、前記ケース側対向領域に設けられ、前記貫通穴を通過して前記冷却機構の下面よりも下方へ突出する、
請求項2に記載のバッテリーケースの下部構造。
【請求項4】
前記突出部が、前記非通路領域の下面から下方へ突出する、
請求項2に記載のバッテリーケースの下部構造。
【請求項5】
前記突出部が、前記カバー側対向領域に、上向きに凸に設けられている、
請求項1に記載のバッテリーケースの下部構造。
【請求項6】
前記アンダーカバーが、略平坦状の底板部と、前記底板部の上面側に配置された補強材とを有し、
前記突出部が、前記アンダーカバーの前記補強材から上方に突出している、
請求項5に記載のバッテリーケースの下部構造。
【請求項7】
前記アンダーカバーが、前記ケース本体との締結のためボルトが挿通されるボルト取付部を有し、
前記ボルト取付部が、前記突出部とは独立して、上向きに凸に設けられている、
請求項1から6のいずれかに記載のバッテリーケースの下部構造。
【請求項8】
前記突出部が、円錐台形状である、
請求項1から6のいずれかに記載のバッテリーケースの下部構造。
【請求項9】
前記カバー側対向領域の下面が、平坦である、
請求項1から6のいずれかに記載のバッテリーケースの下部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリーケースの下部構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車両が動力源として電気モータを備える場合、その車両には、電気モータの電源としてのバッテリー、及びこれを収容するバッテリーケースが搭載される。多くの場合、バッテリーケースは、フロアパネルの下面側に配置され、路面と近接される。他方、地球温暖化等の環境問題の深刻化を背景に、車両の燃費改善の動きが加速している。燃費改善には、車体の軽量化及び空力抵抗低減が有効とされる。バッテリーケースの軽量化、及びその下部構造の空力性能向上は、車体に同様の効果をもたらし、環境負荷の低減に資する。更に、バッテリーケースは、レイアウト自由度を確保する目的で、なるべく低背に設計されることも求められる。
【0003】
特許文献1は、ケースの底板に貼り付けられた板状の冷却器と、底板及び冷却器を下から覆うアンダーカバーとを備えるバッテリーケースを開示している。アンダーカバーは、一様な厚さを有する薄板材である。冷却器は、アンダーカバーに締結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-14627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
路面との干渉時には、荷重がアンダーカバーの下面に入力される。すると、アンダーカバーが上向きに変形して冷却器と干渉し、冷却器が損傷するおそれがある。バッテリーケースを低背に維持し且つ冷却器の損傷を抑制するための一案として、締結間隔を狭めてアンダーカバーの変形を抑えることが考えられる。しかし、その場合、バッテリーケースの製造工数及び部品点数が増大し、バッテリーケースの重量増大を招く。
【0006】
本発明は、軽量化と、冷却構造の損傷の抑制とを両立したバッテリーケースの下部構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、車両用のバッテリーを支持する底板を有し、前記バッテリーを収容するケース本体と、前記バッテリーを冷却するための冷媒を通流させる冷媒通路が形成されている通路領域、及び前記冷媒通路が形成されていない非通路領域を有し、平板状に形成され、前記ケース本体の底板の下面に接合された冷却機構と、前記冷却機構及び前記底板から上下方向において間隔をあけて前記冷却機構を下から覆うアンダーカバーと、前記ケース本体の前記底板において平面視で前記非通路領域と重なるケース側対向領域と、前記アンダーカバーにおいて平面視で前記非通路領域と重なるカバー側対向領域と、前記非通路領域、前記ケース側対向領域、及び前記カバー側対向領域のうち少なくとも1つから、前記アンダーカバーと前記冷却機構又は前記底板との前記間隔を狭くする方向に突出し、前記冷却機構の厚さよりも大きい突出高さを有する突出部と、を備える、バッテリーケースの下部構造を提供する。
【0008】
上記構成によれば、突出部が、冷却機構の非通路領域、これと平面視で重なるケース側対向領域、又はこれと平面視で重なるカバー側対向領域の少なくとも一方に設けられる。突出部の突出高さは、冷却機構の厚さよりも大きい。そのため、例えば、突出部がカバー側対向領域に設けられている場合には、路面との干渉時に荷重が入力され、アンダーカバーが上向きに変形しても、突出部が、冷却機構の非通路領域又はケース本体の底板のケース側対向領域に先に突き当たり、冷却機構の通路領域がアンダーカバーと直接的に接触することを回避できる。突出部が非通路領域又はケース側対向領域に設けられている場合にも、冷却機構の通路領域がアンダーカバーと直接的に接触する前に、突出部がアンダーカバーのカバー側対向領域に先に突き当たる。このように、非通路領域が形成されている箇所に局所的に突出部を設けることで、バッテリーケースの下部構造の重量増加を抑制しつつ、冷却機構の損傷(特に、冷媒の漏出)を抑制できる。
【0009】
前記突出部が、前記非通路領域又は前記ケース側対向領域に、下向きに凸に設けられていてもよい。
【0010】
上記構成によれば、ケース本体又は冷却機構に設けられた突出部により、通路領域を保護できる。
(【0011】以降は省略されています)
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