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公開番号
2025067584
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023177682
出願日
2023-10-13
発明の名称
端子の製造方法
出願人
株式会社神戸製鋼所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
43/16 20060101AFI20250417BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】片持ち梁状の端子の弾性限又はばね接圧を向上する。
【解決手段】端子1が、金属板で構成された基部2に対してばね角度θだけ傾斜して基部2から片持ち梁状に延在し、当該傾斜を解消する方向である撓み方向に変形することにより相手端子90に接圧を付与する可動片3を有する。端子1の製造方法が、可動片3が基部2から傾斜せず延在する状態で可動片3を撓み方向とは反対の撓み反対方向に押圧し、可動片3を撓み反対方向に初期曲げ量θ1だけ曲げ、可動片3を塑性変形させる曲げ工程S31と、可動片3を撓み方向に押圧し、初期曲げ量θ1よりも小さい曲げ戻し量θ2だけ曲げ戻し、可動片3を塑性変形させる曲げ戻し工程S33と、を備える。
【選択図】図6C
特許請求の範囲
【請求項1】
金属板で構成された基部に対してばね角度だけ傾斜して前記基部から片持ち梁状に延在し、当該傾斜を解消する方向である撓み方向に変形することにより相手端子に接圧を付与する可動片を有する端子の製造方法であって、
前記可動片が前記基部から傾斜せず延在する状態で前記可動片を前記撓み方向とは反対の撓み反対方向に押圧し、前記可動片を前記撓み反対方向に初期曲げ量だけ曲げ、前記可動片を塑性変形させる曲げ工程と、
前記可動片を前記撓み方向に押圧し、前記初期曲げ量よりも小さい曲げ戻し量だけ曲げ戻し、前記可動片を塑性変形させる曲げ戻し工程と、
を備える、端子の製造方法。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記曲げ工程と前記曲げ戻し工程との間に、除荷により前記撓み方向への前記可動片のスプリングバックを発生させる第1スプリングバック工程と、
前記曲げ戻し工程の後に、除荷により前記撓み反対方向への前記可動片のスプリングバックを発生させる第2スプリングバック工程と、
を更に備える、請求項1に記載の端子の製造方法。
【請求項3】
前記曲げ戻し量は、前記相手端子との接触による前記可動片の自然状態からの変形量よりも大きい、
請求項1に記載の端子の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、端子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、金属製のコネクタ端子を開示する。端子は、切り起こしにより成形された可動片を有し、可動片は、片持ち梁状である。バウシンガー効果による可動片のヘタリ及びばね接圧の低下を考慮して、可動片の支点部は、外側に向けて押し上げられた形状、すなわち使用時の可動片の撓み方向とは反対方向に押し上げられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-022875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
端子には、弾性限又はばね接圧に関し、依然改善の余地がある。
【0005】
本発明は、片持ち梁状の端子の弾性限又はばね接圧を向上することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、金属板で構成された基部に対してばね角度だけ傾斜して前記基部から片持ち梁状に延在し、当該傾斜を解消する方向である撓み方向に変形することにより相手端子に接圧を付与する可動片を有する端子の製造方法であって、前記可動片が前記基部から傾斜せず延在する状態で前記可動片を前記撓み方向とは反対の撓み反対方向に押圧し、前記可動片を前記撓み反対方向に初期曲げ量だけ曲げ、前記可動片を塑性変形させる曲げ工程と、前記可動片を前記撓み方向に押圧し、前記初期曲げ量よりも小さい曲げ戻し量だけ曲げ戻し、前記可動片を塑性変形させる曲げ戻し工程と、を備える、端子の製造方法を提供する。
【0007】
上記構成によれば、まず可動片を撓み反対方向に曲げた後に、可動片が撓み方向に曲げ戻される。曲げ戻し量は初期曲げ量よりも小さいため、ばね角度が確保される。加工の後段階で、可動片が、使用時の変形方向と同じ方向に曲げ戻される。そのため、可動片の根元部で加工硬化が発生し、使用中のバウシンガー効果の発現を抑制できる。端子の変位に対する荷重の変化率(弾性率)を高く維持したまま、弾性限を増加させることができる。端子の設計領域が拡大し、また、相手端子に適切な又は高いばね接圧を付与できる。
【0008】
前記曲げ工程と前記曲げ戻し工程との間に、除荷により前記撓み方向への前記可動片のスプリングバックを発生させる第1スプリングバック工程と、前記曲げ戻し工程の後に、除荷により前記撓み反対方向への前記可動片のスプリングバックを発生させる第2スプリングバック工程と、を更に備えてもよい。
【0009】
上記構成によれば、スプリングバックを考慮して可動片が曲げられ、ばね角度を適切に設定又は管理できる。
【0010】
前記曲げ戻し量は、前記相手端子との接触による前記可動片の自然状態からの変形量よりも大きくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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