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公開番号2025064540
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174394
出願日2023-10-06
発明の名称校正用データ取得方法及び点検ゲージ
出願人株式会社ミツトヨ
代理人弁理士法人創光国際特許事務所
主分類G01B 5/00 20060101AFI20250410BHJP(測定;試験)
要約【課題】三次元測定装置の校正に用いられる点検ゲージの構造を簡易化できる校正用データ取得方法を提供する。
【解決手段】校正用データ取得方法は、ゲージ移動装置50が、複数の被検査部71が設けられた点検ゲージ70を三次元測定装置10の測定空間において第1姿勢で保持する第1保持ステップと、第1姿勢の点検ゲージ70の複数の被検査部71の間の距離を三次元測定装置10により測定して第1距離データを取得する第1測定ステップと、第1測定ステップの後、ゲージ移動装置50が、点検ゲージ70を第1姿勢とは異なる第2姿勢で保持する第2保持ステップと、第2姿勢の点検ゲージ70の複数の被検査部71の間の距離を三次元測定装置10により測定して第2距離データを取得する第2測定ステップと、第1距離データと第2距離データとを少なくとも含む校正用データを生成するステップと、を有する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
ゲージ移動装置が、複数の被検査部が設けられた点検ゲージを三次元測定装置の測定空間において第1姿勢で保持する第1保持ステップと、
前記第1姿勢の前記点検ゲージの前記複数の被検査部の間の距離を前記三次元測定装置により測定して第1距離データを取得する第1測定ステップと、
前記第1測定ステップの後、前記ゲージ移動装置が、前記点検ゲージを前記第1姿勢とは異なる第2姿勢で保持する第2保持ステップと、
前記第2姿勢の前記点検ゲージの前記複数の被検査部の間の距離を前記三次元測定装置により測定して第2距離データを取得する第2測定ステップと、
前記第1距離データと前記第2距離データとを少なくとも含む校正用データを生成するステップと、
を有する、校正用データ取得方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記点検ゲージは、支持体と、前記複数の被検査部として前記支持体に所定の間隔で設けられた複数の球体とを有する第1点検ゲージであり、
前記第1測定ステップ及び前記第2測定ステップでは、三次元測定装置のプローブの先端を前記球体に接触させて前記球体の中心位置を測定する、
請求項1に記載の校正用データ取得方法。
【請求項3】
前記点検ゲージは、支持体と、前記複数の被検査部として前記支持体に所定の間隔で設けられ、各被検査部に円錐形状又は円錐台形状の凹部が形成されている複数の被検査部とを有する第2点検ゲージであり、
前記第1測定ステップ及び前記第2測定ステップでは、三次元測定装置のプローブの先端を前記凹部の内周面に接触させて前記円錐形状又は円錐台形状の被測定位置を測定する、
請求項1に記載の校正用データ取得方法。
【請求項4】
前記第1保持ステップ及び前記第2保持ステップでは、前記ゲージ移動装置は、前記凹部の開口側が前記プローブの側を向くように前記第2点検ゲージを保持する、
請求項3に記載の校正用データ取得方法。
【請求項5】
前記ゲージ移動装置は、支持体と前記支持体に所定の間隔で設けられた複数の球体とを有する第1点検ゲージ、及び、支持体と前記支持体に所定の間隔で設けられた複数の被検査部であって各被検査部に円錐形状又は円錐台形状の凹部が形成されている複数の被検査部とを有する第2点検ゲージのうちのいずれかを選択的に使用するように構成され、
前記第1測定ステップ又は前記第2測定ステップでは、前記三次元測定装置が前記円錐形状又は前記円錐台形状の被測定位置を測定するためのプローブの動作モードを有していない場合に、前記ゲージ移動装置は前記第1点検ゲージを使用する、
請求項1に記載の校正用データ取得方法。
【請求項6】
前記三次元測定装置から前記プローブの動作モード情報を取得し、前記三次元測定装置が前記円錐形状又は円錐台形状の被測定位置を測定するための前記動作モードを有しているか否かを前記ゲージ移動装置が判定するステップをさらに有する、
請求項5に記載の校正用データ取得方法。
【請求項7】
支持体と、
前記支持体の延在方向に沿う直線上に並ぶように前記支持体に設けられた複数の被検査部と、
を有する点検ゲージであって、
前記複数の被検査部は第1被検査部、第2被検査部及び第3被検査部を含み、第1被検査部と第2被検査部との間の第1距離と、第2被検査部と第3被検査部との間の第2距離とが異なる、
点検ゲージ。
【請求項8】
前記被検査部は球体である、請求項7に記載の点検ゲージ。
【請求項9】
前記被検査部は、円錐形状又は円錐台形状の凹部を有する、請求項7に記載の点検ゲージ。
【請求項10】
前記被検査部は、三次元測定装置のプローブの先端の球が接する3つの球状部材を含む、請求項7に記載の点検ゲージ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、校正用データ取得方法及び点検ゲージに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
測定対象物の寸法及び形状などを測定する測定機器として三次元測定装置が知られている。三次元測定装置は、測定の精度を維持するために、点検ゲージを用いて校正される。例えば、特許文献1には、三角錐の頂点に対応する位置に球体が設けられた点検ゲージが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-017309号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構成では、三次元測定装置を校正するための十分な校正用データを取得するために、比較的複雑な構造の点検ゲージを用意する必要があった。
【0005】
そこで、本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、三次元測定装置の校正に用いられる点検ゲージの構造を簡易化できる校正用データ取得方法及び点検ゲージを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態の校正用データ取得方法は、ゲージ移動装置が、複数の被検査部が設けられた点検ゲージを三次元測定装置の測定空間において第1姿勢で保持する第1保持ステップと、前記第1姿勢の前記点検ゲージの前記複数の被検査部の間の距離を前記三次元測定装置により測定して第1距離データを取得する第1測定ステップと、前記第1測定ステップの後、前記ゲージ移動装置が、前記点検ゲージを前記第1姿勢とは異なる第2姿勢で保持する第2保持ステップと、前記第2姿勢の前記点検ゲージの前記複数の被検査部の間の距離を前記三次元測定装置により測定して第2距離データを取得する第2測定ステップと、前記第1距離データと前記第2距離データとを少なくとも含む校正用データを生成するステップと、を有する。
【0007】
前記点検ゲージは、支持体と、前記複数の被検査部として前記支持体に所定の間隔で設けられた複数の球体とを有する第1点検ゲージであり、前記第1測定ステップ及び前記第2測定ステップでは、三次元測定装置のプローブの先端を前記球体に接触させて前記球体の中心位置を測定してもよい。
【0008】
前記点検ゲージは、支持体と、前記複数の被検査部として前記支持体に所定の間隔で設けられ、各被検査部に円錐形状又は円錐台形状の凹部が形成されている複数の被検査部とを有する第2点検ゲージであり、前記第1測定ステップ及び前記第2測定ステップでは、三次元測定装置のプローブの先端を前記凹部の内周面に接触させて前記円錐形状又は円錐台形状の被測定位置を測定してもよい。
【0009】
前記第1保持ステップ及び前記第2保持ステップでは、前記ゲージ移動装置は、前記凹部の開口側が前記プローブの側を向くように前記第2点検ゲージを保持してもよい。
【0010】
前記ゲージ移動装置は、支持体と前記支持体に所定の間隔で設けられた複数の球体とを有する第1点検ゲージ、及び、支持体と前記支持体に所定の間隔で設けられた複数の被検査部であって各被検査部に円錐形状又は円錐台形状の凹部が形成されている複数の被検査部とを有する第2点検ゲージのうちのいずれかを選択的に使用するように構成され、前記第1測定ステップ又は前記第2測定ステップでは、前記三次元測定装置が前記円錐形状又は前記円錐台形状の被測定位置を測定するためのプローブの動作モードを有していない場合に、前記ゲージ移動装置は前記第1点検ゲージを使用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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