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公開番号
2025064172
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173715
出願日
2023-10-05
発明の名称
自動変速機のシフトポジション検出装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
F16H
61/12 20100101AFI20250410BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】複数のセンサの何れかが故障した場合に故障したセンサを特定できる自動変速機のシフトポジション検出装置を提供すること。
【解決手段】複数のセンサH1~H8は、隣り合うシフトレンジの間の中間位置をセレクトレバーが移動する過程で複数のセンサの検出信号が変化し、かつ、センサの検出信号が所定の順番で変化するように配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
隣り合って順次配列される複数のシフトレンジのうち何れか1つの前記シフトレンジを選択するようドライバにより移動されるセレクトレバーと、
選択された前記シフトレンジでのセレクトレバー位置に応じてオンまたはオフの検出信号を出力し、前記検出信号のオンまたはオフの組み合わせからなる出力パターンが複数の前記シフトレンジで互いに異なるように配置された複数のセンサと、
選択された前記シフトレンジを前記出力パターンに基づいて判定する制御部と、を備える自動変速機のシフトポジション検出装置であって、
複数の前記センサは、隣り合う前記シフトレンジの間の中間位置を前記セレクトレバーが移動する過程で複数の前記センサの前記検出信号が変化し、かつ、前記センサの前記検出信号が所定の順番で変化するように配置されていることを特徴とする自動変速機のシフトポジション検出装置。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前進用走行レンジを構成する前記シフトレンジの間の前記中間位置を前記セレクトレバーが移動する過程でオンとオフが切り替わる前記センサの数が、非前進用走行レンジを構成する前記シフトレンジの間の前記中間位置を前記セレクトレバーが移動する過程でオンとオフが切り替わる前記センサの数よりも少なくなるように、複数の前記センサが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機のシフトポジション検出装置。
【請求項3】
複数の前記センサの何れか1つが故障によりオンまたはオフの一方を常に出力する単一故障の発生時に、複数のシフトレンジのうち少なくとも1つの前記シフトレンジで、異常な前記出力パターンが正常時の前記出力パターンと重複せずに故障した前記センサを特定でき、かつ、故障した前記センサが常にオンを出力するオン故障または常にオフを出力するオフ故障の何れの状態であるかを特定できるように、複数の前記センサが配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動変速機のシフトポジション検出装置。
【請求項4】
前記単一故障の発生時に、異常な前記出力パターンが正常時の前記出力パターンと重複せずに故障をしていることを特定可能な前記センサの数がニュートラルレンジよりも非ニュートラルレンジにおいて多くなるように、複数の前記センサが配置されていることを特徴とする請求項3に記載の自動変速機のシフトポジション検出装置。
【請求項5】
前記所定の順番での前記センサの前記検出信号の変化には、1つの前記センサがオンまたはオフに切り替わることによる変化と、複数の前記センサのグループにおいて順不同でオンまたはオフに切り替わることによる変化とが含まれ、
1つの前記センサがオンまたはオフに切り替わることによる前記検出信号の変化が、駐車レンジと後進レンジとの間の前記中間位置において最も多くなるように、複数の前記センサが配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動変速機のシフトポジション検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動変速機のシフトポジション検出装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、センサに接続された信号線の何れか1本の断線時に各レンジ位置に隣接する中間位置と誤判別されることを許容しつつ他のレンジ位置と誤判別されることを防止することを目的に、セレクトレバーの各操作位置に対応するオンオフ信号の組合せを、複数の信号線の何れか1本の信号線の信号がオフ信号のままになっても、各操作位置に隣接する操作位置以外の操作位置に対応するオンオフ信号の組合せに一致しないように、セレクトレバーの全ての操作位置について設定した技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3940778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、レバーの位置に関して誤判別することは防止できるが、センサが故障した場合に故障したセンサを特定することができないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、複数のセンサの何れかが故障した場合に故障したセンサを特定できる自動変速機のシフトポジション検出装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、隣り合って順次配列される複数のシフトレンジのうち何れか1つの前記シフトレンジを選択するようドライバにより移動されるセレクトレバーと、選択された前記シフトレンジでのセレクトレバー位置に応じてオンまたはオフの検出信号を出力し、前記検出信号のオンまたはオフの組み合わせからなる出力パターンが複数の前記シフトレンジで互いに異なるように配置された複数のセンサと、選択された前記シフトレンジを前記出力パターンに基づいて判定する制御部と、を備える自動変速機のシフトポジション検出装置であって、複数の前記センサは、隣り合う前記シフトレンジの間の中間位置を前記セレクトレバーが移動する過程で複数の前記センサの前記検出信号が変化し、かつ、前記センサの前記検出信号が所定の順番で変化するように配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
このように上記の本発明によれば、セレクトレバーが移動する過程におけるセンサの検出信号が所定の順番で変化するように配置されているので、正常時に想定される出力パターンの数を減らすことが可能となって、複数のセンサの何れかが故障した場合に故障したセンサを特定できる自動変速機のシフトポジション検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係る自動変速機のシフトポジション検出装置を備える車両の構成を示す構成図である。
図2は、本発明の一実施例に係る自動変速機のシフトポジション検出装置のセンサの動作を示すイメージ図であって、シフトレンジを変更する為に図中において左右に動くセレクトレバーに対する各センサの検出信号の種類と出力範囲および出力変化の順番を示す図である。
図3は、本発明の一実施例に係る自動変速機のシフトポジション検出装置における各シフトレンジおよび中間位置でのセンサの検出信号および出力パターン(正常時用テーブル)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る自動変速機のシフトポジション検出装置は、隣り合って順次配列される複数のシフトレンジのうち何れか1つのシフトレンジを選択するようドライバにより移動されるセレクトレバーと、選択されたシフトレンジでのセレクトレバー位置に応じてオンまたはオフの検出信号を出力し、検出信号のオンまたはオフの組み合わせからなる出力パターンが複数のシフトレンジで互いに異なるように配置された複数のセンサと、選択されたシフトレンジを出力パターンに基づいて判定する制御部と、を備える自動変速機のシフトポジション検出装置であって、複数のセンサは、隣り合うシフトレンジの間の中間位置をセレクトレバーが移動する過程で複数のセンサの検出信号が変化し、かつ、センサの検出信号が所定の順番で変化するように配置されていることを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る自動変速機のシフトポジション検出装置は、複数のセンサの何れかが故障した場合に故障したセンサを特定できる。
【実施例】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施例に係る自動変速機のシフトポジション検出装置を搭載した車両について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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