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公開番号2025063892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2024233006,2024527850
出願日2024-12-27,2023-09-28
発明の名称液剤入り組合せ医療容器、医療容器セット、液剤入り容器の製造方法、及び液剤入り組合せ医療容器の製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 81/26 20060101AFI20250409BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本開示は、液剤の品質劣化を安定して抑制する。
【解決手段】液剤入り組合せ医療容器は、液剤が収容された第1容器と、酸素バリア性を有し第1容器を収容する第2容器と、第2容器内の酸素を吸収する酸素吸収剤と、を含む。第1容器は、開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉鎖する栓と、を含む。栓を構成する材料の第1酸素透過性能は、温度23℃湿度50%RHにおいて、0.00010(cc×mm/(mm2×day))以上である。栓を構成する材料の第1水蒸気透過性能は、温度40℃湿度90%RHにおいて、1.0(mg×mm/(mm2×day))以下である。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
液剤が収容された第1容器と、
前記第1容器を収容し、酸素バリア性を有する第2容器と、
前記第2容器内の酸素を吸収する酸素吸収剤と、を備え、
前記第1容器は、開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉鎖する栓と、を含み、
前記栓を構成する材料の第1酸素透過性能は、温度23℃湿度50%RHにおいて、0.00010(cc×mm/(mm

×day))以上であり、
前記栓を構成する材料の第1水蒸気透過性能は、温度40℃湿度90%RHにおいて、1.0(mg×mm/(mm

×day))以下である、液剤入り組合せ医療容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液剤入り組合せ医療容器、医療容器セット、液剤入り容器の製造方法、及び液剤入り医療容器の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
液剤は、液状の薬剤である。液剤は、医薬成分および媒体液を含む。液剤は、バイアル瓶やシリンジに収容されて流通され得る。バイアル瓶やシリンジは、使い易いことから、医療現場に普及している。
【0003】
医薬成分は、酸素に起因した変質により品質劣化し易い。液剤に含まれる医薬成分は、容器内の気体酸素だけでなく、媒体液に溶存した酸素の影響も受ける。変質し易い医薬成分は、凍結乾燥により粉末状にして取り扱うことも考えられる。粉末状の医薬成分は、変質しにくい。ただし、粉末状の医薬成分は、患者への適用前に、媒体液と混合して所定濃度の液剤とする必要がある。したがって、医薬成分は、バイアル瓶やシリンジ等に収容された液剤として取り扱われることが好ましい。
【0004】
特許文献1~3に開示されているように、ガス透過性を有した第1容器と、ガス非透過性を有した第2容器と、を含む組合せ容器が知られている。この組合せ容器では、第1容器が脱酸素剤とともに第2容器に収容される。第1容器内の酸素が、第1容器を透過して第2容器に移動する。脱酸素剤は、第2容器内の酸素を吸収する。したがって、第1容器内の酸素量が低下する。この組合せ容器によれば、第1容器内の収容物の酸素劣化を抑制できる。
【0005】
特許文献1:JPH05-319459A
特許文献2:JP2005-6737A
特許文献3:JPH04-200465A
【発明の開示】
【0006】
液剤を組合せ容器に収容することによって、液剤の酸素に起因した品質劣化に対処することが考えられる。しかしながら、組合せ容器を用いて液剤を取り扱おうとすると、食品等の他の収容物では問題とならなかった品質劣化が液剤に生じた。本開示は、液剤の品質劣化を安定して抑制することを目的とする。
【0007】
本開示の一実施の形態による第1の液剤入り組合せ医療容器は、
液剤が収容された第1容器と、
前記第1容器を収容し、酸素バリア性を有する第2容器と、
前記第2容器内の酸素を吸収する酸素吸収剤と、を備え、
前記第1容器は、開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉鎖する栓と、を含み、
前記栓を構成する材料の第1酸素透過性能は、温度23℃湿度50%RHにおいて、0.00010(cc×mm/(mm

×day))以上であり、
前記栓を構成する材料の第1水蒸気透過性能は、温度40℃湿度90%RHにおいて、1.0(mg×mm/(mm

×day))以下である。
【0008】
本開示の一実施の形態による第2の液剤入り組合せ医療容器は、
液剤が収容された第1容器と、
前記第1容器を収容し、酸素バリア性を有する第2容器と、
前記第2容器内の酸素を吸収する酸素吸収剤と、を備え、
前記第1容器の第2酸素透過性能は、温度23℃湿度50%RHにおいて、0.010(cc/day)以上であり、
前記第1容器の第2水蒸気透過性能は、温度40℃湿度90%RHにおいて、20(mg/day)以下である。
【0009】
本開示の一実施の形態による第1の医療容器セットは、
液剤を収容する第1容器と、
前記第1容器を収容する第2容器と、
前記第2容器内の酸素を吸収する酸素吸収剤と、を備え、
前記第2容器は酸素バリア性を有し、
前記第1容器は、開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉鎖する栓と、を含み、
前記栓を構成する材料の第1酸素透過性能は、温度23℃湿度50%RHにおいて、0.00010(cc×mm/(mm

×day))以上であり、
前記栓を構成する材料の第1水蒸気透過性能は、温度40℃湿度90%RHにおいて、1.0(mg×mm/(mm

×day))以下である。
【0010】
本開示の一実施の形態による第2の医療容器セットは、
液剤を収容する第1容器と、
前記第1容器を収容する第2容器と、
前記第2容器内に酸素を吸収する酸素吸収剤と、を備え、
前記第2容器は酸素バリア性を有し、
前記第1容器の第1状態での第2酸素透過性能は、温度23℃湿度50%RHにおいて、0.010(cc/day)以上であり、
前記第1容器の第1状態での第2水蒸気透過性能は、温度40℃湿度90%RHにおいて、20(mg/day)以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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