特許ウォッチ

公開番号2025063488
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172730
出願日2023-10-04
発明の名称バックアップシステム、情報処理装置、およびバックアッププログラム
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 11/14 20060101AFI20250409BHJP(計算;計数)
要約【課題】本発明は、バックアップ不良を抑制することができるバックアップシステム、情報処理装置、およびバックアッププログラムの提供を目的とした。
【解決手段】本発明のバックアップシステム1は、情報処理装置2に対するユーザの操作状況情報を含む第1情報を取得する取得部10と、第1情報に応じて情報処理装置2に対するユーザの操作終了が予測される時刻を操作終了時刻T1として設定し、対象ファイルFのバックアップを開始する開始時刻T2を操作終了時刻T1に基づいて決定する演算部11と、対象ファイルFのバックアップデータFbを記憶する記憶部20とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
情報処理装置に対するユーザの操作状況情報を含む第１情報を取得する取得部と、
前記第１情報に応じて前記情報処理装置に対するユーザの操作終了が予測される時刻を操作終了時刻として設定し、対象ファイルのバックアップを開始する開始時刻を前記操作終了時刻に基づいて決定する演算部と、
前記対象ファイルのバックアップデータを記憶する記憶部と
を備える、バックアップシステム。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記演算部は、
前記第１情報に基づいて、前記情報処理装置に対するユーザの操作終了が予測される時刻を操作終了時刻として設定する設定部と、
前記操作終了時刻と前記対象ファイルのバックアップ所要時間とに基づいて、前記開始時刻を決定する決定部と
を有する、請求項１に記載のバックアップシステム。
【請求項３】
前記設定部は、前記操作終了時刻を、前記情報処理装置のシャットダウン時刻、ユーザの退勤時刻、およびユーザの休憩時間のうち、少なくとも１つにより設定する、請求項２に記載のバックアップシステム。
【請求項４】
前記対象ファイルのバックアップを実行する実行部を備える、請求項１または２に記載のバックアップシステム。
【請求項５】
前記対象ファイルを登録する登録部と、
前記対象ファイルのバックアップを実行する実行部と
をさらに備え、
前記実行部は、前記開始時刻に、前記登録部に登録された前記対象ファイルのバックアップデータを前記記憶部に送信する、請求項１または請求項２に記載のバックアップシステム。
【請求項６】
ユーザのスケジュール情報を登録する登録部をさらに備え、
前記演算部は、前記登録部に登録された前記スケジュール情報に応じて、前記操作終了時刻に基づいて設定された前記開始時刻を変更する、請求項１または請求項２に記載のバックアップシステム。
【請求項７】
前記演算部は、
ネットワークの負荷状況、および前記対象ファイルの容量のうち少なくとも一方を監視可能な監視部を有し、
前記監視部により得られた情報に応じて、前記操作終了時刻に基づいて設定された前記開始時刻を変更する、請求項１または請求項２に記載のバックアップシステム。
【請求項８】
対象ファイルを表示する表示部と、
前記表示部の表示を制御する表示制御部と
を備え、
前記表示制御部は、
情報処理装置に対するユーザの操作状況情報を含む第１情報に基づいて設定された操作終了時刻と、前記対象ファイルのバックアップ所要時間と、に基づいて決定された前記対象ファイルのバックアップが開始される開始時刻を報知する情報処理装置。
【請求項９】
情報処理装置に対するユーザの操作状況情報を含む第１情報に基づいて設定された操作終了時刻と、対象ファイルのバックアップ所要時間と、に基づいて決定された前記対象ファイルのバックアップが開始される開始時刻を取得するステップと、
前記開始時刻に前記対象ファイルのバックアップを実行するステップと
を前記情報処理装置に実行させる、バックアッププログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、バックアップシステム、情報処理装置、およびバックアッププログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１には、内容の重要度により対象ファイルのバックアップの頻度が設定されるバックアップシステムが開示されている。特許文献１のバックアップシステムでは、システムによって自動的に判断されたタイミングで、自動的にバックアップが行われる。これにより、バックアップ作業自体をユーザが意識する必要がなくなるため、ユーザは作業終わりのバックアップ忘れを気にする必要がなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００５－１４９２８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１の技術では、バックアップのタイミングは、対象ファイルの重要度に応じた頻度が設定されるが、ユーザの操作状況（習慣要因）に応じたタイミングでバックアップを行うものではない。そのため、特許文献１のバックアップシステムでは、バックアップ漏れが生じ、予期せぬデータ損失に繋がる虞がある。
【０００５】
そこで本開示は、バックアップ不良を抑制することができるバックアップシステム、情報処理装置、およびバックアッププログラムの提供を目的とした。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の第１の局面によれば、バックアップシステムは、情報処理装置に対するユーザの操作状況情報を含む第１情報を取得する取得部と、前記第１情報に応じて前記情報処理装置に対するユーザの操作終了が予測される時刻を操作終了時刻として設定し、対象ファイルのバックアップを開始する開始時刻を前記操作終了時刻に基づいて決定する演算部と、前記対象ファイルのバックアップデータを記憶する記憶部とを備える。
【０００７】
本開示の第２の局面によれば、情報処理装置は、表示部と、表示制御部とを備える。前記表示部は、対象ファイルを表示する。前記表示制御部は、前記表示部の表示を制御する。前記表示制御部は、前記対象ファイルのバックアップが開始される開始時刻を報知する。前記対象ファイルのバックアップが開始される開始時刻は、情報処理装置に対するユーザの操作状況情報を含む第１情報に基づいて設定された操作終了時刻と、前記対象ファイルのバックアップ所要時間と、に基づいて決定される。
【０００８】
本開示の第３の局面によれば、バックアッププログラムは、情報処理装置に対するユーザの操作状況情報を含む第１情報に基づいて設定された操作終了時刻と、対象ファイルのバックアップ所要時間と、に基づいて決定された前記対象ファイルのバックアップが開始される開始時刻を取得するステップと、前記開始時刻に前記対象ファイルのバックアップを実行するステップとを前記情報処理装置に実行させる。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によれば、バックアップ不良を抑制することができるバックアップシステム、情報処理装置、およびバックアッププログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本開示の実施形態に係るバックアップシステムの全体構成を示す概念図である。
図１のバックアップシステム、および情報処理装置のブロック図である。
図１のバックアップシステムにおけるユーザの操作、および各構成の動作を示すブロック図である。
図１のバックアップシステムにおけるユーザの操作、および各構成の動作を示すタイミングチャートである。
図１のバックアップシステムにおける開始時刻決定処理を示すフローチャートである。
図１のバックアップシステムにおけるバックアップ関連処理を示すフローチャートである。
図１の情報処理装置に表示される開始時刻の報知の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許