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公開番号
2025062940
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2023172328
出願日
2023-10-03
発明の名称
地盤改良装置の軸の連結構造及び連結方法
出願人
あおみ建設株式会社
,
株式会社オーケーソイル
代理人
個人
主分類
E02D
3/12 20060101AFI20250408BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】二重管の上下を連結する地盤改良装置の軸の連結構造と連結方法を提供する。
【解決手段】外軸20と内軸21とで二重管状に構成し、互いに相反する方向に回転させると共に、外軸と内軸を複数本、上下に連結して軸90を構成し、外軸は上端に外軸雄部30aと、下端に外軸雌部30bとを備え、さらに外軸落下防止リブ71を有し、外軸が上下に連結する際、外軸雄部と外軸雌部は外軸連結部30を構成し、内軸は外軸雄部の内部に内軸雄部40aと、外軸雌部の内部に内軸雌部40bとを備え、さらに内軸雄部の下方に内軸落下防止リブ81を有し、内軸が上下に連結する際、内軸雄部と内軸雌部は内軸連結部40を構成し、内軸は、内軸落下防止リブと内軸落下防止嵌合プレート82とを介して、落下が防止された外軸雄部の上端に支持され、かつ上昇は許容されるように構成した、地盤改良装置の軸の連結構造及び連結方法。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
外軸と内軸とで二重管状に構成し、回転駆動装置により前記外軸と前記内軸を相対的に反対方向に回転させると共に、前記外軸と前記内軸を複数本、上下に連結して軸を構成し、前記軸を地盤に貫入させる、地盤改良装置の前記軸の連結構造であって、
前記外軸は、上端に外軸雄部と、下端に外軸雌部とを備え、前記外軸雄部の下方には、外軸落下防止リブを有し、
前記外軸が複数本、上下に連結する際、前記外軸雄部と前記外軸雌部は連結することにより、上側軸と下側軸の外軸連結部を構成し、
前記内軸は、前記外軸雄部の内部に内軸雄部と、前記外軸雌部の内部に内軸雌部とを備え、前記内軸雄部の下方には内軸落下防止リブを有し、
前記内軸が複数本、上下に連結する際、前記内軸雄部と前記内軸雌部は連結することにより、前記上側軸と前記下側軸の内軸連結部を構成し、
前記内軸は、前記内軸落下防止リブと、内軸落下防止嵌合プレートとを介して、落下が防止された前記外軸雄部の上端に支持され、かつ上昇は許容されることを特徴とする、地盤改良装置の軸の連結構造。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記軸の下端部には、撹拌混合部を備え、
前記撹拌混合部は、前記外軸の下端部に下段撹拌翼と、前記内軸の下端部に補助撹拌翼とを備え、前記内軸の許容最大上昇距離は、前記下段撹拌翼の下端と、前記補助撹拌翼を構成する下水平翼の上端との離間距離であり、前記内軸落下防止リブの下端と前記外軸雄部の上端との距離は、前記許容最大上昇距離を超えないものであることを特徴とする、請求項1に記載の地盤改良装置の軸の連結構造。
【請求項3】
前記外軸落下防止リブの下方には、外軸共上がり防止リブを有し、外軸落下共上がり防止嵌合プレートを介して、落下防止作業台の溝部に嵌合され、前記内軸の上昇に伴う前記外軸の共上がりが防止されることを特徴とする、請求項1に記載の地盤改良装置の軸の連結構造。
【請求項4】
外軸と内軸とで二重管状に構成し、回転駆動装置により前記外軸と前記内軸を相対的に反対方向に回転させると共に、前記外軸と前記内軸を複数本、上下に連結して軸を構成し、前記軸を地盤に貫入させる、地盤改良装置の前記軸の連結方法であって、
前記外軸は、上端に外軸雄部と、下端に外軸雌部とを備え、前記外軸雄部の下方には、外軸落下防止リブを有し、
前記外軸が複数本、上下に連結する際、前記外軸雄部と前記外軸雌部は連結することにより、上側軸と下側軸の外軸連結部を構成し、
前記内軸は、前記外軸雄部の内部に内軸雄部と、前記外軸雌部の内部に内軸雌部とを備え、前記内軸雄部の下方には、内軸落下防止リブを有し、
前記内軸が複数本、上下に連結する際、前記内軸雄部と前記内軸雌部は連結することにより、前記上側軸と前記下側軸の内軸連結部を構成し、
前記内軸は、前記内軸落下防止リブと、内軸落下防止嵌合プレートとを介して、落下が防止された前記外軸雄部の上端に支持され、かつ上昇は許容される前記地盤改良装置の前記軸の連結構造を用いて、
前記上側軸に連結された前記下側軸を分離して、前記下側軸を地中に残置させる工程は、
前記下側軸の前記外軸の落下を防止する工程と、
前記上側軸と前記下側軸との前記外軸連結部の連結を解除する工程と、
前記上側軸の前記内軸を上昇させて、前記下側軸と前記上側軸との前記内軸連結部を露出させる工程と、
前記上側軸の前記内軸の上昇により、前記下側軸の前記内軸落下防止リブと落下が防止された前記外軸雄部の上端との間に、前記内軸落下防止嵌合プレートを差し込む工程とを少なくとも含むことを特徴とする、地盤改良装置の軸の連結方法。
【請求項5】
外軸と内軸とで二重管状に構成し、回転駆動装置により前記外軸と前記内軸を相対的に反対方向に回転させると共に、前記外軸と前記内軸を複数本、上下に連結して軸を構成し、前記軸を地盤に貫入させる、地盤改良装置の前記軸の連結方法であって、
前記外軸は、上端に外軸雄部と、下端に外軸雌部とを備え、前記外軸雄部の下方には、外軸落下防止リブを有し、
前記外軸が複数本、上下に連結する際、前記外軸雄部と前記外軸雌部は連結することにより、上側軸と下側軸の外軸連結部を構成し、
前記内軸は、前記外軸雄部の内部に内軸雄部と、前記外軸雌部の内部に内軸雌部とを備え、前記内軸雄部の下方には、内軸落下防止リブを有し、
前記内軸が複数本、上下に連結する際、前記内軸雄部と前記内軸雌部は連結することにより、前記上側軸と前記下側軸の内軸連結部を構成し、
前記内軸は、前記内軸落下防止リブと、内軸落下防止嵌合プレートとを介して、落下が防止された前記外軸雄部の上端に支持され、かつ上昇は許容される前記地盤改良装置の前記軸の連結構造を用いて、
前記外軸及び前記内軸とも落下が防止され地中に残置された前記下側軸に、前記上側軸を連結させる工程は、
前記上側軸を下降させ、前記上側軸の前記内軸雌部と前記下側軸の前記内軸雄部とを連結して前記内軸連結部を構成する工程と、
前記上側軸の前記内軸を上昇させて、前記下側軸の前記内軸落下防止リブと落下が防止された前記外軸雄部の上端との間から、前記内軸落下防止嵌合プレートを外す工程とを少なくとも含むことを特徴とする、地盤改良装置の軸の連結方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、外軸と内軸とで二重管状に構成し、回転駆動装置により外軸と内軸を相対的に反対方向に回転させると共に、外軸と内軸を複数本、上下に連結して軸を構成し、軸の下端部に撹拌混合部を備えた、地盤改良装置の軸の連結構造及び連結方法に関するものである。そして、深層混合処理工法に属するものである。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
掘削軸を内外軸で二重管状に形成した地盤改良装置では、外軸の内部に内軸が収容された構成となっているために、内外軸の二重管を延長する際、回転駆動装置との連結を解除された下側内軸構成体と下側外軸構成体を保持しながら、連結する上側内軸構成体と上側外軸構成体とを、連結部で連結するという複雑な作業となる。このため、下側内軸構成体と下側外軸構成体の解除及び保持に関するもの、連結部に関するもの等が開発されている。
【0003】
特許文献1には、掘削軸13を内外軸15・16の二重管構造に形成した地盤改良装置1であり、掘削軸13を切り離す場合、地中に埋設した外軸構成体36の鍔体52と地面54との間に支持板55を介設して外軸構成体36を固定し、外軸構成体36の挿通孔48及び貫通孔49を露出させ、貫通孔49から連結治具53を挿入し、連結治具53によって内軸構成体35の係止溝42と外軸構成体36の貫通孔49とを係止させ、内軸構成体35は、外軸構成体36に連結され、上下動が規制され、次に、外軸構成体36の接続孔46から接続ピン47を外し、外軸構成体36の挿通孔48から内軸構成体35の接続ピン41を外し、内外軸構成体35、36を上下に分離することができ、地面54に固定された外軸構成体36に内軸構成体35を連結しているため、内軸構成体35が自重によって落下するのを防止することができ、掘削軸13を接続する場合には上記に記載した切り離しと逆の手順で行うことが、記載されている。
【0004】
特許文献2には、掘削軸体6を内外側二重軸構造に形成した地盤改良装置Aであり、内・外側軸10・11は、それぞれ一端に段付き凸状の雄側端部10a・11aを形成し、他端に段付き凹状の雌側端部10b・11bを形成して印籠嵌合可能となし、印籠嵌合部20、21には、接続ピン貫入孔22(内側軸)、接続ピン貫入孔23(外側軸)を形成して、接続ピン24(内側軸)、接続ピン25(外側軸)を抜き差し自在に貫入させ、外側軸11に形成した接続ピン挿入孔26、26を通して接続ピン24を抜き差し自在に挿入して、複数の内側軸10を接続可能となし、接続ピン挿入孔26、26には閉蓋体27、27により開閉自在に閉蓋し、接続ピン24は、接続ピン抜け止めボルト30により固定し、外側軸11に形成した抜け止めボルト挿入孔32、32を通して接続ピン抜け止めボルト30を抜き差し自在に挿入し、抜け止めボルト挿入孔32、32には閉蓋体33、33により開閉自在に閉蓋したことが、記載されている。
【0005】
特許文献3には、地盤の掘進深さをリーダー2の限度まで掘進し、着脱ピン20を抜き取って攪拌軸8の上部軸8aと下部軸8bとの連結を解除し、外軸駆動装置9を引上げ、上部軸8aの上端部を内軸駆動装置4の支持筒部10b内に引込み、下部軸8bはその自重により下降し、外軸側ストッパ片27が内軸側ストンパ片28に係止し(図5)、攪拌軸8の上部軸8aと下部軸8bの連結端部が離問し(空間部S)、着脱ピン15で連結されている掘削紬6の連結部が露呈し、この状態で掘削軸6の着脱ピン15を抜き取り、上部軸6aと下部軸6bの連結を解除し、内軸駆動装置4及び外軸駆動装置9と一体である掘削軸6の上部軸6a及び攪拌軸8の上部軸8aを所要高さまで上昇させ、掘削軸6の上部軸6aと下部軸6bとの問に、掘削軸継ぎ足し用の軸をワイヤー等に保持しながら挿入配置して着脱ピンによって相互連結し、攪拌軸8の上部軸8aと下部軸8bとの間に、掘削軸継ぎ足し用の軸を上記同様に挿入連結し、更に地盤を掘削することが、記載されている。
【0006】
特許文献4には、撹拌用内外二重回転軸12、14を継ぎ装置(アタッチメント)21により連結するものであり、回転軸20Aの上端部の内軸22と連結する中ロッド部220と外ロッド部230とを有し、図3(A)の状態から、図3(B)に示すようにオ-ガ-17を下降させ、中ロッド部220の下端部のオスジョイント35と、回転軸20Aの内軸22の上端部のメスジョイント36とをピン等で連結し、次いで昇降シリンダ-32を伸長し、外軸回転伝達部材24の下部側を下方向に移送し、回転伝達部材24の下部連結部25のオスジョイント27と、回転軸20Aの外ケ-シング28内部の外軸23の上部のメスジョイント29とをピン等で連結するものであり、図5には2本の回転軸20Aおよび20Bを連結する例を示してあり、3本以上連結することも可能であることが、記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2009-249921号公報
特開2002-363969号公報
実開平3-79331号公報
特開平11―21874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来、特許文献1に記載の発明は、外軸構成体36の外貫通孔49から連結治具53を挿入し、内軸構成体35の係止溝42と外軸構成体36の貫通孔49とを係止させ、内軸構成体35と外軸構成体36を連結して上下動を規制するという複雑で精緻な作業が必要で、接続作業が困難であった。特許文献2に記載の発明は、印籠嵌合部20・21に接続ピン貫入孔22・23を形成して、接続ピン24・25を抜き差し自在に貫入させ、外側軸11を通して内側軸10を接続可能とする複雑で精緻な作業が必要で、特許文献1と同様に接続作業が困難であった。特許文献3に記載の発明は、外軸駆動装置9を引上げ、上部軸8aの上端部を引込み、下部軸8bは自重により下降し、ストッパ片27・28に係止し、攪拌軸8の上部軸8aと下部軸8bの連結端部が離間し、掘削軸6の着脱ピン15を抜き取り、上部軸6aと下部軸6bの連結を解除し、内軸駆動装置4及び外軸駆動装置9を所要高さまで上昇させ、掘削軸6と攪拌軸8とを個別に挿入連結するという複雑な作業と、分離した内軸駆動装置4及び外軸駆動装置9を必要とし、装置が大型となっている。特許文献4に記載の発明は、継ぎ装置21により、中ロッド部220のオスジョイント35と、内軸22のメスジョイント36とをピン等で連結し、次いで昇降シリンダ-32を伸長し、外軸回転伝達部材24を下方向に移送し、下部連結部25のオスジョイント27と、外軸23の上部のメスジョイント29とをピン等で連結するものであるが、継ぎ装置21及び昇降シリンダ-32が必要で装置が大型となっている。
【0009】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、複雑で精緻な機構により外軸の外側から内軸の操作をすることなく、さらに特別な装置を必要とせず、簡易な構成により外軸と内軸とで二重管状に構成した軸の連結及び解除が可能な、地盤改良装置の軸の連結構造及び連結方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願請求項1に係る発明は、外軸と内軸とで二重管状に構成し、回転駆動装置により前記外軸と前記内軸を相対的に反対方向に回転させると共に、前記外軸と前記内軸を複数本、上下に連結して軸を構成し、前記軸を地盤に貫入させる、地盤改良装置の前記軸の連結構造であって、前記外軸は、上端に外軸雄部と、下端に外軸雌部とを備え、前記外軸雄部の下方には、外軸落下防止リブを有し、前記外軸が複数本、上下に連結する際、前記外軸雄部と前記外軸雌部は連結することにより、上側軸と下側軸の外軸連結部を構成し、前記内軸は、前記外軸雄部の内部に内軸雄部と、前記外軸雌部の内部に内軸雌部とを備え、前記内軸雄部の下方には内軸落下防止リブを有し、前記内軸が複数本、上下に連結する際、前記内軸雄部と前記内軸雌部は連結することにより、前記上側軸と前記下側軸の内軸連結部を構成し、前記内軸は、前記内軸落下防止リブと、内軸落下防止嵌合プレートとを介して、落下が防止された前記外軸雄部の上端に支持され、かつ上昇は許容されることを特徴とする、地盤改良装置の軸の連結構造である。
(【0011】以降は省略されています)
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