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公開番号
2025062575
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2024164672
出願日
2024-09-23
発明の名称
多層管状部材、及びその製造方法
出願人
日星電気株式会社
代理人
主分類
F16L
9/133 20060101AFI20250407BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】
耐屈曲性が優れるともに、環境負荷の低減も考慮した管状部材を提供することにある。
【解決手段】
樹脂材料で形成された内層と外層とを積層した多層管状部材とし、外層を形成する樹脂材料の降伏ひずみが内層を形成する樹脂材料の降伏ひずみより大きい構成とする。内層を形成する樹脂材料と、外層を形成する樹脂材料は実質的に同一の樹脂材料を使用する。外層を形成する樹脂材料は、内層を形成する樹脂材料で形成した他の物品を樹脂材料として再生した再生樹脂材料を使用することで降伏ひずみを高める。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも内層と外層とが積層された多層管状部材であって、
該内層は第1ふっ素樹脂で形成されているとともに、
該外層は該第1ふっ素樹脂と実質的に同一の第2ふっ素樹脂で形成されていることを特徴とする多層管状部材。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
該第2ふっ素樹脂は、該第1ふっ素樹脂で形成された物品から再生された再生ふっ素樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載の多層管状部材。
【請求項3】
該内層の肉厚は0.2mm以上であることを特徴とする、請求項2に記載の多層管状部材。
【請求項4】
該第2ふっ素樹脂の降伏ひずみは、該第1ふっ素樹脂の降伏ひずみより大きいことを特徴とする、請求項1~3の何れか一項に記載の多層管状部材。
【請求項5】
該第2ふっ素樹脂の降伏ひずみは、該第1ふっ素樹脂の降伏ひずみの1.2倍以上であることを特徴とする、請求項4に記載の多層管状部材。
【請求項6】
該第2ふっ素樹脂の降伏ひずみは、該第1ふっ素樹脂の降伏ひずみの2倍以下であることを特徴とする、請求項5に記載の多層管状部材。
【請求項7】
該内層と該外層とを視覚的に区別するための識別要素を有することを特徴とする、請求項1~3の何れか一項に記載の多層管状部材。
【請求項8】
該識別要素は、該内層と該外層の色差であることを特徴とする、請求項7に記載の多層管状部材。
【請求項9】
該内層を無色又は透明に形成するとともに、該外層を着色することで、該色差を形成したことを特徴とする、請求項8に記載の多層管状部材。
【請求項10】
該識別要素は該外層に形成された加工痕または改質痕であることを特徴とする、請求項7に記載の多層管状部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、工場設備、半導体製造装置などで使用される、複数の層が積層された多層管状部材に関する。
続きを表示(約 960 文字)
【0002】
工場設備、半導体製造装置、その他各種の産業装置などの配管用に合成樹脂製の管状部材(チューブ)が使用されている。
【0003】
このような管状部材は、配管内を流れる液体に不純物等が溶出しないよう、化学的に安定した合成樹脂で管状部材を形成することが多く、ふっ素樹脂が使用されることが多い。特に高純度の専用薬液を流すことになる半導体製造装置の配管においては、不純物の溶出は厳しく制限されており、専用の合成樹脂で配管を形成する場面が多い。
【0004】
産業装置などの配管は屈曲された状態で狭所に配設される場面も多いため、一定以上の柔軟性や耐屈曲性が求められるが、一般的にふっ素樹脂は硬質のものが多く、柔軟性や耐屈曲性が不十分な場合も存在する。
【0005】
特許文献1に記載のふっ素樹脂など、耐屈曲性を改善したふっ素樹脂も提案されているが、特定の材料、配合を行う必要があり、高コストになりやすいという課題が存在する。
【0006】
また、このような特定の材料、配合を行ったふっ素樹脂は、含まれる材料が不純物となってしまい、配管用としては好適でない場合も存在する。
【0007】
ふっ素樹脂に関連する別の課題として、日本国内における産業部門からのエネルギー起源二酸化炭素排出量において、ふっ素樹脂の製造に携わる化学産業部門からの排出量は、2020年度において第2位となっていることが挙げられる(非特許文献1)。環境負荷を考慮すると、ふっ素樹脂の使用量を低減できるのが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2014-55290号公報
【非特許文献】
【0009】
環境省 2020年度(令和2年度)温室効果ガス排出量(確報値)について
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の課題は配管用途、特に液体の配管として好適に利用できるともに、環境負荷の低減も考慮された耐屈曲性に優れる管状部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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