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公開番号2025062410
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171461
出願日2023-10-02
発明の名称記録装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 29/52 20060101AFI20250407BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】開閉部を開いた際に詰まった媒体を取り除くことができる従来の記録装置において、ユーザビリティの観点において改善の余地があった。
【解決手段】記録装置は、装置本体の側面を開閉する扉部であって、開くことで搬送経路の一部を開放し、開くことで搬送経路の一部を形成する扉部を備える。扉部は、搬送経路の一部を形成する第1経路形成部と、媒体をニップして搬送する第1ローラー対と、第1ローラー対の下方に位置し、媒体をニップして搬送する第2ローラー対と、を有し、第1ローラー対と第2ローラー対は、扉部を開閉する際にニップ状態を維持し、扉部を開いた際に、搬送経路において第1ローラー対と第2ローラー対との間の経路部分の少なくとも一部が開放され、第1ローラー対と第2ローラー対との間の経路長は、記録可能な最小サイズの媒体の搬送方向長さより短い。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
媒体を搬送する搬送経路及び前記搬送経路において媒体に記録を行う記録部を備える装置本体と、
前記装置本体の側面を開閉する扉部であって、開くことで前記搬送経路の一部を開放し、閉じることで前記搬送経路の一部を形成する扉部と、
を備え、
前記扉部は、
前記搬送経路の一部を形成する第1経路形成部と、
媒体をニップして搬送する第1ローラー対と、
前記第1ローラー対に対し下方または上方に位置し、媒体をニップして搬送する第2ローラー対と、
を有し、
前記第1ローラー対と前記第2ローラー対は、前記扉部を開閉する際にニップ状態を維持し、
前記扉部を開いた際に、前記搬送経路において前記第1ローラー対と前記第2ローラー対との間の経路部分の少なくとも一部が開放され、
前記第1ローラー対と前記第2ローラー対との間の経路長は、記録可能な最小サイズの媒体の搬送方向長さより短い、
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の記録装置において、
前記装置本体は、前記記録部と対向する位置に設けられ、前記記録部によって記録される媒体を支持可能な支持部を有し、
前記支持部は、前記第1経路形成部と対向する位置に、前記搬送経路の一部を形成する第2経路形成部を備え、
前記扉部を開くことにより、前記第1経路形成部と前記第2経路形成部との間が開放される、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項3】
請求項2に記載の記録装置において、
前記扉部は、
前記第1経路形成部とは異なる位置において、前記搬送経路の一部を形成する第3経路形成部と、
前記第3経路形成部と少なくとも一部が対向し、前記搬送経路の一部を形成する第4経路形成部と、
を有し、
前記第1ローラー対は、前記第3経路形成部と前記第4経路形成部とで形成される前記搬送経路の一部に配置される、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項4】
請求項3に記載の記録装置において、
前記第3経路形成部と前記第4経路形成部とで形成される前記搬送経路の一部の経路長は、前記第1経路形成部と前記第2経路形成部とで形成される前記搬送経路の一部のうち前記扉部を開くことで開放される部分の経路長より短い、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項5】
請求項3に記載の記録装置において、
前記第3経路形成部と前記第4経路形成部とで形成される前記搬送経路の一部の経路長は、記録可能な最小サイズの媒体の搬送方向長さより短い、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項6】
請求項3に記載の記録装置において、
前記搬送経路は、
前記記録部と前記支持部との間を通った媒体をスイッチバック搬送する為のスイッチバック経路と、
前記記録部と前記支持部との間を通った媒体を前記スイッチバック経路に案内する案内経路と、
前記スイッチバック経路に接続し、媒体を反転させる反転経路と、
を有し、
前記第4経路形成部は、前記案内経路の少なくとも一部と前記反転経路の少なくとも一部とを形成し、
前記第1経路形成部と前記第2経路形成部は、前記第3経路形成部よりも搬送方向の下流において、前記反転経路の少なくとも一部を形成する、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項7】
請求項6に記載の記録装置において、
前記第4経路形成部は、
第1部材と、
前記第1部材と接続される第2部材と、
を備え、
媒体を除電する除電ブラシが、前記第1部材と前記第2部材とで挟まれた状態で設けられる、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項8】
請求項6に記載の記録装置において、
媒体を前記案内経路から前記スイッチバック経路に案内する状態と、媒体を前記スイッチバック経路から前記反転経路に案内する状態とに切り換え可能な切り換え部をさらに備え、
前記第4経路形成部は、前記切り換え部を回動可能に支持する支持軸部を、媒体搬送方向と交差する媒体幅方向に沿って複数有し、
前記切り換え部は、
前記支持軸部と係合することで、媒体が前記切り換え部に突き当たる第1方向への、前記切り換え部の移動を規制する第1係合部と、
前記支持軸部と係合することで、前記第1方向とは反対の第2方向への、前記切り換え部の移動を規制する第2係合部と、
を備え、
前記第1係合部と前記第2係合部とで前記支持軸部を挟むことで、前記切り換え部が前記支持軸部に対し回動可能に係合し、
前記第1係合部と前記第2係合部は、前記媒体幅方向に沿って複数設けられ、
前記第2係合部の数は、前記第1係合部の数よりも少ない、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項9】
請求項6に記載の記録装置において、
媒体を前記案内経路から前記スイッチバック経路に案内する状態と、媒体を前記スイッチバック経路から前記反転経路に案内する状態とに切り換え可能な切り換え部を備え、
前記第4経路形成部は、前記切り換え部を回動可能に支持する支持軸部を、媒体搬送方向と交差する媒体幅方向に沿って複数有し、
前記切り換え部は、
前記支持軸部と係合することで、媒体が前記切り換え部に突き当たる第1方向への、前記切り換え部の移動を規制する第1係合部と、
前記支持軸部と係合することで、前記第1方向とは反対の第2方向への、前記切り換え部の移動を規制する第2係合部と、
を備え、
前記第1係合部と前記第2係合部とで前記支持軸部を挟むことで、前記切り換え部が前記支持軸部に対し回動可能に係合し、
前記第1係合部と前記第2係合部は、前記媒体幅方向に沿って複数設けられ、
前記第1係合部は、前記媒体幅方向において、前記切り換え部の中央及び両端に設けられ、
前記第2係合部は、前記媒体幅方向において、前記切り換え部の両端に設けられる、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項10】
請求項2から請求項9のいずれか一項に記載の記録装置において、
前記支持部は、回動することで、前記記録部によって記録される媒体を支持可能な第1状態と、前記第1状態よりも前記記録部から退避する第2状態と、に切り換え可能であり、
前記支持部を前記第1状態に保持する状態を解除させる為の操作部を更に備え、
前記第2経路形成部は、ユーザーの手指を前記操作部に案内する案内部を備える、
ことを特徴とする記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンターに代表される記録装置においては、特許文献1に示される様に、媒体搬送経路を開放する為の開閉部が設けられる場合がある。開閉部を開くと、媒体搬送経路が開放され、詰まった媒体を取り除くことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-091921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の様な従来構成においては、開閉部を開いた際に詰まった媒体を取り除くことができるが、その限りであり、ユーザビリティの観点において改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する為の、本発明の記録装置は、媒体を搬送する搬送経路及び前記搬送経路において媒体に記録を行う記録部を備える装置本体と、前記装置本体の側面を開閉する扉部であって、開くことで前記搬送経路の一部を開放し、閉じることで前記搬送経路の一部を形成する扉部と、を備え、前記扉部は、前記搬送経路の一部を形成する第1経路形成部と、媒体をニップして搬送する第1ローラー対と、前記第1ローラー対に対し下方または上方に位置し、媒体をニップして搬送する第2ローラー対と、を有し、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対は、前記扉部を開閉する際にニップ状態を維持し、前記扉部を開いた際に、前記搬送経路において前記第1ローラー対と前記第2ローラー対との間の経路部分の少なくとも一部が開放され、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対との間の経路長は、記録可能な最小サイズの媒体の搬送方向長さより短いことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
プリンターの媒体搬送経路を示す図。
扉部を閉じた状態のプリンターの外観斜視図。
扉部を開いた状態のプリンターの外観斜視図。
閉じた状態の支持ユニットの斜視図。
開いた状態の支持ユニットの斜視図。
支持ユニットのロックを解除する操作部の斜視図。
支持ユニットに設けられた第1部位の斜視図。
扉部に設けられた当接部及び押圧部の斜視図。
ベルトユニットの断面図。
案内経路、スイッチバック経路、及び反転経路を形成する各経路形成部を示す図。
案内経路、スイッチバック経路、及び反転経路を形成する各経路形成部を示す図。
第1部材、第2部材、及びフラップの断面図。
第1部材、第2部材、及びフラップの斜視図。
図13のA部拡大図。
図13のB部拡大図。
図13のC部拡大図。
第2部材の部分拡大斜視図。
第1部材と第2部材とが係わり合う部位の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る記録装置は、媒体を搬送する搬送経路及び前記搬送経路において媒体に記録を行う記録部を備える装置本体と、前記装置本体の側面を開閉する扉部であって、開くことで前記搬送経路の一部を開放し、閉じることで前記搬送経路の一部を形成する扉部と、を備え、前記扉部は、前記搬送経路の一部を形成する第1経路形成部と、媒体をニップして搬送する第1ローラー対と、前記第1ローラー対に対し下方または上方に位置し、媒体をニップして搬送する第2ローラー対と、を有し、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対は、前記扉部を開閉する際にニップ状態を維持し、前記扉部を開いた際に、前記搬送経路において前記第1ローラー対と前記第2ローラー対との間の経路部分の少なくとも一部が開放され、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対との間の経路長は、記録可能な最小サイズの媒体の搬送方向長さより短いことを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対は、前記扉部を開閉する際にニップ状態を維持し、また前記第1ローラー対と前記第2ローラー対との間の経路長は、記録可能な最小サイズの媒体の搬送方向長さより短いことから、前記扉部を開いた際に前記第1ローラー対及び前記第2ローラー対の少なくとも一方に媒体がニップされるため、媒体が意図せず落下することを抑制できる。
ここで前記扉部を開いた際に、前記搬送経路において前記第1ローラー対と前記第2ローラー対との間の経路部分が全域に亘って閉じたままであると、詰まった媒体の視認性が低下し、また詰まった媒体が除去し難くなる。しかしながら本態様によれば、前記扉部を開いた際に、前記搬送経路において前記第1ローラー対と前記第2ローラー対との間の経路部分の少なくとも一部が開放されることから、詰まった媒体の視認性が向上し、また詰まった媒体を容易に除去することができる。これにより、前記記録装置のユーザビリティを向上させることができる。
尚、本明細書において「少なくとも一部」の用語を用いる場合、一部及び全部のいずれであっても良い意味である。
【0009】
第2の態様は、第1の態様に従属する態様であって、前記装置本体は、前記記録部と対向する位置に設けられ、前記記録部によって記録される媒体を支持可能な支持部を有し、前記支持部は、前記第1経路形成部と対向する位置に、前記搬送経路の一部を形成する第2経路形成部を備え、前記扉部を開くことにより、前記第1経路形成部と前記第2経路形成部との間が開放されることを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、前記扉部を開くことにより、前記第1経路形成部と前記第2経路形成部との間が開放されることから、前記第1経路形成部と前記第2経路形成部との間で詰まった媒体を除去できる。これにより、前記記録装置のユーザビリティを向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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