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公開番号2025062217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171140
出願日2023-10-02
発明の名称サービスマッチング支援装置及びサービスマッチング支援方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250407BHJP(計算;計数)
要約【課題】業務コスト及び業務効率を適宜なものに管理しつつ、無駄の無いビジネスマッチングの支援を可能とする。
【解決手段】サービスマッチング支援装置100において、各サービス提供者における取引相手の評価基準をマージした取引相手の適否確認用のチェックリストと、サービスの情報及び過去の提供実績の情報を保持する記憶装置101と、サービスの利用希望者によるチェックリストでのチェック結果を取得して、サービス提供者それぞれの評価基準ごとに分解し、利用希望者にとってのサービス提供者の適否判定をサービス提供者ごとに判定し、利用希望者の適宜な取引相手として特定されたサービス提供者によるサービスであって、利用希望者による希望条件に適合する候補サービスのうち、利用希望者と類似性のあるサービス利用者グループで重視される事象の属性が基準を満たすものを特定する演算装置104を含む構成とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
サービスの利用又は提供のいずれかを希望するユーザの間をマッチングさせる情報処理装置であって、
サービス提供者それぞれにおける取引相手の評価基準をマージした、取引相手の適否確認用のチェックリストと、前記サービス提供者により提供されるサービスの情報及び過去のサービス提供の実績情報を保持する記憶装置と、
サービスの利用希望者による前記チェックリストでのチェック結果を前記利用希望者の端末から取得する処理と、前記チェック結果を前記サービス提供者それぞれの前記評価基準ごとに分解し、前記利用希望者の取引相手としての前記サービス提供者の適否判定を前記サービス提供者ごとに判定する処理と、前記利用希望者の適宜な取引相手として特定されたサービス提供者によるサービスであって、前記利用希望者の端末から得た希望条件に適合する候補サービスのうち、前記利用希望者と類似性のあるサービス利用者グループで重視される事象の属性が基準を満たすものを、前記利用希望者に好適な候補サービスとして特定する処理を実行する演算装置と、
を備えるサービスマッチング支援装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記演算装置は、
サービス提供者それぞれの端末から、当該サービス提供者それぞれにおける取引相手の評価基準の情報を受信し、当該評価基準の情報が示す、評価項目及び評価基準値の情報から、前記サービス提供者全ての評価項目と評価基準値をマージして、評価項目及び評価基準値を網羅した前記チェックリストを生成する処理をさらに実行するものである、
ことを特徴とする請求項1に記載のサービスマッチング支援装置。
【請求項3】
前記演算装置は、
前記実績情報が示す、過去に提供されたサービスと当該サービスの利用者の属性値を、サービス評価用の判定ルールに適用し、前記利用者における前記サービスの適合性評価の結果として、予め定めた評価項目ごとの評価値を特定する処理と、前記特定した評価項目ごとの評価値の類似性に基づいて前記利用者をグルーピングして前記サービス利用者グループを生成する処理をさらに実行するものである、
ことを特徴とする請求項1に記載のサービスマッチング支援装置。
【請求項4】
前記演算装置は、
前記グルーピングにより生成したグループに関して、前記特定した評価項目ごとの評価値を統計処理して、前記評価項目ごとの代表値を決定する処理と、前記評価項目のうち、前記代表値が基準以上のものを前記重視される事象と特定する処理をさらに実行するものである、
ことを特徴とする請求項3に記載のサービスマッチング支援装置。
【請求項5】
前記演算装置は、
前記利用希望者に関して取得済みの情報及び前記候補サービスの情報に基づいて特定可能な評価項目について、当該評価項目に関する前記判定ルールに前記利用希望者に関して取得済みの情報及び前記候補サービスの情報を適用して前記評価値を特定する処理と、前記評価項目に関して特定した評価値と、前記グループそれぞれにおける前記評価項目の代表値とを比較し、両者が一致または一定範囲内にあるグループを、前記類似性のあるサービス利用者グループと特定する処理をさらに実行するものである、
ことを特徴とする請求項4に記載のサービスマッチング支援装置。
【請求項6】
サービスの利用又は提供のいずれかを希望するユーザの間をマッチングさせる情報処理装置が、
サービス提供者それぞれにおける取引相手の評価基準をマージした、取引相手の適否確認用のチェックリストと、前記サービス提供者により提供されるサービスの情報及び過去のサービス提供の実績情報を記憶装置において保持し、
サービスの利用希望者による前記チェックリストでのチェック結果を前記利用希望者の端末から取得する処理と、前記チェック結果を前記サービス提供者それぞれの前記評価基準ごとに分解し、前記利用希望者の取引相手としての前記サービス提供者の適否判定を前記サービス提供者ごとに判定する処理と、前記利用希望者の適宜な取引相手として特定されたサービス提供者によるサービスであって、前記利用希望者の端末から得た希望条件に適合する候補サービスのうち、前記利用希望者と類似性のあるサービス利用者グループで重視される事象の属性が基準を満たすものを、前記利用希望者に好適な候補サービスとして特定する処理、
を実行するサービスマッチング支援方法。
【請求項7】
前記情報処理装置が、
サービス提供者それぞれの端末から、当該サービス提供者それぞれにおける取引相手の評価基準の情報を受信し、当該評価基準の情報が示す、評価項目及び評価基準値の情報から、前記サービス提供者全ての評価項目と評価基準値をマージして、評価項目及び評価基準値を網羅した前記チェックリストを生成する処理をさらに実行する、
ことを特徴とする請求項6に記載のサービスマッチング支援方法。
【請求項8】
前記情報処理装置が、
前記実績情報が示す、過去に提供されたサービスと当該サービスの利用者の属性値を、サービス評価用の判定ルールに適用し、前記利用者における前記サービスの適合性評価の結果として、予め定めた評価項目ごとの評価値を特定する処理と、前記特定した評価項目ごとの評価値の類似性に基づいて前記利用者をグルーピングして前記サービス利用者グループを生成する処理をさらに実行する、
ことを特徴とする請求項6に記載のサービスマッチング支援方法。
【請求項9】
前記情報処理装置が、
前記グルーピングにより生成したグループに関して、前記特定した評価項目ごとの評価値を統計処理して、前記評価項目ごとの代表値を決定する処理と、前記評価項目のうち、前記代表値が基準以上のものを前記重視される事象と特定する処理をさらに実行する、
ことを特徴とする請求項8に記載のサービスマッチング支援方法。
【請求項10】
前記情報処理装置が、
前記利用希望者に関して取得済みの情報及び前記候補サービスの情報に基づいて特定可能な評価項目について、当該評価項目に関する前記判定ルールに前記利用希望者に関して取得済みの情報及び前記候補サービスの情報を適用して前記評価値を特定する処理と、前記評価項目に関して特定した評価値と、前記グループそれぞれにおける前記評価項目の代表値とを比較し、両者が一致または一定範囲内にあるグループを、前記類似性のあるサービス利用者グループと特定する処理をさらに実行する、
ことを特徴とする請求項9に記載のサービスマッチング支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サービスマッチング支援装置及びサービスマッチング支援方法に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、情報通信技術の進展や経済のグローバル化などもあり、様々なサービスや商品が従来の商圏を超えて幅広く取引される状況にある。そうした状況は、国際的なビジネス環境にだけ生じている訳ではなく、国内の地域経済の環境でも同様に沸き起こりつつある。そのため、種々の商品やサービスの取引に関して、幅広い立場の者同士で検討が進められることになる。
そこで、いわゆるビジネスマッチングを支援する技術が提案されている。当該技術としては、例えば、サービス仲介システムがサービス利用者から受け付けるサービス検索要求を、営業目的で有効に利用する技術(特許文献1参照)などが提案されている。
【0003】
この技術は、コンピュータに、複数のサービス検索要求情報を記録手段から読み出す読み出し機能、所定の分類規則にしたがって、前記複数のサービス検索要求情報を複数のカテゴリに分類し、分類結果を示す分類情報を前記記録手段に記録する分類機能、前記記録手段に記録された分類情報に基づいて、所定の抽象化規則にしたがって同一のカテゴリに属するサービス検索要求情報の内容を抽象化した抽象化検索要求情報を作成し、前記記録手段に記録する抽象化機能を実現させるためのサービス仲介プログラムに係るものである。
【0004】
また他にも、連携後の連携先での連携事項の進捗状況を把握可能とし、円滑な連携が可能な医療連携システム(特許文献2参照)が提案されている。このシステムは、管理サーバと、複数の医療施設のそれぞれに設けられる端末装置と、が通信ネットワークを介してデータ送受信可能に接続される医療連携システムにおいて、前記端末装置は、当該端末装置を操作する連携元のユーザに関する連携元情報、連携先の医療施設の端末装置を操作する連携先のユーザに関する連携先情報、連携内容を示す連携内容情報、を含む連携情報を前記管理サーバへ送信する端末制御部を備え、前記管理サーバは、前記連携情報を受信した場合、前記連携情報に含まれる連携先情報が示す連携先のユーザが操作する端末装置に連携依頼ありの通知を行い、当該通知を受けた端末装置から前記連携情報に含まれる連携内容情報に対する返答がある場合には、前記連携元情報が示す連携元のユーザが操作する端末装置に返答ありの通知を行うサーバ制御部と、
を備えること、を特徴とする医療連携システムに係るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-280415号公報
特開2011-198310号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、バイヤーとサプライヤーをマッチングさせる、マッチングプラットフォームにおいては、商材の販売ニーズと導入ニーズに関する各者の情報をプラットフォーム上で集積し、それらニーズが合致する者同士をマッチングさせることが可能である。
一方、そうしたマッチングプラットフォームが成長し、そのユーザや登録情報の数が増大するほど、1つの事案に関するマッチング結果が膨大な数となるケースもある。
【0007】
当該ケースに直面したユーザにおいては、潤沢すぎる選択肢の中から好ましい取引相手を検討し、最終的に契約に至るまでの業務コストが過大となる可能性が高い。
【0008】
また、相応の業務コストをかけて取引相手を決定したとしても、自社または取引相手の属性が所定の取引基準を満たさないことが判明し、契約に至らない可能性も少なからず存在する。当該可能性を極小化するためには、当事者それぞれの財務、経営面の具体的な情報や、対外的には秘匿しておきたい詳細な取引基準等を互いに開示することも考えられるが、それら情報はいずれも機微情報であって、その開示は現実的でない。
【0009】
そこで本発明の目的は、業務コスト及び業務効率を適宜なものに管理しつつ、無駄の無いビジネスマッチングの支援を可能とする技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決する本発明のサービスマッチング支援装置は、サービスの利用又は提供のいずれかを希望するユーザの間をマッチングさせる情報処理装置であって、サービス提供者それぞれにおける取引相手の評価基準をマージした、取引相手の適否確認用のチェックリストと、前記サービス提供者により提供されるサービスの情報及び過去のサービス提供の実績情報を保持する記憶装置と、サービスの利用希望者による前記チェックリストでのチェック結果を前記利用希望者の端末から取得する処理と、前記チェック結果を前記サービス提供者それぞれの前記評価基準ごとに分解し、前記利用希望者の取引相手としての前記サービス提供者の適否判定を前記サービス提供者ごとに判定する処理と、前記利用希望者の適宜な取引相手として特定されたサービス提供者によるサービスであって、前記利用希望者の端末から得た希望条件に適合する候補サービスのうち、前記利用希望者と類似性のあるサービス利用者グループで重視される事象の属性が基準を満たすものを、前記利用希望者に好適な候補サービスとして特定する処理を実行する演算装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のサービスマッチング支援方法は、サービスの利用又は提供のいずれかを希望するユーザの間をマッチングさせる情報処理装置が、サービス提供者それぞれにおける取引相手の評価基準をマージした、取引相手の適否確認用のチェックリストと、前記サービス提供者により提供されるサービスの情報及び過去のサービス提供の実績情報を記憶装置において保持し、サービスの利用希望者による前記チェックリストでのチェック結果を前記利用希望者の端末から取得する処理と、前記チェック結果を前記サービス提供者それぞれの前記評価基準ごとに分解し、前記利用希望者の取引相手としての前記サービス提供者の適否判定を前記サービス提供者ごとに判定する処理と、前記利用希望者の適宜な取引相手として特定されたサービス提供者によるサービスであって、前記利用希望者の端末から得た希望条件に適合する候補サービスのうち、前記利用希望者と類似性のあるサービス利用者グループで重視される事象の属性が基準を満たすものを、前記利用希望者に好適な候補サービスとして特定する処理、を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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