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公開番号2025062215
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171137
出願日2023-10-02
発明の名称洗濯乾燥機
出願人日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類D06F 39/02 20060101AFI20250407BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】洗濯処理液タンク内の洗濯処理液が熱の影響を受けることを抑制することができる洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】筐体と、筐体内に設けられた外槽20と外槽20内に設けられた内槽とを有する洗濯槽と、筐体内で洗濯槽の上部に設けられ、洗濯槽内に自動投入される洗濯処理液が貯留される洗濯処理液タンク401と、筐体内に設けられ、ヒートポンプ方式により空気を乾燥、加熱する送風ファン2、ヒートポンプユニット300と、送風ファン2、ヒートポンプユニット300で乾燥、加熱された空気を洗濯槽内に供給する流路である吐出流路311と、吐出流路311から洗濯槽内に供給された空気を送風ファン2、ヒートポンプユニット300へ戻す流路である戻り流路312と、を備え、洗濯処理液タンク401は筐体の水平方向の一方側に位置し、吐出流路311は筐体の他方側に位置している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体内に設けられた外槽と前記外槽内に設けられた内槽とを有する洗濯槽と、
前記筐体内で前記洗濯槽の上部に設けられ、前記洗濯槽内に投入される洗濯処理液が貯留される洗濯処理液タンクと、
前記筐体内に設けられ、ヒートポンプ方式により空気を乾燥、加熱する乾燥・加熱装置と、
前記乾燥・加熱装置で乾燥、加熱された空気を前記洗濯槽内に供給する流路である吐出流路と、
前記吐出流路から前記洗濯槽内に供給された空気を前記洗濯槽内から前記乾燥・加熱装置へ戻す流路である戻り流路と、を備え、
前記洗濯処理液タンクは前記筐体の水平方向の一方側に位置し、前記吐出流路は前記筐体の他方側に位置していること、を特徴とする洗濯乾燥機。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
筐体と、
前記筐体内に設けられた外槽と前記外槽内に設けられた内槽とを有する洗濯槽と、
前記筐体内で前記洗濯槽の上部に設けられ、前記洗濯槽内に自動投入される洗濯処理液が貯留される洗濯処理液タンクと、
前記筐体内に設けられ、ヒートポンプ方式により空気を乾燥、加熱する乾燥・加熱装置と、
前記乾燥・加熱装置で乾燥、加熱された空気を前記洗濯槽内に供給する流路である吐出流路と、
前記吐出流路から前記洗濯槽内に供給された空気を前記乾燥・加熱装置へ戻す流路である戻り流路と、を備え、
前記洗濯処理液タンクと前記吐出流路との距離は前記洗濯処理液タンクと前記戻り流路との距離よりも長いこと、を特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項3】
前記戻り流路は前記筐体の前記洗濯処理液タンクと水平方向で同じ側に配置されていること、を特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
【請求項4】
前記吐出流路の長さは前記戻り流路の長さよりも長いこと、を特徴とする請求項3に記載の洗濯乾燥機。
【請求項5】
前記乾燥・加熱装置は、前記洗濯槽の下部に配置されていること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の洗濯乾燥機。
【請求項6】
前記乾燥・加熱装置の圧縮機及び送風機が前記洗濯処理液タンクとは前記筐体内において水平方向で反対側に配置されていること、を特徴とする請求項5に記載の洗濯乾燥機。
【請求項7】
前記洗濯処理液タンクと前記乾燥・加熱装置の加熱器との距離は、前記洗濯処理液タンクと前記乾燥・加熱装置の除湿器との距離よりも長いこと、を特徴とする請求項5に記載の洗濯乾燥機。
【請求項8】
前記筐体内の前記洗濯処理液タンクと前記吐出流路との間には、所定のアクチュエータの制御及び駆動を行う回路を収納した収納ケースが設けられていること、を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかの一項に記載の洗濯乾燥機。
【請求項9】
前記収納ケースは、金属を含んで構成されていること、を特徴とする請求項8に記載の洗濯乾燥機。
【請求項10】
前記収納ケース内には、前記乾燥・加熱装置の圧縮機を駆動する回路が収納されていて、
前記洗濯処理液タンクと前記圧縮機を駆動する回路とは互いに水平方向で反対側に位置していること、を特徴とする請求項8に記載の洗濯乾燥機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯乾燥機に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、特開2018-7938号公報(特許文献1)がある。この公報には、「本実施形態の洗濯乾燥機は、水槽と、前記水槽内に配置され衣類が収容される回転槽と、前記水槽内の洗濯水が溜まる位置に設けられ該洗濯水を加熱する温水用ヒータと、循環ファンを含み前記回転槽内に温風を循環供給する乾燥機構と、洗い行程、すすぎ行程、脱水行程を含む洗濯運転、及び、前記乾燥機構による乾燥運転を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗濯運転の後に乾燥運転を行う洗濯乾燥コースの実行が可能に構成されていると共に、前記洗濯乾燥コースにおける前記脱水行程の実行中に、洗濯水を加熱するときの出力よりも低い出力となるように前記温水用ヒータを通電制御する事前加熱動作を実行させる。」と記載されている(要約参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-7938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示の技術は、洗剤、柔軟仕上げ剤等の洗濯処理液が貯留される洗濯処理液タンク内の当該洗濯処理液を熱から守るという観点からは改善の余地があった。
そこで、本発明は、洗濯処理液タンク内の洗濯処理液が熱の影響を受けることを抑制することができる洗濯乾燥機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、筐体と、前記筐体内に設けられた外槽と前記外槽内に設けられた内槽とを有する洗濯槽と、前記筐体内で前記洗濯槽の上部に設けられ、前記洗濯槽内に投入される洗濯処理液が貯留される洗濯処理液タンクと、前記筐体内に設けられ、ヒートポンプ方式により空気を乾燥、加熱する乾燥・加熱装置と、前記乾燥・加熱装置で乾燥、加熱された空気を前記洗濯槽内に供給する流路である吐出流路と、前記吐出流路から前記洗濯槽内に供給された空気を前記洗濯槽内から前記乾燥・加熱装置へ戻す流路である戻り流路と、を備え、前記洗濯処理液タンクは前記筐体の水平方向の一方側に位置し、前記吐出流路は前記筐体の他方側に位置している。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、洗濯処理液タンク内の洗濯処理液が熱の影響を受けることを抑制することができる洗濯乾燥機を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る洗濯乾燥機を示す外観斜視図である。
本実施形態に係る洗濯乾燥機の内部構造を示す右側面の概略断面図である。
本実施形態に係る洗濯乾燥機のヒートポンプユニットの装置構成の概略を示す斜視図である。
本実施形態に係る洗濯乾燥機の筐体内の各部材の配置を示す背面図である。
本実施形態に係る洗濯乾燥機の筐体内における機器の斜視図である。
本実施形態に係る洗濯乾燥機のヒートポンプユニットにおける空気流路部分の縦断面図である。
本実施形態に係る洗濯乾燥機のヒートポンプユニットの筐体の一部を切り欠いて内部を示した図である。
本実施形態に係る洗濯乾燥機の収納ケースの分解斜視図である。
本実施形態に係る洗濯乾燥機の収納ケースに収納されている基板の平面図である。
本実施形態に係る洗濯乾燥機の各部材の筐体内における配置を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下に言及する各図面では、適宜、上下、前後、左右の方向を矢印で示しているが、これは便宜上のものであり、本発明を限定するものではない。
【0009】
図1は、本実施形態に係る洗濯乾燥機を示す外観斜視図である。図2は、本実施形態に係る洗濯乾燥機の内部構造を示す右側面の概略断面図である。図1に示すように、洗濯乾燥機100は、ドラム式の洗濯乾燥機の例であり、ベース1hの上部に、主に鋼板と樹脂成形品で作られた側板1a及び補強材(図示せず)を組み合わせて骨格を構成し、さらにその上に前面カバー1c、上面カバー1eを取り付けることで筐体1を構成している。前面カバー1cには、洗濯物30(図2参照)を出し入れするドア9が設けられている。なお、洗濯乾燥機100を縦型の洗濯乾燥機として構成してもよい。
【0010】
図2に示すように、筐体1の内部には外槽20が設けられている。外槽20は、下部が複数個のサスペンション5aにより支持され、上部がバネ5bにより吊られている。また、外槽20の内側にある回転ドラム29(内槽)には、ドア9を開けて洗濯物30が投入される。外槽20と回転ドラム29(内槽)とを主たる構成部品として洗濯槽を構成する。また、回転ドラム29の開口部の外周には、脱水時の洗濯物30のアンバランスによる振動を低減するための流体バランサ31が設けられている。また、回転ドラム29の内側には洗濯物30を掻き上げる複数個のリフタ33が設けられている。また、回転ドラム29は、回転ドラム用の金属製フランジ34に連結された主軸35を介してドラム駆動用のモータM10に直結されている。なお、回転ドラム29を駆動させる機構は、主軸35に固定されたプーリと外槽20に固定したモータとをベルトを介して連結させてドラムを駆動させるいわゆるベルト駆動の構成でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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